60秒以内にPython3クラス入門〈講座9〉
クラスとは「設計図」です。
例えば人は下記の「設計図」から作ったものです。
では今回は自分でデータ型を作ることができるクラスを勉強しましょう。
クラスの作成
属性の追加
クラスは複雑なデータ構造を作るための仕組みなのです。
クラスを作るには class とした後にクラス名をつけてあげます。
今回は coin としましょう。
なお、クラス名の最初は大文字にしてください。
クラスでは、いろいろなことを定義できるのですが、とりあえず今回は空のクラスを作ってみましょう。
class Coin:
pass
中身のないクラスを作るには、単に pass としてあげれば OK です。
今のところは空ではありますが、これでデータの構造、データの型ができました。
このデータの型から実際のデータを作るには Coin() としてあげます。
btc = Coin() # インスタンス
今回、名前が btc であるデータを作りたいので btc という変数に入れてあげましょう。
あとは btc に対してさまざまな属性を付け加えることができます。
btc.name = "btc"、それから btc.prcie = 1000000を付け加えます
btc = Coin() # インスタンス
btc.name = "btc"
btc.prcie = 1000000
このCoin型からいくつでもデータを作ることができるので、例えばもう 1 つのデータとして eth = Coin() としてあげて、eth.name = "eth"、eth.size = 5 といった具合にデータを作っていくことができます。
属性は作るデータごとに好きに変えることもできるので、覚えておきましょう。
ちなみにクラスから作られたこれらのデータを、そのクラスのインスタンスと呼ぶので、用語として覚えておきましょう。 下記のイメージですね。
これらのデータの属性にアクセスするには、設定した時と同じように書いてあげればいいので、例えば print(btc.name) だとか、print(eth.size) といった具合に書いていくことができます。
では実行してみましょう
以上、次回はクラスの詳細についてご説明いたします。
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