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第79回ヴェネツィア国際映画祭 作品紹介 アウト・オブ・コンペティション編

劇映画

『The Hanging Sun』フランチェスコ・カロッツィーニ(イタリア)

カンヌ なし
ヴェネツィア なし
ベルリン なし
アカデミー賞 なし

前の雇い主から逃走中、気が進まないヒットマンは孤立した村に避難し、そこで彼の良心の本質を試す出来事に直面します。

 ニッキー・ミナージュなビヨンセなどのMVや短編を数作てがけていますが、長編劇映画がこれが初めてとなるようです。
 内容やキャスト的に賞レースへの参戦はなさそうですが、この監督が今後どのような作品をつくっていくのか楽しみですね。

『Kapag Wala Nang Mga Alon (When the Waves are Gone)』ラヴ・ディアス(フィリピン)

カンヌ 『北(ノルテ) 歴史の終わり』(2013年ある視点部門)
ヴェネツィア 『Death in the Land of Encantos』(2007年オリゾンティ部門/スペシャル・メンション)『Melancholia』(2008年オリゾンティ部門/作品賞)『立ち去った女』(2016年コンペ/金獅子賞)『チンパンジー属』(2020年オリゾンティ部門/監督賞)
ベルリン 『痛ましき謎への子守唄』(2016年コンペ/アルフレッド・バウアー賞)『悪魔の季節』(2018年コンペ)
アカデミー賞 なし

フィリピン最高の捜査官の 1 人であるヘルメス・パパウラン中尉は、彼の機関が殺人的な反薬物キャンペーンの当事者であることの証人となり、道徳的な岐路に立っています。ドゥテルテが 2016 年にフィリピンの新大統領に就任した瞬間、彼の最大の行動はいわゆる麻薬との戦いを開始することであり、その残虐行為とその後の人権侵害で世界に衝撃を与えました。麻薬に起因する超法規的殺人が蔓延しており、犯罪のほとんどは警察に関連しています。残虐行為はパパウラン中尉を肉体的にも精神的にも蝕んでいます。彼は、陰湿な不安から生じる皮膚病である重度の乾癬に苦しんでいます。暗い過去が彼を悩ませ、最終的に文字通り計算のために戻ってきました。

 きましたフィリピンの鬼才ラヴ・ディアス新作!今回は3時間強と常識的な長さのようです。そしてドゥテルテ大統領を描く作品のようでまたまた挑戦的な作品になっているのではないでしょうか。
 とにかく私はラヴ・ディアスを偏愛しているので何時間でもついていきます!東京国際映画祭かフィルメックスで上映されるのを楽しみにしたいと思います。

『Living』オリバー・ハーマナス(イギリス)

カンヌ 『Skoonheid』(2011年ある視点部門)
ヴェネツィア 『The Endless River』(2015年コンペ)『Moffie』(2019年オリゾンティ部門)
ベルリン なし
アカデミー賞 なし

還暦直前に余命半年を告げられた役人が、人生を見つめなおす姿を描いた黒澤明『生きる』(1952年)を1950年代ロンドンに置き換えてリメイク

 『Shirley Adams』(2009年)がロカルノ国際映画祭に出品され注目され、『Moffie』では英国インディペンデント映画賞では監督賞などにノミネートされた気鋭の監督のようです。
 そしてなにより日本人として注目すべきはこれが黒澤明『生きる』のリメイクであることでしょう。またノーベル文学賞作家カズオ・イシグロが脚本をてがけ、名優ビル・ナイが主演をつとめます。アカデミー主演男優賞も有力と言われており、要注目の作品です。

『Dead for a Dollar』ウォルター・ヒル(アメリカ)

カンヌ 『ロング・ライダーズ』(1980年コンペ)
ヴェネツィア なし
ベルリン なし
アカデミー賞 なし

1897年のニューメキシコ準州が舞台。名うての賞金稼ぎマックス・ボーランド(ワルツ)が、サンタフェの実業家ネイサン・プライスから、アフリカ系アメリカ人の脱走兵イライジャ・ジョーンズに誘拐されメキシコに人質に取られた妻レイチェル・プライズを連れ戻すよう雇われる。しかし、発見したレイチェルはイライジャと恋仲で、夫の虐待から逃れてきたことを知り、マックスはレイチェルを帰すべきか、彼女を自由にして雇い主を敵に回すべきか、選択を迫られる。

