eスポーツ・ビデオゲームの原点:アタリ社の卓球ゲーム「ポン」
昨日の記事で、僕が子どもの頃に遊んだ「東芝ビデオゲーム TVG」について書きました。
その中で登場した「ポン」というゲームについて、妻から「どんなゲームなのか分かりにくい」と言われました。
そこで、YouTubeで見つけた動画を紹介します。
実は、この「ポン」は、50年前に世界中でブームを巻き起こし、現代のテレビゲームやeスポーツの原点ともいえる、非常に重要なゲームです。
1972年、アメリカのアタリ社が開発した「ポン」は、卓球をモチーフにしたシンプルなゲームでした。
しかし、このシンプルなゲームが後のゲーム業界に多大な影響を与えることになります。
画面の両端に配置された長方形の「パドル」を操作し、中央を動く光点をボールに見立てて打ち合うだけの単純なルール。
しかし、高速でボールが飛び交う中、相手の動きを読み、タイミングよくパドルを操作するスリルがプレイヤーを夢中にさせました。
対戦形式で楽しむこのゲームは、eスポーツの原型とも言えるでしょう。
試作機が地元のバーに設置されるとたちまち人気を集め、その成功を受けてアタリ社は大量生産を開始すると、「ポン」はアーケードゲーム市場を急速に拡大し、ゲーム業界の黎明期を支える重要な作品となりました。
アタリ社の成功は、任天堂をはじめとする日本のゲームメーカーにも大きな影響を与えました。
任天堂はアタリ社の成功にヒントを得て、1977年に「カラーテレビゲーム」を発売。このゲーム機には「ポン」と同様の卓球ゲームが搭載されており、家庭用ゲーム機市場への本格参入を果たしました。
そして、これが後のファミリーコンピュータ(ファミコン)の大ヒットへとつながります。
「ポン」は単なる卓球ゲームにとどまらず、ゲームデザインの基礎を築いた名作として、今もなお語り継がれています。
僕は、アタリ社のポンで遊んだことがないですが、もしこのゲーム思い出などありましたら、コメントを下さると嬉しいです。
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