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自己分析のすすめ。自分を評価する時に大切な事とは⁉

皆さんこんばんは

中橋 俊都です。

最近、就職活動に悩んでいる学生とプライベートでお話しをする機会がありました。人事の仕事をしていると、学生とお会いする機会は少なくはありませんが、仕事関係なく学生と話したのは久々すぎて楽しかったです。

とはいえ、話のネタはどうしても「就職活動」や「仕事」の話になります。結構思い切って赤裸々に悩みを打ち明けてくれたので、許可を頂いた範囲で印象に残ったことをお話しできればと思います。

就職活動中の悩み

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僕がお話をした学生の悩みは、「自己分析をすればするほど進路が分からなくなる」です。いやこれ、めっちゃくちゃ共感出来ました。僕も学生時代そうでしたし、今でも経験のある営業や人事の仕事が天職なのかは分からないです。また、その学生は特に、「自己分析が合っているのか判断出来ない」ことに悩んでいました。

自己分析で大事にして欲しいこと

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僕は自己分析は、2つの観点から考える事が出来ると思っています。
①今の自分を評価する「自己評価」
②これからやりたいことを決めるための「希望探索」


①の自己評価において大切なのは、「自己評価の正解は何か」です。
僕が考える正解は、「自分が思う自分」と「周りの人が思う自分」がどれだけ一致しているか。基本的に評価をするのは他人なので、自分をどれだけ客観的に見れているかが重要になってきます。
・内向的か外交的か
・長所と短所は?
・几帳面か横着か
など、思いつく限りの細かい観点で判断して欲しいです。

②の希望探索ですが、これは自分にしか分からないです。 ①とは違い、周りは関係ありません。アイデアを参考にするのはいいと思いますが、最終的には自分で決める必要があります。難しいのは、「やってみないと分からない」こと。アルバイト経験がある方は多いと思いますが、学生時代にアルバイト出来る仕事はそこまで幅広くないです。

僕のおすすめは、
①どんなスキルを磨きたいか
②社風(会社の価値観)に共感できるか
③福利厚生(待遇・休日など)


の順番。自分の理想の30歳や40歳をイメージして、理想に近づきそうな仕事は何?という観点で見てほしいです。

就職活動を控えている学生へ

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初めての就職活動、悔しい経験を沢山する学生さんもいる事でしょう。
不安でナイーブになるのは仕方がないと思いますが、大事にしてほしい心の在り方を3つご紹介します。

①新卒採用は「ポテンシャル採用」
②就職活動は企業と学生との「マッチング」
③今はほとんどの人が転職をする

①新卒採用は「即戦力」として見ていません。学生同士の競争はもちろんありますし、過酷な現実も待っている事は確かです。期待値が高い学生を採用するので、いざ実務を任せてみたら1番期待していた学生以上に活躍する同期なんていくらでもいます。人事も完璧ではないので、不採用でも「絶対見返してやる!」くらいの気持ちでいて欲しいです。

②就職活動はあくまでも「マッチング」なので、採用の理由も不採用の理由も様々です。よくあるのが、同じ会社・同じ職種でも採用された人はタイプがバラバラなこと。求人サイトにある「求める人物像」は、あくまで目安です。①でもお伝えしましたが、誰が活躍するか分からないので色んなタイプの学生を採用するパターンも珍しくないです。
サッカーチームもFWばっかりいい選手を集めても試合には勝てないですよね?バランスをみて採用や不採用となる場合もあります。

③昔みたいに終身雇用ではないので、1社目が人生のすべてではないです。転職の時、超大手企業の社員でそこそこの人よりも、初めて聞いたベンチャー企業で活躍している人の方が魅力的だったりします。就職活動はスタートライン決め、レースは就職してからです。

まとめ 

僕が社会にでて感じたのは、大手の方が確かに給料はいいです。ボーナスとかも。しかし、大手だと1年間研修で終わったり、業務の裁量が低かったりすることもあります。ベンチャー企業の方が成長スピードが早く、10年後にはどこに行っても通用する人材になっていたり、給与も追い抜いているケースも全然あります。納得のいく就職活動をして欲しいですが、あくまでも「スタートライン」を決めるものだという事を忘れないで欲しいです。勝負はこれからです!

最後まで見ていただきありがとうございました。


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