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上野駿介の2020年を振り返ってみた。


2020年がもう終わりますね。本当にあっという間でした。
自分がもう春から大学生なんて信じられません。
「高校3年間はあっという間だよ〜、後悔しないようにね」
と言われていた中学三年生の卒業式がつい昨日のように感じます。

改めてこの1年間を振り返ってみて、本当に刺激的で楽しい思い出がいっぱいの1年間だったなと思いました。
そんな楽しい1年間は「アフリカ」「最高の出会い」この2つ無しには語れません。

なぜ「アフリカ」なのかはこの記事より!

では早速時系列にいくつかの項目に分けて振り返ってみます。

1.アフリカにガチで恋した

ガチ恋でした。
2019年夏。ある方の紹介で出会ったのですが、気づけばもうアフリカしか見ていませんでした。
一つのことに興味を持ち始めると、とことん突き詰めてしまう性格が表れましたね。

2019年までは、「アフリカ」に少し興味があるけど、好きまではいかない。少し気になっている程度の関係でしたが、2020年はその心境に変化がありました。

心境の変化は「アフリカを身近に感じた」ことによって引き起こされたなと思っています。
↑の記事にもあるように、2019年12月にイベントを開催し、自分自身も知らないアフリカを知ったことで

アフリカって、一体何なんだ?
奥深いというか、全然答えが見つからないし、実はすごく面白いところなのではないか?

そんな仮説を考え始めました。
単純に自分の好奇心が「知っても知っても知り尽くせない」というアフリカの深さに惹かれていったのかなと思います。

少し話が脱線しますが、恋について真剣に考えてみようと思います。
舟を編むの「大渡海」における恋の語釈は以下の通りです。

「ある人を好きになってしまい、寝ても覚めてもその人が頭から離れず、他のことが手につかなくなり、身悶えしたくなるような心の状態。成功すれば、天にものぼる気持ちになる」

確かに、人に対して抱く恋心が叶うとめちゃくちゃ嬉しくて、天にものぼる気持ちになるけど、アフリカに一方的に恋した自分はどうだろう。

アフリカを好きになってしまい、寝ても覚めてもアフリカが頭から離れず、他のことが手につかなくなり、身悶えしたくなるような心の状態。成功すれば、天にものぼる気持ちになる」

アフリカを当てはめるとこうなりました。世間一般的にみると「おかしい」部類に当てはめられる気がします。でも、実際こんな感じで生活していたなと思うので、自分はおかしいのかもしれません。

ここでいう「恋の成功」を「その人(アフリカ)のことを知り尽くすことができた瞬間」だと定義してみます。なので、まだまだ恋の途中です。
来年も引き続きアフリカに取り憑かれた「大学生」として知のフロンティアを開拓していきたいなと思います。


2.アフリカの魅力を伝える団体を立ち上げた

アフ高を立ち上げました。

前述のイベント後に、このイベントをもっと開催して高校生がアフリカの魅力を知る場所をもっと増やしていきたいなという信念が芽生えたことが大きいです。

何といっても、JKバックパッカー金山葉織との出会いが大きかった。
最初はイベントを一緒に開催するために繋がり、浅い仲でしたが、彼女から受けた刺激はもうすごかった。自分も何かやらなければと思うくらい、自分が今までみていた景色が狭い。なんてちっぽけな世界を生きていたんだ。最初は結構自分の今までの生活に失望していました。特に同い年でここまで「好き」を突き詰められている人を見たのが初めてだったので、単に「羨ましかった」です。数ある出会いの中でも、この出会いは更に自分をアフリカにも、それ以外の面でも成長させるきっかけとなったのではないかと考えています。

そして、アフ高でもう一度オフラインイベントを開催しよう!そう意気込み、会場とも日程調整を始めていたところで発令された「全校一斉休校」「緊急事態宣言」。正直、これから何をするべきなのか。すごく悩みました。

そんな時の団体MTGで出た意見。

「切り替えてオンラインイベントをやろう」

当時(3月の初め)日本には全くといっていいほど「オンラインイベント」のブームは来ていませんでした。まず、何をやればいいのか。Zoom?LINEのビデオ通話?Skype?使うアプリさえ正解が分かりませんでした。
そんな手探りからのイベントスタート。

結果、3月11日〜4月2日まで毎日イベントを開催しました。

登壇してくださった皆さん。本当にありがとうございました。
詳しい内容等はこちらより↓

アフ高の今後はどうするの?
最近多くの方に聞かれます。

後日、しっかりとご報告させていただきます!


