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未知の力と幸せホルモン

深いところで自分を見つめ、氷のように水晶のように自分を研ぎ澄ませ、自分が自分らしくいるための方向へ行った方がいい。

自分は本当は何をしたいのか?

人間の隠された未知の能力

「免疫」が、世界中のテーマになっています。

これからは、科学や医学の力ではなく、芸術や心理学などが重要になってきます。

免疫というのは、心と比例しているものなのです。だから理性では絶対に解決できないことに、気がつく必要があります。

今後、おそらく脳の中から新しいホルモンが発見されると思います。外から刺激が入るドーパミンやセロトニンではなく、自分で作る幸せホルモンです。

これは科学的には何なのか解明されていませんが、脳の中に自己分泌する、自らの動機で作るホルモンというのが、あるのではないかと思っています。

人間には、多くの未知の能力が隠されています。

ワクワクの感情の必要性

ウイルスという、螺旋構造しかないような生命体は、まるでお互いにコミュニケーションを取っているかのように、一つの細胞から他の細胞に感染していくときに、いったん自分の体をバラバラにするウイルスがあります。

そして現地に行って再度組み立てる。こんなことは科学的に全て説明しようとしたら無理があります。

ですから、ウイルスはコミュニケーションという未知の能力を持っているのです。

ウイルスの問題は、一つはコミュニケーションというのが非常に重要であること。仲間が重要であること。そして楽しいという感情がとても重要であること。

ここに、大きなテーマがあるのではないでしょうか?

ポジティブシンキングと言うよりも、ポジティブなエモーション、ポジティブなフィーリングというのが必要になってくるでしょう。

気持ちが前向きになる仕組みづくり

僕の人生観は、人生の至るところにヒントとチャンスが満ちているということです。

この夏、忙しい最中にテレビでオリンピックを見て、とても感銘を受けたのはスケボーの採点の仕方ででした。

合計7本の種目があって、その中で高得点の4つを選んで競う。これは面白いと思いました。

長らく私たちは、学校教育で100点から減点していく減点主義の思考パターンが身についていますが、良いところだけを見つけて採点するというのは、とてもワクワクする。

欠点に目を向けるのではなく、良いところを選んでそれを競う。しかも、最終の5人の審査員の中から2人の審査員の最高得点と最低得点は除いて、3人の審査員の平均値を選ぶわけです。

極端なものを除いて、なるべくみんながいいと思ったものを採用するというのは、良いところを見るだけでなく、非常に民主的な採点の仕方だなと思いました。

競技もさることながら、採点の仕方が選手をワクワクさせるような仕組みでできていて、仕組みそのものに人々の気持ちを前向きにさせる要素がありました。

唾液に含まれるiga抗体の働き

イメージ的には免疫というと、戦うイメージがあると思いますが、一番重要なのは防御免疫です。

攻撃は最大の防御と言いますが、実は体の中で行われているのは、防御こそが最大の免疫です。

その中で僕が個人的に注目しているのは唾液です。

唾液には、よく知られているiga抗体というのがあって、ジタバタしている最近やウイルスの働きを止めるというか足を引っ張るわけです。

簡単にいうと無力化してしまう。iga抗体は唾液の中にたくさん含まれていて、外から感染しないように唾液の成分が足を引っ張るとは面白いです。

世の中の反発や抵抗は浄化の役目

要は、菌やウイルスがぬかるみに入ったようなもの。私たちが歩いたり走ったりできるのも、摩擦という抵抗があるおかげです。

力学は、摩擦や抵抗に注目して、作用反作用などの概念がニュートンによって生まれましたが、足を引っ張るとか抵抗するというのは良くないものと思いがちですが、飛行機は逆にそれを利用して飛ぶし、機関車も摩擦があるがゆえに走ることができるわけです。

宇宙の仕組みは面白いと思います。

そう考えてみると、世の中で新説や奇説を発表すると必ず反論されますが、反発や抵抗というのは、もしかしたら自分の中の荒々しい要素を浄化してくれているかもしれません。

新しいことを思いつく人というのは気が短くて、僕も自覚がありますが(笑)ともすると短気になりがちなところがあります。

リーダーになるタイプの人は大体短気の傾向がある。そうでないと決断というのができません。

諏訪湖の御神渡りが教えてくれること

諏訪湖というのが長野県にありますが、春や夏は波が揺らいでいます。

揺らぐ状態というのは、外の世界に関心がいって、あちらが正しいかこちらが正しいかと気持ちが散っている状態です。

気が散っているような波が揺らいでいる状態というのは、湖面に何一つ写すことができません。

しかし自分の中に深く沈潜していき、静かに考えや生き方をかためていったら、氷が張った状態になって、諏訪湖の湖面を神様が渡るというものがあります。

ここからはっきり言えることは、世の中の無理解や抵抗に嘆くよりも、深いところで自分を見つめることで、氷のように水晶のように、自分を研ぎ澄ませて、自分が自分らしくいるための方向へ行った方がいいのです。

自分は本当は何をしたいのか?

自分で自分の機嫌をとる生き方

免疫というのは、心理的な状態、気落ちや感情と大きな関係があります。理性ではなく感情に大きく左右されます。

どれだけ上手に自分の機嫌をとれるか。セルフマネージメントは今後大きな分野を確立するのではないでしょうか。

自分で自分の機嫌をとる生き方。他人に自分の機嫌をとってもらおうとしたら人に騙されたりすることもあります。

この、自分の機嫌をしっかりとれるかが、withコロナ、ポストコロナに問われる生き方だと思います。

宇宙の時代がはじまる

僕はいつも「宇宙の時代」がはじまるとお話ししています。

宇宙の漢字の意味から読み解くと、中の方に重要な意味があります。

の中の于 発音するときに溜まりに溜まって切羽詰まって音を出す状態
の中の由 自分の中に原因があって他者の中に原因はありません

つまり宇宙というのは、自分が責任を持って、自分の機嫌をとって生きていくということです。

どのような状況であっても、やる気を出して生きるということは、童心にかえる、ことだと思います。

自分が宇宙になる

今からは、わくわくする楽しい文明はが始まろうとしています。

宇宙時代というのは、自分が宇宙になることです。

そうすると、自分が神なのか仏なのかという状況になっていくことを、宇宙のはじまりと定義すると、自分で自分に供え物をする必要があります。

おそらく縄文時代というのは、特定の神様を拝むよりも、山川草木国土悉皆成仏といって、一切のものに神がいて仏がいた。

もちろん自分の中にも神がいなければ、万物に神が備わっているとは言えません。

自分の中にも神様がいます。

自分の機嫌をとりましょう。

楽しいから仕事をするという生き方

今回は、オリンピックのスケボーの話からはじまりましたが、優勝した人は昔なら明らかに表情に緊張感がありましたが、今は全く違っていて、楽しんでいる人が優勝していました。

やはり楽しいというところからはじめるのは、これからの文明の象徴かなと思います。

童心にかえること。

楽しい気持ちになること。

楽しいから仕事をするという生き方に、ライフスタイルを変えていったら、はじめて人類は、この災厄を乗り越えることができるのではないでしょうか。

2021年8月 Dr. Shu 五島秀一

撮影協力  足立療術院







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