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脳室ドレナージ

脳室ドレナージ

脳室内穿破において脳室拡大が強い場合は、血腫の排出や頭蓋内圧の低下を目的として脳室ドレナージを行う。

主に側脳室の前角にドレーンの挿入、留置を行う。

さらに、外耳孔(基準点、ゼロ点)から最高点までの高さで、ドレーンの圧を設定する。


脳室ドレナージの多くは劣位半球(通常右側)で行われる。

脳室へ挿入したドレーンは、前頭葉(脳実質)を通過している。

もし優位半球で合併症(硬膜外血腫、硬膜下血腫、脳内血腫など)が起きてしまうと、神経症状がより強く出てしまう。これを避けるために原則的に劣位半球で行う。

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