高校野球クラウドファンディング開始? なぜ1億円もの大金を集める必要があるのかを検証
※勝手に解説しています。悪意はないので修正すべき事項があれば適宜コメントいただけるとありがたいです。
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朝日新聞のクラウドファンディングサイトに、日本高等学校野球連盟、通称高野連が行う1億円のクラウドファンディングページが発表されました。
目標額は1億円というとても大きな金額です。
なんでクラウドファンディングなん?
なぜ1億円もの大きな金額なんでしょうか。
そのヒントを探るため、まず、高野連の予算を見てみました。
今年度は、入場料収入として8億2000万円を予算計上しています。(たぶん春夏合わせての額)
これが、今回ゼロになりそうなんですね。
そりゃ大変だ。運営できんやん。
ちなみに、通常時はどのくらいかというと、
一昨年の入場料収入が9億8000万円です。
えっ?
そもそも通常時の18%減で計算したんすか?
ずいぶん前からコロナはそう簡単には収まらないといわれてましたよね?
入場料収入を生業とする事業者は、3割~7割とか引いて予算立ててるところが多いんです。なので、ずいぶんと強気なんだな。という印象をうけてしまいます。で、結果として緊急支援か。。。う~ん。。。
決算書をみる限りは、朝日新聞からのスポンサー料とか、NHKの放映料収入がどこにも計上されていなさそうです。
入場料をとらない決断をする、感染対策で通常よりもお金がかかります。収支でいったら大赤字。経営的には相当厳しい(資産は結構もってあるけど。笑)のは理解できます。
ただ、その辺の収支構造が見えにくいのと、特典が礼状とHP名前掲載だけというのは、あまり資金調達に対しての熱意が感じられないなぁというのが実感です。
高野連が高校球児たちへの試合前後の礼の指導をするようであれば、
高野連自身も寄付者に対しての寄付受け取り前後の礼儀もしめしてもらいたいなぁ。
そもそも子ども第一で考えるのであれば、この炎天下の甲子園よりもドーム球場でやった方が子どもの健康を守れるように思うのですが、その辺どう思ってるんでしょうね。
高野連のみなさんの率直な感想聞いてみたいですね。