誰もが夢をあきらめない社会の作り方
今回は、初めての企画に挑戦します。読者や身近な方からご質問を頂戴し、早川が本気で回答するというもの。
普通よりも、ちょっとだけアグレッシブな人生を送ってきた経験から、読者の皆様のご参考になる話をお届けできたら幸いです。
企画名は「おしえて!早川さん!」です(笑)
こちらのリンクから毎日募集してますので、どうぞ気になるご質問を送ってください。僕個人のことはもちろんのこと、チームについてなど、たくさん募集しております!
それでは、本日回答する質問は、「夢ってどうやったら見つかりますか?」です。これまでたくさんの方が悩まれてきた、人類の普遍的な悩みですね。
実は、十年以上前に、夢に関する本を執筆しております。
まだ販売しておりますので、ぜひお手に取られてみてください(笑)
今回は、こちらの本に書いてあることをベースにしつつ、執筆後の13年間で得た知見も織り交ぜて回答できたらと思います。
全ては夢を語ることからはじまる
そもそも、夢に正解はありません。人それぞれ考え方が違うように、それぞれ違った夢があってもいいはずです。そして、それは誰も否定することができません。
もちろん、正解がないからこその難しさがあるのもわかっています。
今、僕には夢があります。それは、琉球アスティーダが世界を獲ること。創設当初にこんな話をしても、誰も信じてくれませんでした。
それもそのはず、実績となるような根拠もなければ、前例もありません(笑)
しかし、創設3年でリーグ優勝を果たし、会社も上場し、徐々に選手層の厚みも増している今であれば、信じてくれる人は増えたと思います。
大変ありがたいことに、今では「早川が挑戦するなら応援したい」と言ってくださる方も増えてきました。
では、昔から夢を応援され続けていたのかというと、そうではありません。
19歳で親父が蒸発するという強烈な原体験から、社会を変えたいと思った僕は「将来は政治家になる!」と夢を語っていました。
そんな僕を見て、多くの人が「そんなこと無理だ」と言っていました。本気で叶えたい夢なのに、誰も信じてくれない。そんな状態がとても悔しかったのを覚えています。
僕は、諦めずに夢を語り続けました。最初は伝わらなくても、表現の仕方を変えるだけで相手の反応が変わる。1人2人と応援してくれる人が増え、継続することでその数は徐々に増えていきました。
そして、そういう方々との出会いがきっかけで素敵な出会いに恵まれ、どんどん仲間も増え、衆議院選に出馬することができました。
夢を叶える上で最も大事なことは、誰かに夢を語ること。
まずは、その一歩を踏み出すことで、夢への道が開けます。
もちろん、不安がないわけではありません。もしかすると達成できないかもしれないし、たくさん失敗するかもしれない。
不安と期待は表裏一体です。不安にばかり目が行きがちな人には、期待にフォーカスを当てることをオススメします。
期待にフォーカスを当てると、一歩を踏み出しやすくなり、確実に夢へも近づいていく。
そして、踏み出した一歩から学ぶこともたくさんある。もし失敗したとしても、そんなに大したことではないと気づくのも大きな学びです。その学びを得た人は、必ず次の一歩も踏み出せる。
踏み出し続けた一歩一歩が、確実に夢の実現を後押ししてくれる。
先日行われたB Dash Campに参加されたファンズ株式会社の藤田社長のツイートに胸が熱くなりました。
夢を語るのと同じくらい大切なこと。それは継続です。ツイートにもある通り、誰も信じてくれないことでも、執念を持ってやり続ければ、きっと夢は叶います。
日本人が夢を持てなくなった理由
そもそも、なぜみんな夢がないのでしょうか?
そこには2つの大きな理由があると考えます。
1つ目は、日本が恵まれすぎていること。
美味しい牛丼が400円で食べれて、夜中に道端で寝ていても危ない目に会うこともほとんどない。
なにも考えずとも、なんとなく生きていける国。それが今の日本だと僕は考えます。こんなにも恵まれた国は世界を見渡してもありません。
しかし、その「なんとなく生きていけるからこその苦しさ」もある。無数にある選択肢の中からやるべきことを見つけるのはとても難しいこと。
むしろ、「これをしてください」と決めてくれた方が楽な人も多いはずです。
戦後の日本は、敗戦国というマイナスからのスタートでした。未来に希望を見出すことが困難な中でも、日本を再建するために国民が一致団結して必死に働いたのです。
「日本を復活させるのだ!」というある種のイデオロギーのもとで、仕事に疲れても、毎日満員電車に揺られながら出社し、死に物狂いで働いた結果、高度経済成長を果たすことができました。
その頃の日本といえば、集団就職が当たり前。地方から東京へと連れられ、決められた職場で必死に働く毎日。目的は国と家族のため。自分のためなど考えている暇もなかったはず。
しかし、今はやりたいこともできることもたくさん溢れている時代。その中から1つやりたいことを決めるのは本当に大変なことだと思います。
2つ目の理由は、否定されることに慣れてしまっていること。
学生時代から受験で合否を付けられ、偏差値で選別され、大学でも成績で評価され、会社に入れば組織のしがらみの中でやりたいこともできない。
そのような、一種の息苦しさを抱えたまま、夢を語ったり、挑戦することは非常に難しい。
そんな社会だからこそ、1人でも多く夢を語る人を増やす価値があると僕は考えます。
否定脳から肯定脳へ!
