中殿筋の線維を考慮しよう!
中殿筋前部線維
股関節外転作用に加えて屈曲作用を持っている。
ここでは外転+屈曲60°で良好な収縮を得られている。
内旋作用も持つ。
中殿筋後部線維
股関節外転作用に加えて伸展作用を持っている。
ここでは外転+伸展60°で良好な収縮を得られている。
外旋作用も持つ。
中殿筋を一つ大きな筋腹として捉えず、中殿筋各繊維を区別したトレーニングが必要である。
特に股関節運動軸安定化を担っている中殿筋後部線維に対する運動療法は重要である。
中殿筋後部線維は筋の走行上、大殿筋に覆われているため、触診にて筋の収縮を確認することは困難。
(余談) 筋力強化を目的とした負荷量は最大筋力の60%。
参考文献 異なる運動方向への静止性股関節外転収縮が中殿筋前・中・後部線維の筋厚および筋腱移行部距離に及ぼす影響 理学療法科学32(6) 2017
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