 『ストリート・オブ・ファイアー』『48時間』などで知られるウォルター・ヒル新作です。ウィレム・デフォー、クリストフ・ヴァルツら出演の娯楽作ですかね。
 賞レース参戦はないでしょうが、今どき西部劇というのもあまりないのでどういう展開になっているのか楽しみです。やはり何といってもデフォーですよね…好き…

『Kone Taevast (Call of God)』キム・ギドク(キルギス)

カンヌ 『弓』(2005年ある視点部門)『ブレス』(2007年コンペ)『アリラン』(2011年ある視点部門/作品賞)
ヴェネツィア 『魚と寝る女』(2000年コンペ)『受取人不明』(2001年コンペ)『うつせみ』(2004年コンペ/監督賞)『嘆きのピエタ』(2012年コンペ/金獅子賞)『殺されたミンジュ』(2014年ヴェニス・デイズ/作品賞)
ベルリン 『悪い男』(2002年コンペ)『サマリア』(2004年コンペ/監督賞)
アカデミー賞 なし

 これ謎すぎるんですよね。キム・ギドクは既に亡くなっていて、しかも性的暴行で韓国映画界から追放状態にあったんですよね。その新作が出る?しかも韓国ではなく、キルギス・ラトビア・エストニアが制作国なんですよ。ドキュメンタリーと思ったら違うし、キャストも東欧っぽい名前なんですよね。内容も発表されていない、画像もないので全くの謎です。

『Dreamin' Wild』ビル・ポーラッド(アメリカ)

カンヌ なし
ヴェネツィア なし
ベルリン なし
アカデミー賞 なし

ミュージカル デュオのドニーとジョー・エマーソンは1970 年代にレコードを制作するためにすべてを費やしました。

 監督のビル・ポーラッドは『ブロークバック・マウンテン』『ツリー・オブ・ライフ』『それでも夜は明ける』などのプロデューサーとして有名な人物です。監督としては2014年に『ラブ&マーシー 終わらないメロディー』をてがけ、数々の批評家賞やゴールデングローブ賞でポール・ダノの助演男優賞と主題歌賞にノミネートされました。
 今回は『マンチェスター・バイ・ザ・シー』で主演男優賞を受賞したケイシー・アフレック、『ワンダー 君は太陽』のノア・ジュプらを迎え実在した音楽デュオ、ドニー&ジョー・エマーソンを描くとのこと。
 賞レースは微妙ですが、もしかするとゴールデングローブ賞のコメディ・ミュージカル部門に引っかかってくるかも?

『Master Gardener』ポール・シュレーダー(アメリカ)

カンヌ 『ミシマ : ア・ライフ・イン・フォー・チャプターズ』(1985年コンペ)『Patty Hearst』(1988年コンペ)
ヴェネツィア 『魂のゆくえ』(2017年コンペ)『The Card Counter』(2021年コンペ)
ベルリン 『ハードコアの夜』(1979年コンペ)『ライト・スリーパー』(1992年コンペ)
アカデミー賞 『魂のゆくえ』(2019年脚本賞ノミネート)

裕福な未亡人(ウィーバー)の庭園を管理する従順な園芸家(エドガートン)が、彼女のわがままな親戚の娘を見習いとして面倒みるよう頼まれたことをきっかけに、自身の過去の危険な秘密が暴かれていく

 スコセッシ作品、特に『タクシードライバー』の脚本家としても有名なシュレーダーですが、近年ではイーサン・ホーク主演の『魂のゆくえ』が予想外の健闘をみせ脚本賞にノミネートされました。
 本作では『ラビング』などのジョエル・エドガートン、『エイリアン』のシガニー・ウィーバーという二大スターを迎えた作品です。
 昔から監督作は評価はされてきているのですが、アカデミー賞ラインに乗ってくるということはあまりなかった印象です。しかし『魂のゆくえ』がノミネートされたことで俄然本作にも注目が集まります。

『Siccità』パオロ・ヴィルズィ(イタリア)

