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行けばわかる、行かなければ一生わからん🇺🇸

どうもー

英語を喋る時に

「It’s like ...(それは…みたいな感じ)」

を多用する山本柊輔です。

好きな英語は、

Good things happen to good person
良い人には良いことが起こる

です。

(レバンガ北海道時代、
HCネトさんがチームを去る時に
インスタのDMで僕にくれた言葉。
たまに見返して力をもらってます。)

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今回のテーマはこれです。

アメリカでバスケしたら人生変わった

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バスケの国、U・S・A!🇺🇸の話をします。

僕はプロ選手になってから、

毎年トレーニングの為にアメリカに行っています。

ここでの経験があったおかげで、

バスケットボールをより楽しめるようになり、

選手としての実力も伸びていったと確信しています。

アメリカには一体何があるのか?

Let’s start it !

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【ブチギレられるやまもん】

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2016年の1月、

僕は当時大学4年生で、NBDLの山形ワイヴァンズに

アーリーエントリーしてプロデビューしました。

そして、初めて外国籍選手と同じチームでプレーしました。

(高校・大学には留学生がいなかった)

これがもう本当に楽しかったんです。笑

「あんな所でもパスが通るんだ…!」
「こんな要求するんだ。凄い頼りになるな。」
「今のNBAで見たことある動き…やばい楽しい!」

今まで日本のミニバス・中学・高校・大学で

やってきたバスケットボールとは

明らかに違う何かがありました。


1つこんなエピソードがあります。

5対5の練習のシーン。

残り3秒1点ビハインド。マイボール。

僕はベースラインのボール出しでした。

「ラストショット、決めれば勝利…!」

ボールが入ると、

ある日本人選手が良い動きだしで

ノーマークになっていました。

「ここだ!」と思って僕はパスを出し、

その選手はノーマークでシュートを打ちましたが、

惜しくも外れ、僕のチームは破れました。

その瞬間、

僕はチームのエースの外国籍選手に

ブチギレられました。笑

「なんであいつにパスした?
試合を決めるラストショットは、
チームで1番上手いやつが打つに決まってるだろ。

次からはあいつがゴール下でノーマークでも
俺にパスを出せ。」

「えぇー…」とたじろぐやまもん。

どうやらアメリカではそれが普通みたいです。

(日本では誰もそんなこと教えてくれなかったぞ…)

その後、僕はその選手から色々な事を教わりました。

レイカーズの試合で、
ラストショットはコービーが打つだろ?
それで負けてもチームが納得できるからだ。
それがエースの責任なんだ。

これがバスケットボールか…!!

こうして外国籍選手とのプレーに

ワクワクを募らせていった僕は、

もっと沢山の事を学びたいと思うようになりました。


【初めてのアメリカ武者修行の旅】

プロ選手になって最初のオフシーズン、

僕はチームメイトの村上駿斗と

トレーニングの為にアメリカに向かいました。

当時の写真がこちらになります。

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😂😂😂

(初めてのアメリカに浮き足立つ22歳…)

駿斗はスラムダンク奨学生で

高校卒業後1年間アメリカで

バスケと勉強に励んでいたので、

英語も堪能で練習熱心、

メンタルもIt’s like American な感じでした。

価値観も近かった僕達はすぐに仲良くなり、

「山本さんもオフに一緒にアメリカでトレーニングしませんか?」

という提案に

「何それ面白そう、行く行く」

と二つ返事で答えました。

この第一回アメリカ武者修行の旅が

僕のバスケットボール人生を変える事になるとは…


アメリカでの1日は大体こんな感じでした。

起床・朝飯

ビーチトレーニング🏖

軽食・スムージー

UCLAで練習・NBA選手の練習見学

ランチ・昼休憩

短大でワークアウト& ピックアップゲーム

夜飯

フリータイム・反省

就寝

休みの日も、

ショーケース(トライアウトみたいな物)や

ドリューリーグ(超レベル高い草バスケ)

