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ゲルストマン症候群なヨガインストラクター

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みなさん、「ゲルストマン症候群」ってご存知ですか?

ゲルストマン症候群は次の4つの主な症候で定義される。
失書 : 自発的に字を書くことも書き取りもできない。
失算 : 暗算も筆算もできない。
手指失認 : 指定された指を示せない。
左右失認 : 左右がわからない。
以上の4症候を満たさない不全型も多くみられる。

By Wiki先生

で、突然の告白ですが私、この最後の「左右失認」です。
一般的には「左右盲」と言われることが多いようですが書いてある通り、「右と左が瞬時に判断できない」んです。

例を挙げると
・視力検査で「C」の開いている方向を答えられず、見えないと判断される
・運転中「次右折ね」と言われて判断できずに、その道を直進して怒られる
・歯医者で「痛い場合は左手上げて」と言われるも、「痛い!
 …ええと、左ってどっちだっけ?」と考えている間に治療が終わる
・英語になるとRightとLeftで余計混乱
エトセトラエトセトラ。

多くの方はこれを聞くと「え?何言ってるの?」って思いますよね?
このように周りに理解されづらいため、笑われたりあきれられたり。
私の実家は躾と教育にとても厳しかったため、「なんでこんなのがわからないの?!」と怒られ怒鳴られたこともあります。

大人になってからは、さほど大きな支障もなく(ナビを頼りに不慣れな土地で運転する時だけは未だ緊張感が走る)たまに笑われる程度で生活してきました。

が。
ここに来てまた左右失認の悩みにぶち当たりました。

はい、タイトルにありますね、そう「ヨガの指導」です。

ヨガは「右足を一歩大きく開く」とか「左側の膝を曲げる」とか「右手を腰に当てる」とか。
左右左右左右左右…
右やったら左、左やったら右。左右対称にアーサナを行います。

ってことは常に左右左右左右左右…言い続けてインストラクションするわけですよ!

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インストラクターって生徒さんと向かい合いますよね?
生徒さんの右が自分の左、生徒さんの左が自分の右になるんです。
加えて、体の向きが変われば左右が同じになることも。

インストラクターの学校での模擬テストや、卒業試験の時はガッチガチに緊張しまくって右も左も飛びまくりの、もう大混乱だったのを覚えています。

ライセンス取得後ひとり立ちをしどうしているかというと、ひよっこながらもビーチヨガやパークヨガ、ZoomクラスやYouTubeでの指導を重ねるにつれ、なんとなくですが「自分なりのインストラクション」を生み出してきています。

まず、私はクラスを教える前に「何回も自分で練習」をしています。
シークエンス(クラス内容)を作る時から、右左がスムーズに進むように組み立てそしてそれを何回も練習をしています。

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でもって実際のヨガクラス。
右左も多く使いますが、自分が混乱してわからなくなることをさけるため、心がけるのは、自然に、生徒さんとなるべく向きを合わせること。
そのために、あっちこっち裸足で走り回りながらアーサナを取っています 笑

あともう一つ。
「海側に体を開いて」とか「ダイヤモンドヘッド側の手を空へ」とか多々使います。いいでしょ?ハワイっぽいでしょ??


ゲストルマン症候群は、私のように物心ついたときから発症しているケースもあれば、頭頂葉の損傷に起因して成人してから発症するケースも多いそうです。しかし未だ様々な見解があり特効的な治療法はないようです。

皆さん。
もし左右がとっさに出てこない人がいても、笑わないでください。怒らないでください。
その方は決してふざけているわけではなく毎日悩んで、真剣に生きています。

左右失認の皆さん。
大丈夫。ヨガで右と左間違えて足出しちゃったり手を伸ばしちゃうことは
誰でもホント良くあることです。
ちょっとくらい右折と左折間違えても、すべての道はローマに続いています(←)
色々試行錯誤すると、自分なりの対処の仕方(私の場合ごまかし方?)が
見えてきたりするもんですよ。

Lokah Samastah Sukhino Bhavantu(すべての存在が幸せで自由でありますように)

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↑こういうポーズの時は「前足・後ろ足」とか言ってみて(犬かよ!)って一人心の中で突っ込み入れていたりもする私。

今日もNamaste🐰

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Be Shanti! 公式Web
https://www.reiyoga808.com/
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