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偉大な直感は未来からやってくる


宗教の役割とは何か

宗教のしゅうとは「宇宙を示す」と書きます。その宇宙というのは、目に見える宇宙のことではなく、目に見えない宇宙のことです。

道元も仰いましたが、宇宙はこれだけ広くても、人間の心の方が遥かに広い。

なぜかというと人間の心は宇宙を理解できる、理解するということは「包んでいる」ということです。

ですから人間の心の中と宇宙というのは連動しているのです。人間は「理解」することができます。

例えばこのコップを見て中身がないな、先生が飲んだからだなと理解する。
それはコップよりも上から見て推理ができるからです。

もし私たちが宇宙を理解したり人生を理解することができれば、明らかに魂という別の存在があってその視野は

肉体よりも遥かに広い
地球よりも遥かに広い
宇宙よりも遥かに広い

大きな尺度から見つめている実態があるから、私たちは理解できる、それを「魂」と呼んでいます。

内的宇宙は可視的宇宙を遥かに凌駕している

人間のうちなる宇宙で色々考えたことが、遠方の銀河系と繋がっていたとします。繋がるものが遠方に行けば行くほど作用範囲が広くなります。

人間がもし日常生活の小さな出来事を大切にして、億劫だと思っていた散らかった部屋を少しでも頑張って掃除をしたとすると、もしかしたら世界の政治が変わるかもしれません。

これを数学では「射影幾何学」「射影論」と言います。宇宙は私たちの心を射影します。

だから億劫なことを少しだけ頑張る。それはとてつもない変化を及ぼすということなのです。

内なるものと外なるものがもし密接不可分の状態で繋がっているとすれば、
日常生活で少しだけ努力すれば立体的に自分の外の宇宙の現象が変化するはずです。

これは様々な仏典を読んだり科学的にも考察して僕が辿り着いた結論です。

ここに人間の価値があるのだろう
だから人間は素晴らしいんだ

人生の意味

人間と宇宙がもし何の関連性も無ければ、どれだけ頑張っても地球に影響を与えないのであれば、人生に何の意味があるのでしょうか。

私たちの心の中の怒りや寂しさや苦しさや、ほんの取るに足りない心の動きをコントロールできたら世界は変わります。

心の動きを制御する
ヨガの言葉で言うとチッタ ブリッティ 二ローダと言います。
チッタは心の動き
ブリティは渦を起こしてる状態(思考)
二ローダは制する、コントロール

私たちの心の動きと、社会現象、物理現象、世界そのものと関連性がある。
だから人間性を磨くことに価値があるのです。

もし何の関連性も無いのであれば、何の変化も無いのであれば、自分ひとりが人間性を向上させようと頑張っても何の意味もありません。

本来こういったことを説くのが宗教というものではないでしょうか。突き詰めて考えてみると「だから頑張りましょう」という話です。こういったことを根本的に自覚する必要があるのではないでしょうか。

偉大な直感は未来からやってくる

人間とは一体何であるか?
人間の尊厳とは何か?
人間の存在価値とは何か?

自分が人間性を向上させることによって、肉体も運命も環境も国家もやがて大きな変化を受けて変わるとすれば、それは価値のあることです。

かの西郷隆盛が島流しにあったとき、論語や様々な書物に残っていますが同じことを言っています。

肉眼で見れば自分は取るに足らないちっぽけな存在です。人間というのは過去から見る癖があります。過去から積み上げた未来を見ても悲観的な運命しか予想されません。

過去の延長上に明るい未来はありません。ではどこから見ればいいのか?

