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ない仕事はつくればいい

「にけつ」っていう番組が好きでよくみてる。

ケンドーコバヤシと千原ジュニアの芸人2人のトーク番組である。

トーク中によく出てくるのが、千原ジュニアの後輩の「てつみち」という芸人である。

彼は、底抜けに明るい性格で人との距離を縮めるのが物凄い上手いらしい。

そんな彼が、最近始めたのが「スカブラ芸人」というものである。

スカブラとは、簡単に説明すると、底抜けの明るさを活かして場を盛り上げるらしい。

たしかに、友達と旅行や遊びにいくメンバーを選定するときに、明るくてイジられキャラが1人欲しいなぁって思うときがある。

その役割を率先的にやってくれるのがスカブラなんだと思う。

てつみちさんは、このスカブラを仕事として一生懸命やってくれるそう。

本人からすれば、その場にいるだけだろうが、場の雰囲気がよくなるというのだ。

以前、僕が飲食店の店長時代には月に1回のミーティングを行っていた。

僕が当然、準備から仕切りから全て行うのであるが、主催側が盛り上げるのが結構むずかしい。
 
主催者側はちゃんと進行しないといけないから、主催者がふざけたりするっていうのが基本的には成り立たない。

そして、今までの経験上、会議はスカブラな奴が居た方が盛り上がる。

理想は、会議中にスカブラが変な発言をしてくれて、主催者側がツッコんで場が和むこと。

この時は、突っ込みつつも内心は感謝してる。

真面目な会議では、空気が重くてアイデアも出ずらい。

そんな時に、スカブラの存在は大きくて、彼が逆に薄っぺらい発言してくれることによって他の人も発言がしやすくなる。

それを考えれば、個人的にはスカブラの存在にお金は十分払える価値があるなぁーとおもう。

実際、会議の当日は、我がお店のスカブラが来るかどうかはかなり気にしていました。

まぁ会議に限らず、スカブラは職場の雰囲気や、全体的なパフォーマンスに影響してくるので、とても希少価値が高い。

仕事は出来なくても、存在が仕事なのだ。

このように、個人が持つ長所は現状、仕事にまでなっていないものでも、やり方次第では仕事として成り立つことは、たくさんあるだろうなーと思う。

例えば、方向感覚が優れている人であったり、叱るのがとても上手かったり、いかなる時でもポーカーフェイスであったり、可能性は無限である。

人と異なるっていうのは、時として誰かしらの役に立ち、社会的な役割を果たすことがある。

現代においては、仕事を「探す」ことに固執せずに、「作る」というのは選択肢の1つであろう。

END

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