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我が家のラーメンシステム。

しばらく、夫の実家に帰省しています。

3年ぶりの帰省。

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まだ雪が残っていました。千葉の春の気温とはやはり違います。


今日は山形県で1番と言われるラーメン屋さん
琴平荘(こんぴらそう)へ。


日本海に面し、夏は宿場として賑わい
閑散期に始めたラーメンが大人気に。


その人気ぶりは
朝8時半から整理券が配られるほどだそう。


私が行ったのはオープンした11時過ぎで、
もう76組目。


ゆっくり日本海の浜で過ごして待ち、
いただいてきました。

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うん。
今まで食べたラーメンで
1番美味しかったかも。

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これ!っていう
パンチがあるわけじゃないんだけど
全てのバランスがすばらしく良かった。


主張なき調和の味。


滑らかにとどまることなく食べ終えられる
後味になんの嫌味もなく、ただただ、美味しい。


食べ終わってからも

美味しかったなぁ

地味に滋味がしずかに広がる。


インパクトもパンチもない
でも、染み渡る口福。
また、食べたいと思う。


幸せとは、きっとこれ。

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チャーシューと煮卵が好きな私は
トッピングはするけど
量が食べられず
麺のほとんどが
食いしん坊の夫のもとへ行き

麺が大好きだけど
具にあまり興味はない次女のチャーシューを
私が譲り受け

メンマが大好きな長女が
次女のメンマを引き受ける

みんなの好きと好きじゃないが
見事に循環する
我が家のラーメンシステムにより
本日もみなそれぞれに、満足。笑

しかし、本日の煮卵は素晴らしかったー。

味の染み方
食べた時にとろりと溢れ出す黄身のとろみ
素晴らしく完璧。

美味しくて嬉しくて、思わず歓喜。
卵好きにはたまらない芸術性でした。


印象に残るインパクトを与えれば、その一瞬の「うめぇ!」を残すのは簡単だけど

インパクトは何もないけれど、

食べ終わってなお、美味しかったなぁ、そんなじんわりとした感動が静かに静かに体に染み入るような美味しさは

実はとてつもないこだわりや手間を掛けているのだろうと思う。

丁寧に、そして優しく、仕込まれているのだろうな、と。


1時半頃にはすでに整理券の番号は120番を超えていた今日。

時間と心にゆとりがなければ、ゆっくりと待つことは叶わない、

そんなお店だからこそ、また行きたい。

待つその時間さえも愛しめるような心持ちで。


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娘がかなりの器用さで石を積んでいました。

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よき思い出となった、今日。

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