カンヌ なし
ヴェネツィア 『La Bella Vita』(1994年コンペ外)『Ovosodo』(1997年コンペ/審査員特別賞)『My Name is Tanino』(2002年コンペ外)『ロング、ロングバケーション』(2017年コンペ)
ベルリン なし
アカデミー賞 なし

ローマでは 3 年間雨が降っていません。 絡み合ったキャラクターのグループが水不足に対処するにつれて、規制と習慣が変化します。

 パオロ・ヴィルズィ監督はイタリア国内ではベテランで、特に『人間の値打ち』はイタリア版アカデミー賞であるダヴィッド・デ・ドナテッロ賞の作品賞をはじめ7部門を独占、続く『歓びのトスカーナ』でも作品賞を含む5部門を受賞しています。
 私は『歓びのトスカーナ』が大好きなので、この監督の新作というだけでワクワクしてしまいます。本作もコメディということでどんな笑いを提供してくれるのか楽しみです!

『Pearl』タイ・ウエスト(アメリカ)

カンヌ なし
ヴェネツィア 『サクラメント 死の楽園』(2013年オリゾンティ部門)
ベルリン なし
アカデミー賞 なし

『Pearl』は『X エックス』の60年前が舞台で、殺人鬼・パールの若い頃を描
く。三部作の二作目。

 現在日本で公開中の『X エックス』の続編、かつ前日譚にあたる作品が早くも登場!A24では初の三部作構成のシリーズ作となり、ミア・ゴスが再び主演をつとめるとのことです。
 ホラー好きなのに『X エックス』は観られていなくて…期待値が分からないですが、タイ・ウエストとミア・ゴスなのでいいんでしょうね。なるべく早く観に行こうと思います!

『Don't Worry Darling』オリヴィア・ワイルド(アメリカ)

カンヌ なし
ヴェネツィア なし
ベルリン なし
アカデミー賞 なし

ヴィクトリーという実験的な企業都市のユートピア(楽園)のようなコミュニティに暮らす人々の物語。夫たちは極秘の「ヴィクトリー・プロジェクト」に従事し、妻たちはコミュニティの美しさ、豪華さ、道楽を楽しんでいる。
全ての住人のニーズに企業が応え、完璧な人生を送れるのだ。その見返りは、ヴィクトリーの理念に対する、疑問なき忠誠心だけ。しかし、牧歌的な生活に亀裂が入り、魅力的な見かけの下に潜む邪悪なものが姿を現し始めると、アリス(フローレンス・ピュー)はヴィクトリーで彼らが何を、何のためにしているのか、疑問に思わずにいられなくなる。

 『ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー』で鮮烈な監督デビューを果たしたオリヴィア・ワイルドが今乗りに乗っている若手女優フローレンス・ピューを主演に撮ったスリラーです。
 本作はフローレンス・ピューの主演女優賞が期待されていて、アカデミー賞的にも要注目な作品です。抱腹絶倒のコメディだった『ブックスマート』とは180度異なる本作、オリヴィア・ワイルドの真価が問われる一作と言えるでしょう。期待半分不安半分で公開を待ちたいと思います。

ドキュメンタリー

『Freedom on Fire: Ukraine's Fight for Freedom』エフゲニー・アフィネフスキー、アレックス・カシュプール(ウクライナ)

エフゲニー・アフィネフスキー監督

カンヌ なし
ヴェネツィア なし
ベルリン なし
アカデミー賞 『ウィンター・オン・ファイヤー ウクライナ、自由への闘い』(2016年長編ドキュメンタリー映画賞ノミネート)

 エフゲニー監督はLGBTQをテーマにした『Oy Vey! My Son Is Gay!!』(2009年)、シリア情勢をテーマにした『Cries from Syria』(2017年)、ローマ教皇をテーマにした『Francesco』(2020年)などで高い評価を獲得し、アカデミー賞にもノミネートされました。
 そしてウクライナ情勢が注目を集める今Netflixでそのアカデミー賞候補作『ウィンター・オン・ファイヤー ウクライナ、自由への闘い』が配信されました。
 本作もタイトルからして『ウィンター・オン・ファイヤー』の延長線上にある最新のウクライナを映したドキュメンタリーでしょう。これは観なければならない一本だと思います。
 ちなみに共同監督としてクレジットされているアレックス・カシュプールは『ウィンター・オン・ファイヤー』の撮影監督のようですね。

