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#吉田雅紀

自分に還り自分を再発見する旅in隠岐の島(2022年5月)

自分に還り自分を再発見する旅in隠岐の島(2022年5月)

隠岐島の旅はありきたりのステレオタイプの観光ではありませんでした。それは、自分で意味を探らなくてはいけない。“仮説”を立てながら、ある意味“推理”をしながら、そして、“ワクワク”しながら旅をした3日間でした。

潮の満ち引きから呼吸を学んだ海洋民族

古代の人は、潮の満ち引きに合わせて、呼吸をして体をリセットしたのではないでしょうか。
そんなことを考えながら、波の動きから、呼吸の仕方を学ぶのです。

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「隠岐騒動」国境離島・隠岐における明治維新(後編)吉田雅紀著

「隠岐騒動」国境離島・隠岐における明治維新(後編)吉田雅紀著

中沼了三の存在前編では、幕末の隠岐を取り巻く社会情勢から、隠岐騒動に至る経緯、及び松江藩の追放と世界に先立つ自治政府の樹立までを見てきた。

日本海の離島である「隠岐の国」に、単に困窮する経済的要求からの一揆ではなく、尊皇のもとに住民自治を実現する政府機構まで備えた維新がなぜ実現したのか? その背景には理論的精神的支柱がなければならない。

150年前の隠岐の歴史を考えるとき、多くの島民が一様に挙

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「隠岐騒動」国境離島・隠岐における明治維新(前編)吉田雅紀著

「隠岐騒動」国境離島・隠岐における明治維新(前編)吉田雅紀著

尊皇の島「隠岐の国」
山陰沖40~70kmの日本海に浮かぶ、中ノ島・西ノ島・知夫里島の島前3島と、島後と呼ばれる島のあわせて4つの有人島、さらに大小180の島々からなる隠岐諸島。太古の石器時代から良質の黒耀石を算出する宝の島として、環日本海交流の十字路でもあった歴史に古い隠岐の島。我々はここを「隠岐の国」と呼んでいる。

古事記の国生み神話では、淡路・四国に次いで3番目に生まれたとあり、聖武天皇の

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