見出し画像

ステラ♪諦めなかった故のストーリー

eスポーツ始めて5年目

今日は勤務する専門学校の全国校舎をオンラインで繋いでのレクリエーションのeスポーツ大会でした。
先生方も学生に混じってチームを組んで、楽しみました。

僕は、運営側に回り、いわゆるオブザーバーとして、Discordチャンネルの待機場所で、ゲーム画面を共有しながら試合観戦。

オブザーバーとは、元々、観察者や傍観者、立ち会い人という意味の英語。
eスポーツやゲーム業界では、神視点と言ったりします。
プレイヤーとしてゲームに参加するわけでないけれど、画面をプレイヤーの視点から、上空からの俯瞰映像、マップを出してどこにどのチームが居るのかなど、画面を切り替えて、配信に載せるのが仕事。

ちなみにゲームタイトルは、PC版の『PUBG: BATTLEGROUNDS』。
今では、ちょっと人気が衰えている感があるタイトルですが、先生方は、腕に覚えがあるゲームタイトルでもあります。
僕も一時期嵌まって、調子に乗って初心者に関わらず大会でエントリーしたこともある思い出深いゲームタイトル。

そのときの動画が、X(旧Twitter)に残ってました。実況者にプレイヤーネームを呼ばれていますが、4年前になるのですね。

2018年の冬。色々と挫折を味わい人生に夢も希望も感じることなく、焦りばかりが先走っていた頃。
とあるドキュメンタリー番組を見て、「そういば僕、ゲームが好きだったなぁ」と、40歳を過ぎて、奮起してゲーミングPCを組み立てて、始めたeスポーツ。

eスポーツを始めた時、妻は理解を示してくれて、ボーナスをゲーミングPCに充てることに賛同してくれたことは、本当に有り難いことでした。

そして、翌年春に、ゲーマーのコミュニティを作ろうと、地元の気仙沼にeスポーツ・サークルを立ち上げたものの、当初は人も集まらず、悩んだ時期もありました。
しかし、少しずつ仲間が増えて、サークル活動も今年で5年目を迎えることができます。

活動当初、いや、今でもかな。「eスポーツ」を始めることに対して、周囲の反応は、冷ややかなものでした。

「今度、ゲーミングPCを組み立てる」と言ったら、「パソコンなんて組み立てるの? 安いから?」と馬鹿にされたこともありました。
サークルを立ち上げて、施設を借りる際に市内に住む最低5名のメンバーが必要で、周囲の人にお願いして人数を集めたものの、否定的な言葉を言われたり、実際の活動日には一度も来ることなかったりで、始めて数ヶ月は、「今日は誰か来てくれるのかな?」と、不安になることもありました。
また「最近頑張っているね。イ、イ、eスポーツだっけ?」と、小馬鹿にされた気分になった事もありました。
(そんなことを言った人達は、忘れているでしょうけどね。言われた方は、傷ついて覚えてるものですよね。)

それでも、サークル活動を続けていくなかで、仙台eスポーツ協会の一員として参画することになり、専門学校でeスポーツの講師を探しているという話しを頂き、それまで務めていた職場を辞めて、この春3年目を迎えることとなります。

レクリエーションのオブザーバーをしながら、Discordで他校の先生や学生とゲーム画面を見ながら盛り上がり、5年前には考えられない夢のような時間を過ごせる仕事をしているなと、改めて実感した1日でした。

決して、ゲームが上手いわけでない。ただ、ゲームが好き。eスポーツが好き。もちろん、好きだけ・楽しいだけの世界ではないけれど、楽しい人たちと不思議な巡あわせで、幸せな生活を送れています。

記事のタイトルが思いつかなかったので、この記事を書いている時に聞いていた曲のタイトルと、歌詞の一部をつけました。
ステラとはイタリア語で「星」という意味だそうです。

この記事が参加している募集

仕事について話そう

頂いたサポートは、MIEC(みちのくeスポーツサークル)の活動費として、地域を盛り上げるために使わせ頂きます!