『The Matchmaker』ベネデッタ・アルジェンティエリ(イタリア)

ベネデッタ・アルジェンティエリ監督

カンヌ なし
ヴェネツィア なし
ベルリン なし
アカデミー賞 なし

 アルジェンティエリ監督はジャーナリストでもあり、監督としては2013年に『Çapulcu: Voices from Gezi』、2016年に『Our War』、2018年に『I Am the Revolution』を発表しています。
 そんなに有名な映画祭には出ていませんが、新進気鋭のドキュメンタリー作家と言えるでしょう。どのような内容のドキュメンタリーなのか楽しみですね。

『Gli Ultima Giorni Dell'Umanità』エンリコ・ゲッツィ、アレッサンドロ・ギャグリアルド(イタリア)

エンリコ・ゲッツィ監督

カンヌ なし
ヴェネツィア なし
ベルリン なし
アカデミー賞 なし

 エンリコ・ゲッツィは映画監督、俳優、映画批評家、テレビ司会者と様々な面を持つ人物のようです。1979年から短編やTVドラマを監督していて、長編ドキュメンタリーは本作で三作目のようです。対して共同監督のアレッサンドロ・ギャグリアルドは『Un mito antropologico televisivo』を2011年に発表しているのみでまだ新人なのでしょうか。
 ちなみにタイトルは「人類最後の日々」という意味で、深読みを誘われる魅力的なタイトルですね。どんな内容なのでしょうか。

『A Compassionate Spy』スティーヴ・ジェームズ(アメリカ)

スティーヴ・ジェームズ監督

カンヌ なし
ヴェネツィア なし
ベルリン なし
アカデミー賞 『フープ・ドリームス』(1995年編集賞ノミネート)『Abacus: Small Enough to Jail』(2018年長編ドキュメンタリー映画賞ノミネート)

 スティーヴ・ジェームズ監督は『フープ・ドリームス』で有名です。なぜ有名なのかというと、この作品によってアカデミー長編ドキュメンタリー映画賞の選出方式が改定されたからです。『フープ・ドリームス』が数々の評論家によってベスト映画に選ばれ、ドキュメンタリー映画賞だけではなく作品賞ノミネートも期待されていたにも関わらずそのどちらにもノミネートされませんでした。これが非常に非難され、選出方法自体を変えざるを得ない事態にまでなったと言われています。
 そんなスティーヴ・ジェームズ監督ですが、これまでに短編、TVも含め28本ものドキュメンタリーを制作していて、アメリカドキュメンタリー界の大御所と言っていいでしょう。
 タイトルは「優しいスパイ」というような意味で、アカデミー賞も期待ができるでしょうか。

『Music for Black Pigeons』ヨルゲン・レス、アンドレアス・コーフォード(デンマーク)

アンドレアス・コーフォード監督

カンヌ なし
ヴェネツィア なし
ベルリン なし
アカデミー賞 なし

 アンドレアス・コーフォード監督はデンマーク版アカデミー賞であるボディル賞で二回長編ドキュメンタリー映画賞にノミネート、日本ではレオナルド・ダ・ヴィンチ新発見の絵画とされた「サルバドール・ムンディ」を扱った『ロスト・レオナルド ~史上最高額で落札された絵画の謎』が公開されました。対するヨルゲン・レスもボディル賞に二度ノミネート、2009年には名誉賞も受賞しているベテランです。
 タイトルに音楽とあることから、芸術系のドキュメンタリーかなと推察されます。ベテラン二人が手掛けたデンマークのドキュメンタリー、興味津々です!

