私の「気にならない」が普通じゃなくて怖い

彼をまた怒らせてしまった。

 今回怒らせてしまった発端は「同じ料理ばかり出されることに飽きた。ご飯が楽しくない」ということだった。
そのほかにも
 ・冷凍ご飯がおいしくない
 ・ほかの家庭ではおかず1品なんてありえない
 ・疲れていても毎日同じ時間にご飯を作る努力をしろ
 ・掃除もしっかりしろ
ということだった。
勘違いしないでほしいのだが、普段から文句を言う人ではない。我慢の限界だったらしい。

 「違うものを作り直せ」
初めてそう言われたが、出来合いの角煮を温めようとしたところ「前食べた」とさらに火に油を注いでしまった。
結局怒ることにエネルギーを使った彼はご飯を半分以上残しておなかもすいていないと吐き捨てた。

 怒られた後、ほかの方がどう献立を考えているのか調べてみて私がいかに努力をしていないのか、面倒くさがっていたのか分かったのだが、
正直怒られるまで足りないなりに努力をしているつもりだった。
今日の夕飯も出来合いの角煮も1か月以上前に出した料理の記憶。我慢の限界だからといって1か月以上前に作ったものを出して怒られるのであれば正直私はどうしたらいいのだろうか。

どうやって「普通」をわかればいいんだろう。

先ほども述べた通り怒られた後調べてみて
ご飯をまとめて炊いて冷凍しておくことはあまり一般的ではないことや
他の方が買い物リストや1週間献立表を出してくれていることなど
知るきっかけになったが(今までレシピのみ調べることが多かった)、
正直私はおかずが一品でも毎日冷凍ご飯でもご飯の時間がバラバラでも一切何も思わない。
この一件がなければ絶対に気づけなかった。

ずぼらでだらしがないことは否定できない事実で
大人として恥ずかしいことだし
自分の感覚を相手に押し付けていることになってしまうのかもしれないが、
どうも思わないことを改善することがすごく難しかった。
過去に戻ってヒントをもらったとしても気づけなかったと思う。
他責なのかもしれないが、例えば冷凍ご飯が嫌なのであれば
「おいしく解凍するにはこういう方法があるらしいよ」
「ほかの家庭ではこういうふうにしているらしいよ」
と我慢の限界になる前に伝えてほしかった。

いやな気持ちにさせたいなんて思ったことないのに、
私の「気にならない」が普通じゃなくて怖い。
今までずっと普通じゃない自分が怖くて普通に擬態してきたのに
気づけないことが申し訳ない。

彼に「俺のこと大事に思ってたら毎日おいしいごはん食べさせたいとか思わないの?」といわれたが、
レシピの豊富さやそこから垣間見える努力が愛なのであれば
私は愛も向上心もない最低な人間だ。
おなかにいる子にも申し訳ない。

明日からは向上心を持ってガンバルぞ。
主婦の方やママの方、こんなずぼらでがさつで向上心もくそもない私を怒ってください。

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