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ຮຽນພາສາລາວ ラオス語を学ぶ

以前の投稿で、ラオスに渡航して駐夫生活3か月、時間を持て余していると書いた。ただし、その間にもそれなりに本気で取り組んでいることがある。ラオス語の習得だ。

習得と書くと大層な話に聞こえるが、実際には週に2回、超絶フレンドリーなラオス人の先生(仮にヴォン先生と呼ぶことにする)にオヤジギャグ満載のレッスンをしてもらっている。

本記事のタイトル前半はラオス語で「ラオス語を勉強する(ヒエン パサ ラオ)」と書いている訳であるが、ご覧の通りこの表音文字は一筋縄ではいかない。くねくねしたかわいい文字ではあるのだが…

という訳で、ラオス語を学ぶ人は、文字の読み書きの前に、話し言葉を勉強することが多いようである(ヴォン先生もそのような方式を取っている)。こんにちは、ありがとう等の基本単語に始まり、自己紹介、家具、色、家族構成等々。まずは先生に発音してもらい、それをカタカナで記載しながら、言い方を覚えていく。

「これはなんですか?」
「これは机です」
「今日は何を食べましたか?」
「今日は麺を食べました」
「この本は何色ですか?」
「青色です」

これをカフェで声を出しながらやっているので、周りのラオス人に聞こえていると思うと若干恥ずかしい。

これを3ヶ月ほどやると、ちょっとずつ日常会話だとわかる単語が出てくるのである。
しかし、何しろ私は仕事もしていない駐夫だ。ここは一念発起して、文字も勉強するしかない!ということで、ここ数週間、文字の勉強に入った。(実際には仕事をしている妻も文字を学んでいので、全く偉そうにできないのですが)

まずは子音を27個。そして、母音が12個✕2(長短あるので)+4個の28個。その他、イレギュラーな文字もいくつかある。なぜか子音よりも数が多い、これら母音が曲者なのがお分かりいただけるだろうか。日本人には違いが分かりそうで分からないけど、やっぱりなんとなく分かるような…という音がいくつが出てくる。それに、子音と違って複数の記号を組み合わせて母音を作るため、見た目もややこしいこと極まりない。

ということで、現在は母音の書き方、読み方を絶賛暗記中。イチから文字を勉強する時代が再び訪れるとは思ってもいなかったが、これはこれで楽しい面もある。

ちなみに、ラオス語話者の人口は世界でおよそ3000万人ほどのようである*。私はいったい何を目指しているのだろうか…という疑問が浮かばないこともないですが、まあ趣味(且つ日常生活で便利なもの)ということで割り切っている。


(* 東京外国語大学のホームページを参考にさせていただきました。)

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