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『ジブリの大倉庫』に行ったけれど……

一昨日雨の中、初めてジブリパークに行きました。
ひと月ほど前に『ジブリの大倉庫』のチケットを購入したはいいが、同行予定の《チビーズ》が直前に熱を出すアクシデント!
一旦チケットを買ったら雨が降ろうが槍が降ろうが肝心の《チビーズ》が来れなくなろうがキャンセルは一切できない、というオキテなので、まあ仕方がない、と6枚買ったチケット中4枚を無駄にしながらも出かけたわけです。

休日ということもあり、片側車線で大渋滞ができていて、
「ひえー、この車はみんなジブリか?」
とビビりましたが、街道沿いのIKEA目的が多かったようで、それでも雨天をものともせず、次の入場時間チケットを手にしたジブリマニアが行列を作っていました。

駐車場とジブリパークをつなぐエレベータータワー
大倉庫はホントの大倉庫のようでした

かくいうわたくし、宮崎駿の大判本『風の谷のナウシカ』は発売当初から買い集め、『…ラピュタ』『…トトロ』『もののけ姫』『千と千尋…』など主要映画はひととおり見ており、もちろんその作品は好きなのですが、今回、とてもじゃないが、いわゆる《マニア》の足もとにも及ばない、と思い知らされました。

『ジブリの大倉庫』は、巨大な地下室のような場所に、まさにジブリ関連の大道具小道具がぎっしりと詰まっている『公開倉庫』を中心に、レトロな街路や書店・模型ショップなどが並んだ場所です。
しかし……本物の映画なら確かに大道具小道具が実在するのだろうけど、アニメは実物を造る必要があるのだろうか……など考えてしまう。
説明によれば、国内外の展示会などで展示した制作物・造形物が散らばっていたのをここに一堂に集めたのだそうです。

といっても、実は間違えて倉庫の出口から入ってチラ見していたら、係のおねえさんに、これこれ、入口はこちら、と厳しく指導され、しかし入り口には長蛇の列、ということで、尻尾を巻いて諦めました ── 何枚か写真を撮りましたが。

等身大以上のキャラクターがあちこちに(公開倉庫)
謎の巨大装置(公開倉庫)
左はラピュタの飛行船? 右もラピュタに出てきた飛翔体?(公開倉庫)

タダシイ方向に歩いてきたタダシイ人たちは、
「あ! あれ! **に出てきた##じゃない?」
「あんな所に、$$がある! キャー!」
などと盛り上がっていました。

うーむ。これほどの《ジブリ愛》の人びとこそ、この場にふさわしい……。

などと思いながらぶらぶら歩くと、『館長室』と書かれたブースの中にいるのは、番台のおばちゃん ── じゃなくて、『千と千尋』の『湯婆婆』ではないですか!

湯婆婆の執務室

外国人のジブリファンもけっこう中にいて、この『館長室』をカメラに納めるために私の前にいた数人の男性は、空間占有率のきわめて高い人たちでしたね。
もちろん、少ないサンプル数での断定は危険ですが、アニメオタクの外国人って、特徴的な体型のような……。

異国風の街路には怪しげなビラが貼られ、

なぜ街路の壁に……
ホントの本屋。当然ジブリものが多いけれど、それ以外のファンタジーも。
これもモノホン模型店。プラモ屋は、ジジイには昔なつかし……。
ここを歩くと自分がコビトになったような……。
けっこう牛乳が売れていた『ミルクスタンド』
『風立ちぬ』に登場した、カステラであんこを挟んだ『シベリア』もどうぞ。
ミルクスタンド:その昔、金沢駅ビルの2階にあったっけ……。
ここジブリのために製造している? 常滑牛乳!

いや、とにかく、
「キャー! ここここ! ##に出てたじゃない!」
「あれ! 一緒に写真撮ろうよ!」
という人たち ── そうです。ここはあなたたちの聖地です。
存分に並んで満喫してください。

とにかくすごかった!
『ラピュタ』に登場する廃墟となった庭園であるじの帰りをロボット兵とスナップを撮るために長蛇の列が……。

小さな子供は当然退屈で、そのための部屋『ネコバスルーム』も用意されていました。

『ネコバスルーム』の入口(中は撮影禁止)

いや、ジブリファンには、
「非国民!」
と石をぶつけられるかもしれませんが、1時間半以内なら駐車料金¥1,000が無料になる、というので早々に引き上げてきました。

……いや、十分、エンジョイしました!

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