『The Kiev Trial』セルゲイ・ロズニツァ(ウクライナ)

カンヌ 『My Joy』(2010年コンペ)『霧の中』(2012年コンペ/国際映画批評家連盟賞)『ジェントル・クリーチャー』(2017年コンペ)『ドンバス』(2018年ある視点部門/監督賞)『Babi Yar. Context』(2021年コンペ外/スペシャル・メンション)『The Natural History of Destruction』(2022年コンペ外)
ヴェネツィア なし
ベルリン なし
アカデミー賞 なし

 セルゲイ・ロズニツァは近年最注目の存在で、劇映画とドキュメンタリーのどちらも高く評価されています。劇映画では『霧の中』『ジェントル・クリーチャー』がカンヌのコンペに入ったり、ドキュメンタリーでは『国葬』からはじまる「群衆」三部作も日本で公開されました。『ドンバス』も最近公開されましたね。
 タイトルは「キーウ裁判」、キーウはウクライナの首都ですよね。やはり現在のウクライナを描いた作品となりそうです。

『In Viaggio』ジャンフランコ・ロージ(イタリア)

カンヌ なし
ヴェネツィア 『Below Sea Level』(2008年オリゾンティ部門/ドキュメンタリー賞)『El Sicario, Room 164』(2010年オリゾンティ部門/国際映画批評家連盟賞)『ローマ環状線、めぐりゆく人生たち』(2013年コンペ/金獅子賞)『国境の夜想曲』(2020年コンペ/UNICEF賞他全3冠)
ベルリン 『海は燃えている イタリア最南端の小さな島』(2016年コンペ/金熊賞
アカデミー賞 『海は燃えている イタリア最南端の小さな島』(2017年長編ドキュメンタリー映画賞ノミネート)

 きました!ヴェネツィアとベルリンで最高賞を受賞している、世界を代表するドキュメンタリー作家ジャンフランコ・ロージ!今回はコンペからもれました。
 とはいえ私は前作『国境の夜想曲』はあまりに静かすぎてかなり退屈してしまいました。『海は燃えている』はよかったですけどね。自分の中ではあまり評価が定まっていない作家です。
 今回のタイトルは「旅行」という意味。そしてキャストにローマ教皇がクレジットされています。そのことからローマ教皇の各地への旅を追った作品ではないかと予想できます。

『Bobi Wine Ghetto President』クリストファー・シャープ、モーゼス・ブヮヨ(イギリス・ウガンダ)

モーゼス・ブヮヨ監督

カンヌ なし
ヴェネツィア なし
ベルリン なし
アカデミー賞 なし

 モーゼス・ブヮヨはジャーナリストでもあるようで、全くの新人のようです。本作はイギリスとウガンダ、アメリカの共同制作となっていて「Bobi wine」というのはウガンダの何かなのかもしれません。対するクリストファー・シャープはイギリスでTVシリーズを中心に活躍している方のようです。
 今のところタイトルの意味もよく分からないので内容も全く不明ですが、ウガンダにまつわる作品になっているのでしょうか。

『Nuclear』オリヴァー・ストーン(アメリカ)

オリヴァー・ストーン監督

カンヌ 『JFK Revisited: Through the Looking Glass』(2021年コンペ外)
ヴェネツィア 『ナチュラル・ボーン・キラーズ』(1994年コンペ/審査員特別賞)
ベルリン 『プラトーン』(1987年コンペ/監督賞)『トーク・レディオ』(1989年コンペ)『7月4日に生まれて』(1990年コンペ)『エニイ・ギブン・サンデー』(2000年コンペ)
アカデミー賞 『ミッドナイト・エクスプレス』(1978年脚色賞受賞)『サルバドル/遥かなる日々』(1986年脚本賞・主演男優賞ノミネート)『プラトーン』(1986年作品賞受賞)『ウォール街』(1987年主演男優賞受賞)『7月4日に生まれて』(1989年作品賞ノミネート)『JFK』(1991年作品賞ノミネート)『ニクソン』(1995年主演男優賞などノミネート)

 オリヴァー・ストーンってドキュメンタリーも撮るんですね。知らなかった。最近はあまり奮わないですが、『7月4日に生まれて』『JFK』など社会派映画の名匠です。
 今回はズバリ「核」ということで、環境系のドキュメンタリーになるでしょうか。『7月4日に生まれて』はとても好きなので今度は良質な社会派作品を撮ってくれることを期待したいですね。


ということで今回はアウト・オブ・コンペティションの作品を紹介しました。読んでいただきありがとうございました!

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