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構成障害に対するキャッチボール

構成障害に対する捕捉課題の効果


構成障害とは、、

山鳥らによると「まとまりのある形態を形成する能力に障害をきたし、空間的に配置する行為が困難になった状態」と定義されている。

日常生活では片付けやパズルができないといったことが見られるが一般的な動作への影響はほとんど報告がない。

構成障害は独立性の低い症状であり、発言メカニズムとして半側空間無視や全般性知能低下、失行が影響因子となるためと言われている。


捕捉課題(キャッチボール)の効果

①紐で吊るしたボールを投げて捕る

②1m間隔で治療者と向き合ってキャッチボール

③ボールを頭上に投げて捕る(ランダムに投げる高さ、速さ、位置を変える)

各20回、非麻痺側上肢、または両側上肢を使用


捕捉課題介入の直前直後で模写の改善が見られたと報告された。


仮説としては、捕捉課題には高度の空間性定位処理や遠位空間刺激への注意フォーカスの拡大が必要であり、そのことが構成障害の脳内メカニズムに何らかの影響を与えた可能性が考えられる。


構成障害に対する捕捉課題の効果 渡辺学 他 理学療法 2012

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