未来です。未来から現在に向かって流れる偉大な直感は未来からやってきます。

人間がものを考えるのは、限りなく輝かしい未来に向かってビジョンを一致させるから考えるわけです。ですから時は未来から流れてきます。

ヒト、モノ、コトの関わりの中で本質に目覚める

人間の一生とは過去から見れば欠点だらけです。もし輝かしい未来が将来訪れるのであれば、今はその準備期間でありかつプロセスです。

ですから未来から見る見方が必要です、時というものをどう捉えるか。僕は物理学者でもありますから自分なりに哲学的に考えてみました。

ヒトとヒトが存在して交流がある。そこに出来事、コトが発生して直面する。物体であるモノがあり、モノとヒトとの間に交流があり想いが行き交う。コトとの間にも行き交う。

どうして、この、ヒトと出会ったのか
どうして、この、モノがあるのか
どうして、この、コトが起きたのか

コトは時の流れに沿って起きますが、ヒト、モノ、コトの関わりの中で徐々に本質に目覚めていきます。このように人間の本質って一体なんなのだろうとものごごろついた頃から突き詰めて考えていました。

生まれながらにして意識を持っていること

僕は生まれるときからの記憶を持っていて、惑星の裏側から地球を見ていて「そろそろ時間ですよ」と言われて、白銀のチューブの中をものすごい速さで「こんなジェットコースターみたいなところを降りるのか」と思って、今でもジェットコースターが苦手で思い出す(笑)

「あなたは地上に生まれたら記憶を無くしますからしっかり覚えておいてください」と言われたことを少しずつ本にしています。

3ヶ月目に母親の胎内に入った記憶があります。その時、後ろに白い服を着た人が5人立っていて「誰ですか」と聞いたら天使だと言われた。
ですから生まれたときから探求がはじまっています。

生まれながらにして意識を持っている。僕のような人はたくさんいると思います。

言葉も理解できる、日本語が何か意味のある言葉に翻訳される。意味のないことも起きる。

意味とは何か?
意味とは価値である

自分にとっての価値もあるし人にとっての価値もある。これは価値があると思うから意味があると考える。このような問答を子どものときから繰り返していました。

天使は人間の性格を信じて関わる

10代の時に親に教えてもらったことですが、僕が生まれる前に不思議な占い師(霊能者)が父親にこう言ったそうです。

「今度生まれる子はなんでも知っているから一切教育してはいけません」ですから、なんでも自分で決めて生きてきました。

神がいる
天使がいる
自然霊、眷属がいる

人間を補佐する天使というのは性格につくのではないだろうか?なぜなら生まれたばかりの子どもはまだ地球ではなんの行為もしていない。しかし赤ちゃんの時からそばに天使がいるということはその子(人)を信じているからです。

何を見て信じるかというと能力ではなく性格です。

人は人を信用するときは性格を見ないといけません。能力で生きると疑心暗鬼の中で人を信用できません。能力の最たるものは知能検査です。知能検査が生まれたのは大量生産大量消費の産業革命です。優秀で真面目な人を採用する時に考えたのがIQです。

ところが人生で必要なのはIQでなく愛嬌です(笑)IQというのは「何が違いますか、どこが同じですか」という発想です。

左脳の世界は違うものを見つける
右脳の世界は同じものを見つける

現代の文明は違いを見つける左脳が異常に発達している。ですから日本の社会は減点主義です。100点から始まってどんどん落ちていく、理想があってどんどん削っていく。左脳優位です。

右脳宇宙と左脳宇宙

人間の脳に右脳と左脳があるように、もしかしたら宇宙にも
右脳宇宙
左脳宇宙

があるかもしれません。

先ほどの射影論が正しければ外なるものが内にあるはずです。内なるものは外にあるはずです。

ひとつの原子核を中心として電子が回っている、それは太陽系も銀河系も同じです。マクロとミクロは一致しています。

人間の脳細胞のニューロンの数は、大脳新皮質が約100億、小脳が約1000億。

天の川銀河はクラッシュアウトして再生復活しています。宇宙というのは何度も復活再生して頑張っている。人間も頑張らなくてはいけないですね。

天の川には恒星があって、恒星は自分の体を燃やして光を出しています。自立しているわけです。

不思議な話ですが、天の川の恒星の数と人間の脳細胞のニューロンの数が同じです。

やはり宇宙と人間は繋がっているのだろう
シンクロナイズしているのです。

2019年12月 Dr.Shu

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