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現役の時、国公立単願で受験して普通に落ちた話。

4月になるといつも思い出す。受験した大学の合格発表を見るためにに大学に向かった時、どれだけさがしても自分の番号が見つからなく、周りの人たちが合格に喜んでいる中、虚無感に襲われていたことを。



高校は偏差値61〜64くらいのところで、毎年現役の国公立大学の合格者が100人程いる学校に自分は通っていた。自分はその環境の中で、学校の定期テストではクラスでは一桁の順位、学年全体(400人程)では50位以内はキープしていたので、大学受験の場合でも自分はある程度優位に立っているのかなと思っていた。

3年生では、予備校などには通っておらず、通信教材を使って受験対策をしていた。ただ、それがいけなかったのかもしれない。通信教材の場合、全て自分のペース、タイミングで受験対策をすることができるが、自分の場合それが仇になってしまい、「もうすぐ定期試験があるからそっちの勉強をしなければ」「定期試験の点数が急に悪くなれば親に怒られる、周りの友達からの自分のイメージが変わるんじゃないか」という思いから、ちっぽけなプライドのために、受験対策を後回しにし、授業の予習・課題、定期テスト対策にひたすら時間を注いでいたのだ。(内申が良くなろうと、推薦と無縁な自分には全く意味をなさないというのに...)


そんなことを繰り返しているうちに、記述対策がほとんどできていないまま冬を迎えてしまい、ここでも「センター試験がもうすぐあるから記述対策はそれが終わったあと」「センターが終わった後、国公立の二次試験までは2ヶ月弱あって、フルに記述対策に時間を使えるからなんとかなる」と自分に言い聞かせ、記述対策を行ってこなかった。


本番では全ての教科の点数を合わせて8割をとり、センターの結果はC判定。今までの模試ではEやD判定だったので、進研ゼミの教材のおかげで成長はしていた。

私立を受験してしまうと、「本命の記述対策の時間を取れなくなってしまう」「受かってもどうせ行かないのだから受験する意味はない」「お金がもったいない」などの理由から、私立は一校も受験せず、本命一校だけを受験することにしたのだ。

それから2ヶ月弱の間、記述対策を行い、いよいよ試験の日がやってきた。


落ちた。


ただ、心の中ではどこかこうなるんじゃないかともうすうす感じていた。勉強をサボっていたわけではないが、受験への見通しが甘かったり、苦手な記述対策を始めるのが遅かったのだ。

受験に落ちた悔しさよりも、親への申し訳なさの方が強かった。


受験に落ちた後、しばらくは放心状態で「これからどうすれば」という気持ちでいっぱいだった。ただ、幸運なことに、親がもう一度受験に挑戦する機会を与えてくれ、私はもう1年浪人して、予備校に通い、第一志望校に必ずリベンジすることを誓った。


そして、死に物狂いで勉強して一年が経ち、私は遂に第一志望校に合格することができた。
このことや浪人の時の話は、また今度話そうと思う。

大学受験勉強を頑張っている人・まだ大学受験なんて遠い話だと思っている人。
偉そうにいうことはできないのですが、どうか後悔のないように、今できる最善の選択を模索し、受験に臨んでください。陰ながら応援しています。



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