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「湯シャン」に秘められた効果

「湯シャン」はシャンプー剤を使わずお湯だけで洗髪すること
昔からある方法のようですが、最近はSNSの影響もあり巷では再び注目を集めています。

当美容院では、湯シャンを特別強くお勧めしているわけではありません。
ですが、湯シャンすることでたくさんのメリットがもたらされる人も一定数いることは実感しており、「髪と頭皮のケアの方法として選択肢の一つに考慮することはとてもいいことです」とお伝えしています。

今回は、湯シャンすることの実態を、自身の体験やお客さまからの情報をもとにまとめてみました。
是非、参考にしてみてください。




何故、湯シャンを選ぶのか

湯シャンのメリット

・地肌バリア機能が高まる
・フケや痒みが治まる
・シャンプーや水道、ガスの使用料が減り経済的
・時短効果
・抜け毛が減り、薄毛になりにくい
・髪の毛がサラサラになる
・スッキリして気持ちがいい
・頭皮がニオイにくくなる
・地球環境への負担軽減
・うねり毛の減少

湯シャンに不潔なイメージを持つ人もいるかもしれない。
でも、むしろ頭皮環境がリセットされクリアになるイメージが現実に近いと思う。
洗浄剤を使わないだけでケアをしないわけではなくて、ケアのやり方や考え方が違うだけ。
なので湯シャンを試している方への誤解や偏見は持たないようにしよう◎

湯シャンに向いているのはこんな人

・ヘルシーな食事がメイン
・汚れにくい生活環境
・ナチュラル思考
・デリケートな肌
・慢性的な背中のニキビがある
・細毛や薄毛が気になる
・アホ毛が多い
・環境に貢献したい
・節約思考
・ミニマリスト

但し、湯シャンは治療ではありません。
効果には個人差があり、性格、体質、生活スタイルとの相性もあって、絶対的なものではないのでその点は深くご理解をお願いしたいなと思うところ。

相性が合えば、湯シャンてとてもいいもの。
いろんなメリットを肌が感じると思う。
湯シャン向きタイプに思い当たる人は、一度挑戦してみる価値はあるんじゃないかな。
やるのと想像するのとでは、きっと見え方が全然違うはず。


湯シャンを成功させる進め方



湯シャン生活を成功させるには、少しずつシャンプーの頻度を減らすことが大切。
「ゆっくり少しずつ」距離を置くのがポイント。

例えば、最初はやさしめのシャンプーに変え、1回の使用量を減らしてみる。
この状況を2週間〜1ヶ月続け、問題がなければ週に1〜2日だけ湯シャンの日にしてみる。
その後、2日に1度、3日に1度、週に1度、と徐々にシャンプーの頻度を減らしていく感じ。

シャンプーしない日は基本的には湯シャン。
ごくぬるめのシャワーを頭に当てながら、指先で優しく毛穴を小さく丸く円を描いていくイメージをすると汚れが落ち易い。
神経質なほど流さなくて大丈夫。
鉄のフライパンをいい状態に保つには、あえて洗剤を使わずに油分を少し残していい状態に保つ、あのイメージ◎

徐々にゆっくりシャンプーの頻度を減らしていくと、ニオイや痒み、ベタつきのトラブルが起きにくいはず。
早く進めたい場合でも、2週間は同じペースを続けること。
肌の恒常性の観点からそのくらいの時間をかけて状況を変化させ、あなたのベストなペースを見つけて欲しいな。

おそらくはシャンプーしてから4日目辺りに不快感が出やすいかなと。
もしそこで、シャンプーしたいなとなったら我慢せずペースを乱さない程度にシャンプーすればいいと思う。
それが、あなたのベストなペースかもしれない。

100%の湯シャン生活でなくても、3日に1度に減るだけでもメリットの何割かは享受出来るし、頭皮の負担もかなり減る◎
あと、私は月にだいたい3〜4回くらいのシャンプー頻度なんだけど、シャンプーした後って髪質がちょっと荒れるのを感じる。
うねうねする毛が出やすくなるし、艶が出にくくなってなんとなくパサパサし易い。

それを感じるからあんまりシャンプーしたいなってなりにくいかなぁ。
どんなに優しい成分のシャンプーであっても、洗浄剤で洗うってことは洗われる肌は乾燥する現実があるんだなって感じるようになった。

大事なのは、自分の地肌にとってちょうど良いシャンプー負荷を探ってみること。

週1シャンプーに成功するくらいになってくると、「あ、大丈夫だな、むしろなんかいい感じ」くらいの感覚になる。
この頃には、髪のベタつきよりサラサラする軽さを感じて、人によっては毛量が増えたかなと感じる人もいるかもしれない。
あと、トップの毛の立ち上がりが出て来た人、髪の毛自体にコシが感じられる人もいる。

ここまで来ると10日に1度、月に2回、月に1回だけと減らしていくのはそう難しくはなくて。
むしろもうシャンプーを使いたくない可能性が高いんじゃないかな。
それは肌感覚で本能的に、「使わない方がいい」ときっと納得するから。

ちなみに、スタイリング剤を落としたい日は、極力頭皮にシャンプーが付かないように毛先だけを泡だててシャンプーしてみて。


ニオイは大丈夫なのかが問題

湯シャンで気になるニオイについて。
人間は耳の後ろの少し凹んだ部分から、嫌なニオイが出ることがある。
この部分をドライヤーで風を当てると確認できるかと。
これは本当に不思議なんだけど、正直私はシャンプー毎日してた時の方が、頭皮の臭いが気になってた。

これはね、一度シャンプーを離れてみないと実感できない思う。
シャンプーから離れてみると、シャンプーを使う頻度が多過ぎるから、時間が経った時に頭が臭くなったり痒みが出たりするんだなときっと感じるようになる。
湯シャン暦が長くなると、時間が経っても不快臭は出にくくなってくる。
そこまでいくには、皮脂腺が小さくなるまでの時間がかかる。
この移行期の期間が確かにニオイが出やすくて難点ではあるんだけど、意外とスルリと抜けられる人も多い。
ここで一つ、必殺技があるんだけど、、
長くなるのでそれはまた別の投稿で☆




世間の常識に囚われず、自分の肌とその感覚に向き合うことの大切さ
をとても感じます。

現代は色々な広告媒体に溢れていて、知らず知らずに価値観や常識を他人に誘導されてしまいがち。
さまざまな情報が飛び交う中で惑わされない為に、「本質的なこと」が何なのかを自分の中にしっかり持てるようにしたいなと思います。

来年、3年先、10年先、20年先、、
将来の健やかな髪のために、今の習慣をきちんと見つめていきましょう!
いつまでも健やかで元気な自分であれるように。

私が湯シャン生活に踏み込んだ経緯や、実践者の体験談など、また別の機会に投稿する予定です◎


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