ChatGPTで失敗!?見込み客のリストアップの難しさとAIの限界
皆さん、こんにちは。
今回は、ChatGPTを使って見込み客をリストアップするという試みについてお話しします。
リストアップは苦手かも?
結論から言うと、この試みはうまくいきませんでした。その詳細と、AIの限界について考察してみたいと思います。
私が試みたのは、ChatGPTに検索をさせて見込み客をリストアップするというものです。私の仕事はBtoBで企業に対しサービスを提供するものです。一般の方が相手の商売ではありません。
そのため、見込み客のリストアップが非常に重要になってきます。地域の企業を調べ、「ここであれば弊社のサービスを気に入ってくれるんじゃないか。買ってくれるんじゃないか」という企業を探しアタックします。
通常は街で歩いてて見かけたり、google検索で見つけたり、一部代理店さんからのご紹介があります。
この見込み客を勝手にリストアップしてもらえないか、と考えたわけです。世の中、そんなに甘くない。では具体的な手順を見ていきましょう。
リストアップの具体的な手順
具体的には、「中野区の不動産」をリストアップするように指示しました。その結果は期待とは異なるものでした。
結果はこちら。
なるほど。chatGPTも言っているようにリストップは苦手そう。全部中野区じゃなくてもいいもんな。
リストアップされたのは、大手の不動産会社でした。これらの会社は確かに中野区に存在しますが、私が求めていたのはもっとローカルな不動産会社の情報でした。そこで、ChatGPTに「ローカルの不動産会社をリストアップして」と指示を出してみました。
しかし、その結果も期待外れでした。エイブルやんけ。
他にもいくつかの業種で試しましたが、その中には存在しない業者の情報も含まれていました。これは、現時点のChatGPTの限界を示していると思います。
ChatGPTは、与えられた情報を基に回答を生成しますが、その情報が必ずしも正確であるとは限らない。ChatGPTが自ら情報を検索する能力はまだ発展途上であり、その結果は必ずしも信頼できるものではありません。
chatGPTは知らないことは教えてくれない
この経験から、ChatGPTは「自分が知らないことを教えてくれるツール」ではないのかもしれません。それよりも、既存の情報を整理し、それを基に新しいアイデアを提供してくれるツールと考えるべきかもしれません。
しかし、これは決してChatGPTが役立たないということを意味するものではありません。むしろ、この限界を理解し、それを踏まえた上でChatGPTを活用することが重要です。例えば、既存の情報を整理したり、新しい視点を提供したりするためのツールとしてChatGPTを活用することは十分に可能です。
というか今のchatGPTがリストアップ化が苦手なだけで、4.5とか、5.0になれば分かりませんよね。
リストをまとめるのは得意
以下の方法でリストアップすることは可能です。これは不動産ではなく中野区の葬儀屋についてまとめました。
いちいちHPを見るよりだいぶ見やすくなりましたね。もちろんテーブル形式で出力することも可能です。
自分でまとまっているHPや企業情報を入力するれば見やすくまとめてくれるので、資料作成の手間はだいぶ省けると思います。
ただ、これはには弱点もあります。不動産から葬儀屋にしたことで気づいた方もいるかもしれませんが、不動産のHPからは情報がとれませんでした。ウェブサイトが自動的なスクレイピングを防ぐための措置を講じているためです。
措置を講じていない葬儀屋HPがあったからできた、というレベルのもです。
この辺はchatGPTがいくら進んでも解決しないかもしれませんね…
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