3.カンボジアに手洗い場を支援した

認定NPO法人あおぞら代表、葉田甲太さんとあるオンラインイベントで出会いました。

それまでは、自分にとって本当に雲の上の存在。もう手は届かないはるか上の人でした。本当に、まさか出会えるとは思っていませんでした。(オンラインで繋がれる現代に感謝)

この時、カンボジアの都市部から離れた場所にある小学校で「あたりまえ」とされていることが、自分の「あたりまえ」と違った時、初めてこの世の中の不条理さがはっきりと自分の前に突きつけられました。

子供たちが使う「水」ひとつにおいても、日本とカンボジアにここまでの差があるとは思わなかった。そこに目を向けていなかった自分が居ました。アフリカに関わり始めた私は、暗いことを見たくなかったのかもしれません。

葉田さんや、あおぞらメンバーの皆さんと共に、クラウドファンディングの準備を始め、いち早く現地への支援をできるようにと体制を整えていきました。

特に、自分自身も目を向けていなかったカンボジア。それ以外の国や地域にも起きているこの状況を、多くの人に「つたえる」ことを一番の目的にしていました。特に、オンラインスタディツアーをリターンとして盛り込んで、支援して終わる従来のクラウドファンディングに、問題への「関心」を「探求」する場をつくりました。

これまでは、遠く離れた場で自分とは関係のない人が困っている。国連のポスターを見たときに少しだけモヤモヤを感じるだけで終わっていた「国際協力」という分野。でも、葉田さんはなんでここまでするんだろう。正直、何が突き動かすのかが分からなかった。けど、一緒に関わる中で、ちょっと分かった気がする。そして、自分の考え方も変わった気がする。いや、変わった。

葉田さんは生きる人生の教科書みたいなものなので、ちょっと話しただけでも、相当の学びが得れます。大量の情報が、豊富な経験から導き出されます。なので、すごく表面的にしかここには書きません。

多くの国で支援を必要としている人が居る。そして、支援に携わる人も居る。自分には何ができるのか。ほんとうにちっぽけな力で、世界は変わるのか。この経験で少しだけ成長できたと思います。

今、あおぞらはパレスチナで新たな支援活動を行っています。
もし、お時間のある方はこのページもご覧いただけると有難いです。


4.西武池袋百貨店でイベントをした

All About Africa管理人の稲川雅也さんとの縁で、一般社団法人Life is Roseが主催するイベント「五感で旅する世界旅行」のパーソナリティを務めさせて頂きました。

1日自分が好きにしていいよ。と言われたので、絶対に面白い日にしてやる!と意気込み、キャスティングとコンテンツ制作に力を入れました。

トリノオリンピックに出場経験のある成田童夢さん、京都芸術大学副学長の本間正人さん、株式会社/一般社団法人PIRIKA代表の小嶌不二夫さん、ガーナのチョコレート工場長田口愛さん、アフリカ54カ国を制覇するコジマ先生。

5人の各分野のスペシャリストをお呼びし、1日のタイムテーブルも決定されました。コロナ禍であることが影響して、オフラインでの観覧の制限が強いられ、本当に難しい中での開催でしたが、西武池袋百貨店さん、Life is Roseの皆さんの協力の甲斐があり、無事開催することができました。

特に、1日で3人の大人と1時間ずつトークセッションを組むという経験が新鮮で、何を引き出そうか。迷いながらも登壇者の内面を引き出す楽しさを実感しました。改めて、質問をする力って大事だなと感じました。

ご登壇してくださった5名の方、お手伝いに来てくれたみんな、そしてこのイベントに裏方として携わってくださった皆さん。
本当に素敵な機会をありがとうございました!!


5. 1年を総括

1年間、アフリカに導かれて、たくさんの出会いに恵まれ、今があります。
出会ってくれた皆さんに本当に感謝しています。ありがとうございました!

たくさんの小さな成功や失敗を積み重ねて、段々と成長することができている。でも、尊敬する方々の足元にも及ばない自分の存在。そのギャップに悩まされながらも、日々過ごしています。

これから、何をしようか。
来年1年間はどんな1年間にしようか。
ワクワクがいっぱいです。

大きな希望を抱き、これにて今年1年間を総括させていただきます。


【ここには書けなかった振り返り】

アフ高も、国際開発ジャーナル社さんの発行する『国際協力キャリアガイド』に掲載され、今までの活動が取り上げられました。こうして取り上げてくださり、嬉しい限りです。


また、HONDAが主催する『The Power of Teen』でも登壇し、自分のアフリカに対して抱く思いを世界中に伝えました。3月末に、HondaJetに乗れるらしいので、すごく楽しみにしています。





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