決勝戦は中止～第24回全国選抜高校ラグビー大会～
なんと決勝戦が中止となった
決勝戦どころか今大会全37試合中5試合(含:決勝戦)が中止となっている
大会からのお知らせ
東福岡（福岡）が決勝戦の出場を辞退し、31日(木)の決勝戦は中止となりました。このため、報徳学園(兵庫)が不戦勝で初優勝となりました。
東福岡の辞退は、大会中に対戦したチームに新型コロナウイルス陽性者が確認されたためです。
中止になった理由はいずれも感染絡みだが
直近の試合での対戦相手に感染者が確認されたからではなく
対戦相手の対戦した相手に感染者が確認できたことから
東福岡高校に辞退勧告が出された
他のスポーツ競技と比べるとどうだろう
この大会には厳しい規定が適用されていた
そんな理由から東福岡高校が決勝戦を辞退して報徳学園の初優勝となった
しかし日本のラグビー界はここで終わらない
決勝戦が無くなってガッカリしていたところへ思いもよらぬニュースが飛び込んできた
”決勝戦の代替試合開催”
そんなことがあるものかと
長年ラグビーを見て携わってきた身としては
ありえないことではないことと思ってはみたものの大変驚いた
そしていたく感心した
代替試合の提案と実現に関与したのはリーグワンラグビーの埼玉パナソニックワイルドナイツ
リーグワンラグビーのチームは相変わらずチーム名が長くて打ち込むのに苦心する
などということはこの際どうでもいい
決勝戦は中止となったが予定されていた日時に代替試合を行うという
会場は大会の会場に隣接するワイルドナイツのグラウンド
しかもYoutubeで試合を生配信
これほどの英断と行動があるだろうか
日本のラグビー界はかくも素晴らしいものだと再認識した
試合の内容は大会中同様にレベルの高いものだった
報徳学園はディフェンスがいい
東福岡高校が攻めてばかりなので報徳学園のディフェンスの良さが目立つ
東福岡高校のバックスが速くて連続してボールを繋いでいて
そして突破力が半端なく強力だ
さすがは東福岡高校
毎年チームのレベルが高い
試合中継の音声はワイルドナイツ現役選手の堀江選手と松田選手
共に日本代表経験者でマッチョ体型のお二人
そのしゃべくりは独特で
普段聞き慣れているテレビの解説とは一線を画した楽しいものだった
ぜひまたこんな放送をやってほしい
現代ラグビーの面白さが詰まった好ゲーム
時間を忘れて試合を見入ってしまった
思わぬ形で幕を閉じた選抜高校ラグビー
この後、夏合宿から秋にかけてチーム力を向上させた全国の高校が集う
冬の花園
そこではどんなプレーを目にすることになるのだろう
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