音楽へのモチベーションが下がってしまったら？
皆さんは、音楽の情熱やモチベーションが下がってしまったことはありませんか？
僕は小さいのを含めればキリがありませんし、一度辞めてしまおうかと本気で悩んだときも一度あります。
中には、三度の飯より音楽がずっと好きなまま生きて来れてる方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、多くの方は、音楽のレッスンや練習をすればするほど、段々と気づいてしまうときがあります。
「歌い始めた頃が一番楽しかった。」
「まだギターレッスンに通ってなくて、家でエアギターしてたときが一番燃えてた。」
僕自身もそう思います。
今も音楽自体はもちろん好きですし、家でレコードを聴く時間、好きな楽曲を練習する時間、自画自賛したくなるような名曲が作れたと思えた瞬間。(翌日には駄作になってしまっていることも多々ですが。)
どれも、いまだにとても愛おしい時間ではありますが、歌そのものに対して、あの最初の頃以上の情熱が燃えているかと聞かれれば、答えは『No』と言わざるを得ません。
これはイチローさんも引退会見の時に似たようなことを言っていましたね。
草野球をやっていたころの喜びを追いかけて、大リーグにまで行ってもそれは手に入らなかったと。
考えてみれば、それはそのはず。一日中疲れ知らずで遊ぶ子供だって、同じオモチャだけで遊ぶのはさすがにそのうち飽きます。
つまり、自分の中でマンネリズム化してしまうと、それ以降に目的を持たずにそれを続けるのは、ただの苦行になってしまいがちなのです。
よくこの苦行に耐えればきっと光が、、などと聞きますが、それは正しい手段や方法になっていればの話であり、例えば北海道に行きたいのに、根拠もなく西にばっかり歩き続けても、ゴールは愚か、光など見えるはずありません。
もちろん反復練習をすることはとても大切ですが、今回はモチベーションに関する話なので、そこは割愛します。
やはり、何か自分の中に新鮮味を常に持ち続けなければなりません。
新たな挑戦、新たな出会い、新たな制作、新たな企画。
実は割と答えは簡単で、今まで自分がやったことないことをやればいいだけなのです。
今の部屋ではもう十分に遊び尽くして、もうこれ以上進展が無さそうと思うので、モチベーションが落ちてくるという場合がほとんどだと思うので、ドアを開けて次の部屋に行けば、また新たな世界やときめきが待っています。
しかし、問題はこのドアを開けるのに、かなり勇気がいるということです。そして、それが多くの人の足を竦ませてしまっている原因かなと思います。
少なくとも、今まで僕がお会いした、モチベーションが下がってしまった生徒さんにはそうした方が多く、じゃあこうしてみれば？と提案をしても、これまた根拠のない不安に駆られたり、何かと出来ない理由を探してきては結局やらない方がほとんどでした。
確かに、何事にもリスクがないわけではないと思うので、十分なリスクヘッジはそうした決断をする際にはとても重要かと思います。
しかし、進まなければ今と変わらないこともまた事実なので、今に満足してるならまだしも、それでダラダラと現状を嘆き、モチベーションは更に下がり、どんどんネガティブな方に進んでいくというのは、果たして音楽を始めたばかりのあなたが求めていた姿でしょうか。
少なくとも、何かハードルが高いと感じるならば、どのハードルなら飛べそうかを模索して、どんどん挑戦していくべきかと考えます。
ぜひこのSidewaysで、一緒に新たな模索、そして挑戦をして、どんどん音楽の火を燃やしていきましょう。
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