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「くらしてん」

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「くらしてん」は、様々な地域にくらす人の何気ないくらしを記録しているメディアです。noteでは記事のあとがき、暮らしにまつわるあれこれを話すpodcastの話などを綴っています。
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#インタビュー

反建築のものづくり:アゲイシさんのあとがきインタビュー②/「くらしてん」ラジオvol.12

こんにちは。podcast「くらしてん」ラジオ、3月に公開した東京在住アゲイシさんのあとがきインタビュー後半をアップしました。 後半は、聞き手のyomeが印象に残った2枚目の写真、 写真スタジオの内装を手伝っている時の風景について聞きました。 記事のインタビューで 「これまで学んでいた”削ぎ落す”建築とは真逆な装飾の仕事だけど、 楽しいというのが覆しようのない事実」 という言葉が建築業界外のyomeには印象的だった1枚でした。 podcastでは同じ建築業界に携わるotto

通勤はニュースを見ている感覚:アゲイシさんのあとがきインタビュー①/「くらしてん」ラジオvol.11

こんにちは。週明けゆるゆる更新中のpodcast「くらしてん」ラジオ、今回は3月に公開した東京在住アゲイシさんのあとがきインタビュー前半です。 福島出身、現在は東京在住のアゲイシさん。3月に公開した記事では当時勤めていた建築設計事務所への通勤風景や、個人で請け負った内装のお仕事などの様子を収めていただきました。あとがきインタビューでは聞き手のyomeが印象に残った2枚のエピソードを聞いています。 今回はそのうちの1枚目、通勤風景の駅でのエピソードを深堀しました。yomeと

「くらしてん」ラジオvol.04:陸前高田ミウラさん最終回/風景の微細な変化を楽しむ

こんにちは。「くらしてん」ラジオ4回目を公開しました。2月に公開した陸前高田のミウラさんのあとがきインタビュー最終回。インタビューした聞き手のkatoottoが最後に選んだ風景を聞いています。 最後はミウラさんが撮った2枚の海の風景。 ミウラさんが記事のインタビューのときに語っていた 「自然の景色は、毎日みていても、毎日違うし、毎日きれいだなと思う。」 という言葉。そこある”微細な変化”のある風景は、都会で出くわす風景とは違う日常の光景です。聞き手のkatoottoが故郷

「くらしてん」ラジオvol.02:ひたすらロープを掃除する7時間

こんにちは。「くらしてん」ラジオ2回目を公開しました。引き続き、2月に公開した陸前高田のミウラさんの記事を元にインタビューした聞き手のkatoottoが印象に残った風景を聞いていきます。 今回は印象に残った2つ目は、このロープが連なるこの写真。 これは、ロープにある小さな貝などのゴミをひたすら擦り落とす作業を写した1枚(作業は7時間×3日間!)。この黙々とやる作業の中にも、会社員には羨ましい面があるという話題になりました。話を聞いていて、私の日常は本当に平坦だなーとつくづ

podcastはじめました/第1回は陸前高田 ミウラさんの暮らしあとがきラジオ

”その人のくらしをくらしてみる”WEBメディア「くらしてん」。この度、podcastをはじめました。記事の裏側の話や、記事のインタビューを通して私たちが感じたことなどを発信していく予定です。 記念すべき第1回目は、2/17に公開した陸前高田で漁師をしているミウラヒサコさんのあとがきインタビュー。インタビューをした聞き手のkatoottoが、ミウラさんの暮らしの中で印象的に感じた部分を元に、その裏側にある話を聞きました。話が盛り上がり、ロングインタビューになってしまったので、

”くらしてみたあとに座談会” kurashi030 旭川キクチさんの記事で考える”子育て移住の気持ち”

くらしてんメンバーのkatoyomeです。 先月の8月、旭川のキクチさんの記事を公開しました。 キクチさんが東京からUターンした決め手は、子育ての環境にありました。 くらしてんでは、これまでのいろんな方のくらしを取り上げてきましたが、移住を考えるきっかけは年代によってかなり違うことがわかります。 20代であれば、都会で培ったスキルで地方に何かを仕掛けたいという人や、 大学進学を機に東京出てきたけれど、やはり都会は自分に合わないと感じる人など、 自分自身とくらす場所との関係か

kusashi026:住み慣れた町で心を整える/北海道旭川

くらしてんで新しい記事を公開しました。 今回は、地元旭川にUターンし、子どもから大人まで様々な人たちの場づくりをしているタカハシさんのくらしです。 東京の会社員生活に馴染めず、Uターンをしたタカハシさん。心の充電と自分のできることを見つめ直し、今では様々な人たちを繋げる場を作る活動をしています。 タカハシさんのように、東京や都会の生活が合わなかったという人も多いと思います。それが弱さみたいに捉えられることもあると思いますが、逆に強さなのではないかと思うところがありま