プレーするNBA選手達を間近で見たり

他にもWNBAの試合を見に行ったりと、

バスケ漬けの日々でした。

1番のビックイベントは、

早朝6時ちょっとセレブなジムに練習に行った時に

あのマジックジョンソンに遭遇したことです。

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んまぁ、奇跡😂

握手した手がとにかく分厚くて、

優しく包みこんでくれたのを覚えています。笑

日本にいたら絶対に遭遇できない経験の連続で、

アメリカでの2週間はあっという間に過ぎていきました。

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【日本のバスケとの違い】

僕は、経験した様々なことを

ちょうど日本に帰国する飛行機の中で

日記に書き残していました。

抜粋要約してお届けします。

①NBA選手のワークアウトは、質×量

NBA選手達は、
朝8時のジムで汗だくになっていた。
トレーニングは朝から、
意味のある練習を短時間で集中して行う。
NBA選手のワークアウトは、一回45分。
リバウンドとパサー3人、
近距離→3P、
動き、ドリブル、パスが加わってきて、
走って走って走って走って。
ステップバックのドリブルの強さ。
ハーキーからの連続ビハインド。

本物のシューティングは
NBAレベルの選手でも肩で息する程きつい。

②PGはとにかく喋る、主張する

簡単にボールを離すな。
PGは、ボールをプッシュするんだ。
そして、周りに指示を出す。
Take a shoot ! Push ! Stay !
Give me a screen !!
Come on !! D up !!  

③シュートは打つのが当たり前

自分の前にスペースがあったら、
当たり前のようにシュートを放つ。
入る入らないの確率の話じゃない。
シュートは空いたら打つものなのだ。
速攻だろうと、1対3だろうと、
ショットクロック15秒残していようと、
その選手が空いてると思った瞬間、
会場にいる全員が思う。
『打てる‼︎ いけ‼︎』
そこでシュートを決めて初めて周りから認められる。
『シュートを決めてやる!
それだけを考えて迷わず打てばいいのだ。

④ディフェンスは気持ち(世界共通)

ディフェンスは、
絶対こいつを止めてやるっていう気持ちが大切。
基本はスライドステップ。
胸を使って相手に押し込まれないように、
むしろ相手を押し出すようにする。
相手にぶつかること。
これでもかと嫌がらせすること。
時にはトラッシュトークも必要。
気持ちで相手の上に立て。

⑤意外とパスもめっちゃ違う

パスはとにかく速かったなぁ。
コートを横断するパスの速さ。
味方は取ってくれる。
ふわっとしたパスを出す選手は1人もいなかった。
当たり前のレベルを上げていこう。
パスはとにかくストレートに速く。

⑥ミスしても、誰も気にしてないよ

気持ちの面が1番学んだことかもしれない。
彼らはミスしても決して落ち込まない。
My bad.
(すまん)
それで終わりである。
それ以上は何も顔に出さない。
次のプレーでも、
普通に自分で持っていてシュートを打つ
バスケの国アメリカでは、
周りに気を使って遠慮してプレーしてるような
そんな選手は1人もいなかった。
試合では常に勝ちにこだわり、
相手が誰であろうと全力で叩く。
こいつ狂ってる…と思わせたら勝ち。

最後に・・・

本当にいろんなことを学んだ。
トップのPG達はこういうことをやっていた。
俺も同じことをしていけば、
もっともっと成長できるはず。
アメリカで見てきたこと・やってきたことを
1つ1つ信じて努力していこう。

【本物は、肌で感じたらわかる】

ここに書いてあることを見返すたびに、

約4年前に見た当時の光景が鮮明に蘇ります。

あれから色々な波に揉まれながら、

当時目標としていた

「B1でプレーすること」

を成し遂げることができました。 

そして今、新たな視点でバスケットボールを

見ることができるようになっています。

アメリカで見つけた理想のPG像は、

この4年間色々なバスケに触れる事で、

どんどんブラッシュアップされてきました。

(これは今度別でnote書く)

でも、あのプロ1年目のオフに

自分のワクワクに従って

アメリカに行っていたから今がある。

それは間違いありません。

バスケへの考え方が全然違った本場アメリカ。

『リミッターが大きく外れた経験』でした。

そして、それから毎年アメリカに行く度に

日本では得られない新しい経験を得て

次のシーズンに向けて準備することができています。

この文章を読んで

少しでも今ワクワクしている人は

短期間でもいい、今自信がなくてもいい、

是非アメリカでバスケをしてみて欲しい。

きっと、何か面白いことが起こるはず。


世界は広いよ

自分の可能性は無限だよ

行けばわかる

行かなければ、一生わからん

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(あぁ、なんてもったいない…)

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