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2022年石垣島トライアスロン(4月17日)

戻ってきました、石垣島トライアスロン。出場は2回目。
前回出場したのは2019年の大会で、これを最後にトライアスロンも出ていなかったので、トライアスロン自体が実に3年ぶりということになった。晴天とはいかなかったけれど雨が降らない程度の曇り空で、レースをするには最適な気候だったように思う。

実はこの3年の間にコロナも重なって体重が5kgも増えた。運動習慣を強制的に作るためにもトライアスロン出場はとても上手く機能して、5ヶ月かけて5kg落とすことができた。トライアスロンに申し込むと、参加費やら旅費やらで軽く10万円くらいはかかるので、サンクコストバイアスが強力に働く。運動せざるを得ない環境を作りたい人におすすめだ。

スイム

色んな大会に出場してきたけれど、石垣島の海はトップクラスに美しい。水が透き通っていて海底の珊瑚がとてもよく見える(落ち着いて見ている余裕はないのだけれども)。石垣島の海で泳げるということだけでも出場する意味があると思う。しかも、スイム会場は人工ビーチになっていて、波が起きないのでとても泳ぎやすい。

スイムは750mを2周するコース。
今回、自前のウェットスーツを購入してみたのだけれど、少しサイズが小さかったのか序盤から腕が回しにくくて辛かった。この窮屈さがずっと続くのかと考えたら地獄すぎて本当に心が折れかけた。。(ほんとに棄権したいと思うレベルだった)一度心を無にし、自分が手と足だけを回転させる機械だと思い込んで動かしていると、徐々に窮屈さが和らいでなんとかなった。1.5km進むまで手と足を動かすだけというとてもシンプルなお仕事なのに、感情が入った途端に難易度がレベチになるんだから人間とは難しいものだ。ウェットスーツは丁度いいサイズのものを買ったのだが、ワンサイズかツーサイズ上のものを買った方がいいのだと思う。

結果、30分ちょっとかかってスイム終了。スイムは依然として30分の壁が高い。水泳は週2~3回くらい練習していたのだけれど一定のところから中々速くならない。体力や筋力と言う話ではなく、泳ぎ方を一度見直さないとタイムを上げられないのかもしれない。

バイク

バイクはほとんど練習できていなかったので(いや、時間はあったがやらなかったという方が正しい)、年を重ねたことによる体力と筋力の衰えを感じた。コースは石垣島をぐるっと1周するコースで、海沿、繁華街、放牧地帯と場所によって景色が変わる。島の雰囲気を感じ取ることができるので飽きることがない。それでいて、トライアスロンが島をあげてのイベントであるため(空港でも大きな旗が掲げられていた)、山道で地元の人がたくさん応援してくれる。応援の力はなぜあれほどに偉大なのだろうか。アップダウンはありながらも適度なペースで進みランへ。

ラン

ランは前回出場時とコースが違っていた。前回は繁華街の中を2周するコースだったのだが、恐らくコロナの影響でスイム会場の小さな人工島の中を2周するコースに変わっていた。いずれにしても平坦な道のりなので走りやすい。

いつもはバイクを終了すると大腿四頭筋が悲鳴をあげて足が上がらなくなっているのだが、今回はバイクで多少の余力を残したからか足が意外と軽い。これほど軽いのは初めての体験だった。おかげでランのタイムは53分台と前回よりも速かった。けれど、バイクのタイムが落ちすぎたせいで、トータルのタイムも悪くなっていたので、各種目を全力でやり切るというのがやはり自己ベストを狙っていく上では重要なのだろう。

普段であればゴール直前の通りには大勢の観客がいて応援をしてくれるので、とても気持ちよくゴールができるのだけれど、今回は入場規制がかかっていて選手と関係者以外立ち入り禁止になっていた。とはいえ、やはりゴールした時の達成感はこの上ない。これは一種の中毒みたいなもので、レース前とゴールする時に分泌されるアドレナリンのためにやっていると言っても過言ではない。

やってよかったこと

今回のトライアスロンで個人的にやってみて良かったTipsをメモとして残しておく。

自前のウェットスーツ購入

これまでずっとウェットスーツはレンタルしていたのだけれど、長い人生今後もどうせ出るだろうということで自前のウェットスーツを購入してみることにした。購入費は3万円くらい。1回レンタルするのに5千円程かかるので(返却時の送料入れるともう少しかかる)、単純計算で6回レースに出れば元は取れる計算だ。

とはいえ、コスト面以上に精神衛生上自前のウェットスーツを持っているのはとても良い。レース直前になるとどのレンタルショップもウェットスーツのレンタルが品切れになるので、探す手間がとてもかかる。さらに、毎回異なるウェットスーツになるのでサイズや着心地がフィットするか不安に駆られる。もちろん、借りたり返却の手続きもある。こういった手間を考えると自前のウェットスーツはコスパがいいと感じる。

ただし、スイムパートでも書いたとおり少し窮屈に感じてしまった。購入する時はサイズ感が何よりも重要になるので、少し高くついてもオーダーメイドを作成してもらうか、店舗に行ってプロに採寸してもらうくらいはやった方が結果的にプラスになると思う。これは反省点。

ワセリンを塗る

スイムの時にウェットスーツで首や脇周りが擦れてヒリヒリすることがあったのだけれど、レース前にワセリンを塗りたくったおかげで今回は擦れることがなかった。首元が擦れてヒリヒリすると、地味に気になってレース中にテンションが落ちてしまうのでこれが改善されたのは嬉しい。次回からも必須アイテムとしたい。

バイクはレンタル

前回出場した時も同じなのだけれど、今回もバイクは石垣島の自転車屋でレンタルした。このUXはとても良い。近場のレースなら車で運ぶことができるのだけれど、飛行機移動となるとそうもいかない。

タイム狙いの人や自分のバイクをガッツリカスタマイズしたいというガチ勢の人を除いてレンタルで十分なのではないかと思う。輸送コストや輸送するに当たっての精神力(輸送手続きや受け取りの手間など)を考えるとコスパは良い。レンタル料金は1万円程なので、自前の自転車を輸送するよりは安いはず。

今回のトライアスロンでは、レースの高揚感や非日常感を久しぶりに得ることができた。コロナも落ち着いてきたので、年に2レースくらいは出たいなと思っている。運動習慣を継続するためにも続けていきたい。ではでは。

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