kurashi024:農家さんと食べる人を近づけるくらし/山梨県山梨

くらしてんで新しい記事を公開しました。 今回は、移住した山梨でつくる人(生産者)と食べる人(消費者)の距離を近づけていくために活動されているオガタさんのくらしです。 平日は地域商社で山梨の果物をPRする広報としての活動をしながら、休日はブドウ農家さんを手伝いに行く、一週間果物づけの日々。撮影をしてくれた時期がちょうどシーズンだったこともあり、果物づくしの記事になりました。 大学卒業後に就職活動をせず、移住をして農家さんと消費者を繋げる活動を決めたオガタさんの選択には考え

kurashi023:まちを楽しみ、人と集うくらし/岩手県花巻

くらしてんで新しい記事を公開しました。 岩手県花巻でゲストハウスの女将をしているサトウさんの記事です。サトウさんがゲストハウスに関わるようになったのは今年8月。彼女自身初めての花巻生活を楽しみながら、訪れた人が花巻のまちを楽しむための”エントランス”になるようにゲストハウスを運営しています。 サトウさんはゲストハウスのほかにもライターやデザイナー、イベンターなど様々な活動をしている、いわゆる”パラレルワーカー”でもあります。人が集う”場”に携わりながら、そのスキルがどう重

kurashi022:好きな人たちと一緒に働くという選択/神奈川県⇔富山県朝日町

くらしてんで新しい記事を公開しました。 富山県朝日町と神奈川で2拠点生活をしている20代女子サカモトさんの記事です。朝日町は日本で唯一ヒスイが取れる美しいヒスイ海岸がある町で、彼女は大学時代からまちづくりに関わっています。 「朝日町が好きだから、関わり続ける」 それは学生とは違い、社会人になると結構難しい。それを実現して成長していっている彼女の姿をインタビューを通して感じることができました。 ぜひ、ご覧ください。

"編集のあとで" kurashi021

先週、くらしてんで記事を公開しました。今回の記事は東京の日野在住のジョンさんのくらし。(編集後記なので、口調堅めです。) ジョンさんの活動はとても多岐にわたっている。 フォトスタジオの経営にカメラマン、大学院生、週に1回はボクシングで汗を流し、ときにはボランティアで海外にも行く。 これまでくらしてんに出ていただいた方々でも、ジョンさんと同じように様々な活動をしている方もいたのだが、ジョンさんの場合は動と静という感じで、外に発散していることと内側に吸収していることの両方が見え

くらしてんメンバー旭川出身のはじめくんのこと

こんにちは。もう8月も終わり。この間年が明けたと思ったら早いもので…。9月の記事はすでに校了して、あとは公開を待つのみ。毎回毎回考えさせられることが多いけど、今回も考えさせられる”くらし”でした。9/1公開なので、またシェアします。 今回はくらしてんのメンバーについて、ちょっと話したいと思います。私のプロフィールに「ottoとサイトをやっている」というふうに書いていますが、他にもメンバーがいて何人かで運営しています、実は。そのなかでも古株なのが、北海道の旭川出身、今は仕事の

家と会社のあいだにあるもの

函館で高校まで過ごして実家を出てから、もう何度引っ越しをしたかわからない。けれど、何度繰り返したとしても引っ越しは、いつまでも、なにをするよりもわくわくする。 まず、物件情報を見るのがものすごくそそられる。僕が建築設計の仕事をしているからかもしれないけれど、間取り図をみると、ここになに置こうかとか、ここは読書部屋にしようとか、いつまでも空想が止まらない。 実は、僕の間取りフェチは、小学生のとき自分の部屋を与えられて以来続いている。思えば小さい頃から部屋の模様替えを異常な頻

「くらしてん」、noteはじめます。

はじめまして。katoottoといいます。 東京で建築の仕事をしながら、会社に勤める妻と二人でくらしています。 私たちは東京でのくらしに思うところがあって、一年半ほど前に「くらしてん」というサイトを立ち上げました。 このサイトでは、いろんな地域に住んでいる人に”写ルンです”で自分のくらしを撮ってもらい、その写真を見ていくことで、くらしを疑似体験していくというスタイルをとっています。 そこでは、通勤の風景、お昼休みの仕事仲間との時間など、普段のくらしのなかにある何気ないシーン