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ポートフォリオのはなし

作品はウェブサイトで見てもらえることが多くなったとはいえ、まだまだ紙のポートフォリオが必要になるシーンがあります。

外出先で自己紹介をする際はもちろん、デザイン事務所を通じてクライアントに作家提案をしてもらう際など、特に人から人へ紹介してもらう時には重宝しています


ポートフォリオのボリューム

講師のお仕事をしていると、学生さんや生徒さんから分厚くてページ数のあるポートフォリオを見せてもらうことがあります。もちろん豪華で力がこもっていて見ごたえがあっていいのですが、そのボリュームゆえにじっくり見ていたら1冊10分20分はかかりそうなものも。

ぼくが見せてもらう分にはいいのですが、これが例えば持ち込み営業先だと少々ボリューム過多になってしまうこともありそうです。相手の時間を10分20分いただくというのはものすごく贅沢ですもんね。

古いものから新しいものまでぜんぶ見てもらいたい!という気持ちももちろんありますが、それはウェブサイトにまかせるとして。今見てもらいたいものだけを厳選しファイリングした方が相手に伝わりやすいですし、記憶にも残りやすそうです。

なので、ポートフォリオは薄くて良いのではという、あくまで持論。


定期的に小出しする

ちなみにぼくが使っているファイルは昔も今も変わらずこのタイプです。

すべて透明でなんの飾り気もデザインもされていない、ポケット数が10の薄いもの。そしてなんせ安いのがいい。

たくさん作ってばらまくものですから、コスト意識は結構大事ですよね。例えばプリント代含め、1冊5,000円もかけて作ったポートフォリオは渡すのを躊躇してしまいますし、きっと相手も遠慮します。渡す側ももらう側も気兼ねないくらいでちょうどよいかと

昔はこのファイルで作ったポートフォリオを常に2冊持ち歩いて、いざという時にはその場で1冊渡せるようにしてました。どこで誰に出会うかわからないから!という理由からでしたが、今思えば外で渡されても荷物になって迷惑だったでしょうね…。そんなガツガツしていた時期がありました。

丁寧に見てくださる方(デザイン事務所やエージェント)にはこのファイルに収まる量の新作を入れて毎年1冊、定期的に渡したりもしていました。最近できてないですけど…

力作を1冊にまとめて渡すのもいいですが、新作を定期的に小出しにして渡す方が、見る側にとっては成長が感じられるので喜ばれるかもしれませんね。


で、実際どんなもんやねん。

という声も聞こえてきそうなので今のポートフォリオをアップしておきますね。営業用のファイルなので拡散大歓迎。たくさんの方に見てもらえれば嬉しいです。

上で偉そうに言っておきながらここ2年くらい更新できていません、すみません。


構成としては前半がオリジナル作品、ここでは自分が得意とするもの、描きたいものをまずアピールしています。

後半では自分ができること、やりたいジャンルの仕事を中心に制作実績や実例を載せています。どのようにイラストレーションが使われているかがイメージしやすいものを選んで入れています。

で、これらをちょこちょこ入れ替えながら常に新しい状態を保っているわけです。

こんなもんでしたが、いかがでしょうか。

ご意見ご感想、アドバイスなどございましたらぜひお聞かせくださいませ、喜びます。


あ、あとデザイナーの堀口さんがありがたいツイートをしてくださっていたのでこちらにリンクさせていただきます。

タガが外れたほんとの自分…!ためになります!


作家さんがあつまる場などでのポートフォリオの見せ合い、とっても勉強になるので好きです。ぼくもできるだけ持ち歩きますのでぜひ交換して見せてください〜。まだまだガツガツしてます!



余談ですがポートフォリオはすべてInDesignで作成しています。

ページ物をIllustartorで作ることもできますが、ページ順をいれかえたり、文字などを一括で管理できる点においてとても便利です。Adobe Creative Cloudでコンプリートプランを契約されてる方は使わない手はないですよ。


以上、ポートフォリオのおはなしでした。



2019.4.7 追記
その後、内容を新しくしました。


ウェブ(ポートフォリオサイト)の話はこちら。
よろしければついでにご覧くださいませ。



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