南アルプスの麓。小さな里の女子高生がやってのけた王道イノベーション!! 【地域×視点×挑戦のリアル】①
みなさん、内なる「可能性という名の神」とは仲良しですか?
どうも、さいさんです。
☆ 全国高校生マイプロジェクト
先日行われた全国高校生マイプロジェクト・関東大会でファシリテーターを務めてきました。
このプロジェクトは2013年に被災地である岩手県・大槌町のコラボスクールから生まれています。僕はちょうどこの年、大槌コラボスクールに社会人ボランティアとして関わっていました。
そのご縁もあり、自分にとってもライフスタイルを左右した大きなプロジェクトとなっています。
☆ 学びのロールモデル
今日は番外的ですが、この日のお話をシェアします。
多くの方々の事業や活動にも大きく通じる部分ともいえますので、ぜひご参考にして頂ければと思います。
例えば、最近よくある高校生○○とかでは、それっぽいプランや事業計画作ったり、フレームワークでアイデア出したりみたいなことをやりますが、なかなか続かないし、結果や成果になっていない事が多いですよね。
でも、この高校生マイプロジェクトは違う。
この日の関東大会にも静岡、山梨エリアから、あるいはかの N高からも複数のエントリーがあり、100を超えるプロジェクトと二百数十名の高校生たちが集ってきました。わずか7年で日本中に伝わり、高校生たちが自ら「この大会に挑戦したい!」と思える、目標となる大会へと育っているのです。
それはなぜか?
自分が考える一つとしては「人の可能性」を一気に見える形にしたこと。
その挑戦する「人の姿」に共感が爆発したことだと思っています。
続かない多くの高校生イベントは、インプットでおしまい。だから何も起こらず、主催した大人が自己満足に浸っているだけなことも多いわけです。
でも、このプロジェクトはアクションを起こした。
挑戦者となり、現場に身を置いている高校生が集う「場」です。
そして、彼ら彼女らの可能性に見返りなしで支援をする大人達。
ありのまま試行錯誤に挑む人の姿。そのプロセスを惜しげもなくシェアしてくれる大会です。
だからこそ、新しい時代のロールモデル達がこの舞台に輝きを放つのです。
☆ ご紹介しましょう!
今日、紹介するうちの娘です・といいたいくらいの高校生の一人がこちら。
山梨県巨摩軍早川町奈良田。
知る人ぞ知る、南アルプスの麓にある小さな小さな里です。
「温泉まで5分の日常。コンビニまで50分というコンビニが非日常」と彼女は語っていましたが、そんな山奥の女子高生店長がKOTOMIさんです。
1学年が10人くらい。そんな小さなエリアであるこの奈良田で、彼女は自分の発見を、次々と形にしてきました。特に、我々がキラーコンテンツと呼ぶ彼女のオンリーワン。
それは「かき氷」でした!!
氷の上には貴重な日本ミツバチの蜂蜜、イタヤカエデの樹液、地域農家の果樹が添えられます。練乳も手づくりし、氷自体も南アルプス・八ヶ岳で作られている天然氷を使っています。
加えて、この最高の素材をまとめあげる人。
その人に自らがなるべく、東京の大人気店・谷中〈ひみつ堂〉にて3ヵ月間のおんみつ活動(=修行)!を敢行して来る徹底ぶり。
☆ 好事魔多し
これはいっただろう!と聞いている誰もが思いました。
しかし、そんな彼女を試すかのように台風19号で道路が40mにわたる大崩落を起こします。顧客が現地にたどり着けない状況で、12月までの来客はゼロ。
しかし、彼女はその状況でも諦めない。
今出来る事をとチャレンジを継続。この1月には東京ビッグサイトの日本最大のハンドメイドフェアに出展して、しっかりと売り上げを作っています。
現在も継続している山ブドウやワインの搾りかすを使った自家製酵母や一人で誰でも作れるログハウスのブランディング。そして今年起こるであろう Next。
☆ 人は可能性に投資する
誰が選ばれてもおかしくない。そんな超ハイレベルの決勝ブロックのチーム。東京、神奈川の並みいる高校生達。大きな企業とのコラボレーションまで達成したような高校生達を相手に、たった一人で挑んできた彼女が関東ブロックを突破した理由。
それは未来。
可能性というポテンシャルが審査したサポーターの方々の心に響いたからだと思います。
エンディングの分かっている物語よりも、なにが起こるかわからない物語を人は選択します。そんな物語の登場人物たちは、自分の心の中の誰かを投影している自分でもある。そこに共感するからです。
というわけで、長くなりましたので急遽編集して①②でお届けする事にしました。続きはこちらです!
ではでは!!
ありがとうございます。頂きましたサポートは、この地域の10代、20代への未来投資をしていく一助として使わせて頂きます。良かったら、この街にもいつか遊びに来てください。