より歌のクオリティーを高めるために。
レッスンをしていく中で、歌のクオリティーとは何かを考えたときに、そのひとつとして、まず何度歌っても同じクオリティーを継続できる力というのがあげられるかなと思います。
海外などでは、歌うたびにフレーズもニュアンスさえも変わってしまうのをよく聞きます。
たしかにそのときにしかない想いとイメージで一発入魂するのも非常に大切なことですよね。
しかし、歌を上達する、クオリティーをあげていくという点においては、ある程度同じ内容を提供しつづけられるということ。
どこかのラーメン屋が入るたびに毎回味が変わるなど、あってはならないことですよね。
その練習方法として、オンラインレッスンではDAWを用います。
作曲編曲などでよくある、ダブルで録るというやつですね。それを練習の一つとして行います。
最近はミックス時にプラグインや、あるいは位置を微妙にずらしてダブルにするのがほとんどかなと思いますが、ボーカルからしてみると、さっき歌ったのと同じように歌を被せられることは非常に大切かなと思っております。
そして、その基準があるからこそ、次にそこからニュアンスに変化をつけたり、アレンジも効いていくのだと考えます。
型がしっかりしているからこそ、それを破ることが出来るということですね。
以前、どこかの落語の師匠が型が出来ずして、それを破るのはただのカタナシだという言葉を聞いたことがありますが、まさしくおっしゃる通りかなと思います。
例えば、ジャズコーラスで"Lambert,Hendriks & Ross"というユニットがCount Baise楽団の完コピをしているアルバムがあります。
原曲ボーカルのJoe Williamsの歌はおろか、ホーンセクションのフレーズまで、歌詞をつけた上で、これでもかと言わんばかりの完全なるコピーをしています。
Everyday / Lambert, Hendriks & Ross
https://youtu.be/kYv_CFf7_zY
こんなことをしろなどということ話ではなく、ポイントは、名だたるアーティスト達が、いかに原曲を研究しているかという点です。
音楽をよく聴き、そしてそれをなぞる事はとても大切です。
まずは自身の歌った歌においてさえ、それが出来なければ、他人の歌では言わずもがなですよね。
ぜひDAWなどを活用して、自身の歌を研究し、クオリティー向上へと繋げていきましょう。
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レッスンにご興味ある方は、ぜひ以下のSideways StudioのWeb Siteより、またはsideways6823@gmail.comよりお問い合わせください。
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