弾き語りはまず何から始めるべきか

なかなか見通しが尽きにくいご時世ではありますが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。

今日は歌というよりは、楽器演奏の話が中心かもしれません。特に、これから始めたいという未経験者の方にフォーカスを当てます。


よくレッスンをしていると、今から始めても、という台詞を聞くことが多々あります。
確かに、今まで私がお会いした、あるいは見聞きしたミュージシャンの多くは、小さい頃から楽器を触っていたり、音楽を聴いていたりする傾向にあるような印象はあります。

ですが、私自身も20歳を過ぎてから本格的に楽器演奏は学習しましたし、作詞作曲、DTMも20代半ばから始めました。
当然、もっと歴が長い方がたくさんいらっしゃる中で、ボーカルの私が楽器演奏について言及出来ることは、正直少ない方だと認識しています。
が、ここで強く申し上げたいのは、自分の思う美しい演奏を求めること、そして、今の自分をアピールするために必要な技術を習得するのに、始める年齢や歴は関係ないということです。

ただし、当然ながら、弾き語りを形にするのに必要なことは少なくありません。
むしろ、何をもってゴールとするのかも見出しにくく、歌同様に、やればやるほど必要項目は増え、永遠に追い求めてしまうものだと気づかされるばかりです。

今回は、まずどこから始めるべきかに焦点を当てていきたいと思います。
音楽理論からやるのか、はたまたハノンや運指運動、リズムについて、あるいは、曲をたくさん聴く、たくさんコピーする。
当然、人によって分かれるところだと思いますので、ここからはあくまでSidewaysの方針であるとお考え下さい。

上記のどれでもなく、まず、どんな弾き語りをしたいのかを明確にすることを重要視します。

もちろん楽器に触ったことがなければ、明確に、というのは難しいかと思いますが、分かる範囲や、自分の何となくのイメージから、まず一旦向かうべきゴールとロードマップを設定します。

もしかすると、この記事をご覧の方が求めていた答えとは、だいぶ違っているかもしれません。あるいは、そんなことは当たり前だとお思いかもしれません。

しかし、意外とこれを怠ったまま進めている方が多く見受けられます。
Sidewaysではどのレッスンにおいても、こうした目的の明確化は、第一に重要な部分だと考えています。

何事も、まずどうなりたいかがあって、初めてどうすべきかが生まれます。

上手くなりたい、弾けるようになりたい、そのためにはどうすべきか。

ではなく、

この曲のピアノを弾きたい、誰々みたいに弾けるようになるには。そこから初めて、その人の状態に合ったオリジナルのレッスン内容が構築されるはずです。


「どうしたらいいですか、から入るのでなく、どうなりたいのか、から入る癖をつける。」

ぜひレッスンを受ける前に、自分はどんな音楽が好きで、どんな演奏をしたくて、どんなアーティストになりたくて、そのあたりを今一度、しっかりと自身に問いただしてみることをお勧め致します。

また、何がしたいか分からないという方も多くいらっしゃるかと思います。そんな方には別途で記事をあげたいと思いますので、ぜひ引き続きMagazineをCheckしてみてください。


ご興味ある方は、ぜひ以下のSideways StudioのWeb SiteをCheckしてみてください。

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