そのために、知り合いの経営者仲間と一緒に「赤ちゃん脳に戻る会」というイベントを実施しました。
ネーミングだけ見たらかなりやばい会に見えますが、内容は非常に真面目なものです(笑)
内容は非常にシンプルで、なにを言っても全肯定するというもの。日頃、否定されることに慣れすぎて否定脳になっている状態から、肯定脳に切り替えることを目的としています。
なぜ赤ちゃん脳なのかというと、赤ちゃんが立ち上がろうとするのは、立てると思ってるからですよね。立てると思っているから掴まり立ちに挑戦し、何度転んでも立ち上がる。
人間は、生まれた時は肯定脳で生まれてきているんです。生まれた瞬間からAからZまで言える赤ちゃんはいませんが、泣くことで何かが伝わると信じているのは分かります。
しかし、赤ちゃんも成長していく過程で叱られたり、否定的な親の姿を見ることで、徐々に自信を失い、挑戦することをやめてしまう。
そこで大切なのが肯定すること。ダメなものはダメだと教えつつも、何かポジティブな欲求は肯定する。ポジティブな人は、ポジティブな人を引き寄せる法則があります。
肯定脳の人を世の中に増やすために必要なこと、それは失敗を許容する社会であること。そもそもの仕組みを変えなければ、人の思想を変えることはできません。
最近の日本も少しずつ変わりつつあります。現首相の岸田総理大臣や、東大の総長である藤井氏が、「スタートアップ」について言及したのです。
アメリカや中国と比較するとまだまだな部分はありますが、日本のスタートアップ市場に対する期待は確実に上がっています。
それに合わせて、銀行からの融資や国からの助成金など、起業に必要な資金の整備も進められており、日本社会は確実にいい方向に向かっていると思います。
資金面でのサポートと同時に進めたいのが、破産法の改正と教育改革です。現在の破産法では、一度失敗してしまった人が再帰するのは難しい。そして、幼い頃から否定するのではなく、とにかく挑戦を肯定する教育に変える必要がある。
ウォルトディズニーも、カーネルサンダースも、成功を掴むまでにたくさんの失敗を経験しています。それでも彼らが挑戦し続けられたのは、大志を抱き、その実現に命をかけて挑戦し続けたからだと思います。
失敗は成功のもと。失敗を許容し、たくさんの成功を生み出す社会になるべきだと僕は考えます。
夢の見つけ方は人それぞれ
僕は、まさか自分がこんな人生を送ることになるとは思っていませんでした。
19歳で親父が蒸発して、何にもわからないところから弁護士を目指し、気づいたら出資してくださる人が現れ、20代で事業を興し、元首相秘書を務め、衆議院選に出馬し、全国の経営者とのネットワークを築き、プロ卓球チームの代表になっている。
そして、毎週全国を回りながら、上場を目指す経営者と語り合うエキサイティングな毎日。
もし過去に戻って、今の話を当時の早川少年に伝えたら、信じてくれないでしょう(笑)
最初の話に戻りますが、僕の人生は、夢を語ったあの時から変わりました。
夢を語り続けた結果、仲間が集まり、応援してくれる人が増えていった。
そして、命をかけて夢の実現に向けて努力する人をサポートしたことで、夢は実現できると気づき、自分でもできるかもしれないと期待を持つことができました。
もし、このnoteを読んでくださった方の中で、夢や目標がない方がいらっしゃいましたら、夢に向かって努力している誰かを本気でサポートするのもいいかもしれません。
そんな彼らをサポートする中で、これまで自分がやってきたことの中から得意なことが見つかったり、取り組みたい課題が見つかるかもしれない。
僕は決して、全員が経営者になるべきだとは思いません。人にはそれぞれ役割があります。
この社会の中における自分の役割を理解し、地道に役割を全うすることが、夢の発見と実現に繋がると、僕は信じています。
今回も最後まで読んでいただきありがとうございました!
僕もまだまだ夢の実現に向けてやり切り超MAXです!
【お知らせ】
アスティーダフェスを来年も開催します!
開催日は2023年 2月11日(土)~12日(日) を予定。
2022年は4万人規模でしたが、2023年は6万人規模に拡大します!
興味ある方は是非説明会に遊びにきてください。
「FiNANCiE」において琉球アスティーダクラブトークンを発行し、クラブトークンを使ったオンラインでの新しい体験を提供しながら、ファンと共に応援コミュニティの運営しております!
毎週事業説明会も僕が自ら行っています!
少しでも興味を持って頂いた方気軽に遊びにいらしてください。
ぜひ一度お話ししましょう!
サポートは全てチームの運営費として使わせて頂きます!