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コンプラなんて関係ないね『帰ってきたあぶない刑事』鑑賞記

バブル華やかなりし頃、
トレンチコートをひるがえして、
横浜の街を闊歩していた
タカ(舘ひろし)とユージ(柴田恭兵)。

噂のふたりが令和に帰ってきた!

リアル年齢、
ふたりあわせてなんと146歳!

アラカンしばじゅんのみならず、
高齢化社会・日本の星だ。

バブル世代&横浜市民としては
見逃すわけにはいかない。

初日にさっそく劇場へ。


渋さも、お茶目さも、パワーアップ!

歳を重ねて、さらに渋さ”ましまし”の
タカとユージ。

絶妙なコンビネーションは
健在どころかさらにパワーアップ!

タカのダンディズムに磨きがかかり、
ユージのジョークもキレッキレ。

ふたりの掛け合いを見ているだけで、
思わず笑顔になってしまう。

もちろんアクションもハンパない!

この令和の時代にありえないほど、
拳銃は撃ちまくるし、車も破壊!

トオル(仲村トオル)は
部下に「お茶ふたつ持ってきて~」
って堂々と頼んじゃうし。

ドラマ『不適切にもほどがある!』
じゃないけど、
コンプライアンスなんて
「関係ないね」(柴田恭兵風・笑)

変わらぬ友情と、新たな挑戦

デジタル全盛の現代、
アナログ刑事のふたりはどう戦うのか?

スマホ片手に捜査するユージ、
ちょっとぎこちないけど、
それがまたかわいい。

タカは相変わらず
データなんてどこ吹く風!

勘と経験で事件を解決していく。

この対比が絶妙。

そして、なによりふたりの変わらぬ友情。

何があっても、お互いを信じ、助け合う。
アラカンしばじゅんは何度もうるうるっ…

『帰ってきた あぶない刑事』、
ただのノスタルジックな映画じゃない。

笑いあり、涙あり、アクションあり、
令和最高のエンターテインメントだ。

夜の回の鑑賞を終え、
みなとみらいにある劇場の外へ。

眼の前に輝くのは…
暗闇に浮かぶベイブリッジ。

いったい今は何年?
本当に令和なのか…

スクリーンと現実がシンクロして、
しばじゅんの涙腺がついに…

ベイブリッジが
涙でにじんで見えた。


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