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片麻痺に対するボバース
正常姿勢反射は主として立ち直り反応と平衡反応から成り立つ。
これらの反応の持つ、共通の要素は、
①姿勢をコントロールするための姿勢緊張が正常である事
②多種多様な機能的運動パターンをつくり出すことができ、このパターンは全人に共通である事
③相反神経支配が正常に行われ協調された主動筋、拮抗筋、協働筋の収縮作用が行われること
正常では動かそうとする関節より近位の関節は協働筋の収縮により固定されており、主動筋拮抗筋の調節により、末梢の関節をスムーズに動かすことができる。
麻痺の場合、相反神経支配が障害されているため、主動筋、拮抗筋、協働筋のスムーズな調節が行われず、目的運動が阻害される。
ボバースの治療目的としては、
①痙性の減少
②異常運動パターンを正常運動パターンにかえる
③選択運動の獲得
弛緩期、痙性期においては側臥位にて、股関節伸展位に保持しながら膝屈曲、足背屈または股関節屈曲位にて膝伸展、足背屈。腹臥位にて膝屈曲運動、屈曲保持。
片麻痺患者の下肢の主な問題点は股関節伸展位での膝屈曲のコントロール、または股関節屈曲位での膝伸展、足背屈のコントロールが難しい点。
歩行時麻痺側上肢の連合反応が強く出てしまわないように、麻痺側上肢は肩外転外旋、肘手関節手指は伸展位に誘導する。
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