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書き散らし・TOKYO DRIFT

なんで妻夫木聡だったんや。

プラネタリウム

 ケータイ電源切って下さい座。

 先日、プラネタリウムを観た。人生初プラネタリウム。初プラ。良く行くお店の常連さん方でキャンプを企画していたが、どうも天気が怪しいぞという事で延期になり、しかし皆空いてるなら何かしようじゃないかという事で開催されたプラネタリウム会。最初に案を聞いた時に「えっ、プラネタリウム?大人だらけなのに?」とは思った。だってプラネタリウムって子供の楽しみって感じじゃない?場所も児童館だし。あと正直楽しくなさそう。寝そう。でも話を聞くとどうやら良い物ではあるらしい。ならば体験してみようプラネタリウム。ちなみに色々上映プログラムが用意されているようで、僕たちが観る時間の回は「うんこドリル ザ・プラネタリウム」だった。子供の楽しみじゃねぇか。

 当日、近所のコンビニまで仲が良い常連のMさんが車で迎えに来てくれた。イカツイ車の助手席を開けるとグラサン姿のMさん。ちょっとウケる。いや、似合ってるんですけど、不意打ちだったもんで、スンマセン。その後3名の参加者をピックし、児童館へ。別動隊と合流した後、上映時間まで数分あったので2階の展示コーナーを見て回る事になった。超強力磁石や動く太陽系の模型、声が聞こえる距離に置かれたテレビ電話などなど、良い意味で昭和のスメルが漂う展示物たち。自転車を漕いで発電し、ミニチュアを走らせるレースでI君と対決したが、振り向くとオーディエンスは1人だけだった。もっと興味を持ってくれ、対決に。

 上映時刻になったのでプラネタリウムへ。冷房が効いていて涼しい。座席に座るとひじ掛けのレバーに気付いた。左のレバーを引くと、左隣のI君が視界から消えた。あ、これ左の人のリクライニングか。I君が「これ自動で倒れるヤツ?」なんて混乱していたが、何となく黙っておいた。上映が始まる。2部構成になっているようで、まずは夏の星座の説明からスタート。星々をつないだ線の上に星座の絵が浮き上がるたび、「絶対こじ付けだよなこの絵」なんて事を考えていると1部が終わった。次はうんこドリルだ。よし、寝てやろうかな。

 半球のスクリーン、その中央下部に映像が投影され始める。いや、普通に映像なんかい。じゃあ映画館でやれ。内容は曜日の「月火水木金土日」になぞらえて太陽系の惑星をうんこで紹介するものだった。「月」や「火」にまつわるうんこ例文からその漢字の書き順、熟語の紹介。いや子供向けでも小学校低学年向けじゃねぇか。平均年齢およそ35歳の集団には楽しめんって。あ。I君寝てるし、イビキが聞こえるし。起こしてやろうかな。「一緒にうんこ見よう」って。すげぇワードじゃん。

 終わった後の解放感は凄かった。全てが輝いて見えた。うんこを観た後は世界が輝く。うんこ素晴らしいな。うんこ凄いので皆さんもぜひ、お近くのプラネタリウムへ。きっと想像通りのうんこですよ。ふふふ。

氷責め

雪山登山、失敗。 

 仕事終わりに友人から連絡が来た。「私のお盆休み何も無いまま終わらせるのは嫌なのでこの後皆でかき氷を食べに行こう」と。夜9時にか。しかも寒い夏の日にか。まぁ良いだろう。そのお店は以前から気になっていたし。という事で食べました。かき氷。

 友人の1人が車で家まで迎えに来てくれることになった。夜8時半頃。車を出さなくても良い事が決まった時点で脳内会議にて飲酒が決議された為、ほろ酔い状態で集合場所に向かう。当方良いビールを3缶飲んでいます。合流後、誰もお店の詳しい場所が分からない5人を乗せて軽自動車が走り出す。本来の曲がり角をスルーした&僕の膀胱が限界だったのでコンビニへ。出した分の水分補給でチューハイをゲット。飲酒が採決されたから仕方ない。仕方ないね。

 こんな感じのお店。随所にトーベヤンソンのキャラクターが鎮座している。右端のクタッとしたムーミン、かわいいですね。テラス席から建物の2階に入れるようになっていて、若い女性客がおひとり様でかき氷を崩していた。5人それぞれオーダーを済ませてテラス席に座る。僕がオーダーしたのはカボチャのかき氷。上の写真。カボチャのペーストを内包したかき氷の上からカボチャのシロップとペースト。その上から生クリーム。かき氷と言えば縁日のアイツだったほろ酔いの僕からすると、「かき氷にクリーム?これかき氷にしなくても氷抜いてカボチャのデザートとして出したら良くない?」とは思ったが、その「SNSに写真を上げてください!」と言わんばかりのビジュアルに女性陣はテンションが上がっていたので、とりあえず黙って撮影が終わるのを待った。

 一口食べる。おいしい。(寒い)予想に反してクリームは甘さが抑えられていて、ちゃんとカボチャを味わえるかき氷だ。(寒い)ペーストも滑らか。ねっとりと穏やかな甘さを舌に伝える。(寒いな)氷自体は最近のフワフワ系でなく、ノーマルなシャリシャリ系。山を崩さぬようスプーンを入れるのに苦心した。(うーん寒い)ひとすくいごとに氷がホロホロ崩れ落ちてしまう。(いや寒い)そうか、だからこんなにお盆が大きいのか。(寒い無理)そういえば先程の女性客もお盆をビチャビチャにしていた。いや、もったいねぇな。(あと寒いな)コレ器が小せぇって。変えなって。デカくしなって。器大きくすれば崩れなくない?(寒くない?)カレー皿とかが良いと思うよ、サイズ的に。(暖かいスープとかメニューに置いたらいいと思うよ、寒いから)

 案の定、僕を含めかき氷を頼んだ4人中3人完食はできず、ただ一人自分のかき氷を食べ切ったS君に残りが全て回っていった。溶けてしまった色とりどりのかき氷を飲み干すS君。おいしい物を食べているはずなのに苦悶の表情。不思議ですね。こりゃお腹下すなコイツ。後であったかい物買ってやろ。

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