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アノ人の正体

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── あの人の《正体》は何だったんだろうか? その後、どういう運命をたどったのだろうか? そんな風に時折想い出す人がいる。懐かしいわけではなく、恋しいわけでもない。たいていはそ…
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記事一覧

疑惑のプール

『アノ人の正体』シリーズは、基本的には自分自身が出会ったヒトについて書いてきました。今回…

谷 俊彦
2週間前
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着流しで会社に遊びに来るヒト

同居人が20代後半にパートタイマーで働いていた頃、職場にユニークな人物(正社員♂)がいる、…

谷 俊彦
3週間前
72

海外で初対面の人を信じる?

先週バンコクで大きなモールの中をひとりで歩いていたら、50歳代ぐらい(もう少し上かな?)の…

谷 俊彦
1か月前
63

坊主がダベリに来る休日

結婚後2年間を過ごした松戸のアパートは新築の1階で、だだっ広い駐車場に面した猫の額ほどの…

谷 俊彦
2か月前
67

『悪は存在しない』かもしれないが……(ネタバレ:ほぼなし)

映画を(サブスクなどで)自宅で観る派と劇場で観る派がありますね。前者は往復時間が節約でき…

谷 俊彦
2か月前
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期末試験当日に「へーえ、それが教科書?」って、大物か?

テニスサークル(実は飲みサークル)の想い出話中に少し触れましたが、同じ年に大学に入った中…

谷 俊彦
2か月前
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「珍獣です」と名刺を出す人

名古屋の大学で同姓の先生が作ったパーソナリティ診断にトライしてみたところ、海に関する職業42種の中で、 《海の珍獣ハンター》向きの性格であーる! と判定されました: 『珍獣』という言葉、日常生活では接点がありません。でも、この診断結果を見た時、長い会社生活の中で想い出すシーンがありました。 材料系の研究職だった私の仕事は、仮説に基づいて実験を行い、望ましい結果が出ると発明として特許出願すると共に、実用化に向けて課題解決を行い、さらなる知財取得を目指すことでした。 会社規模

謎屋敷の友人が謎親父をタイで看取るまでを描く「タイあたりターミナルケア」を再読

古い友人の父親の『謎風貌』*『謎行動』*『謎屋敷』が高校時代からずっと理解困難だったけれ…

谷 俊彦
5か月前
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2階に上る階段の無い家で着流しに三味線のお父さんが「これはゼニになる手じゃのう」…

長いタイトルになりました。 そして、長い間その正体が不明だったタイトル中の人物について謎…

谷 俊彦
6か月前
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オフィスでインベーダーを撃ち続ける流れ者の営業マン

いや、『奇人・変人』ではなく、ごく普通の人だったのかもしれないけれど……。 結婚した時、…

谷 俊彦
6か月前
68

LIVEバク転後日談

高校時代に友人5人で組んだ下手なバンドが、文化祭で確保したライブの時間枠が余り、ステージ…

谷 俊彦
6か月前
44

LIVE演奏よりLIVEバク転

中学2年の同級生でビートルズを紹介してくれた(シングル盤の『Let it be』と『Get back』を…

谷 俊彦
6か月前
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『英語力』に『国語力』は内包されるか?

高校時代の英語教師が、 「英語の試験というのは、実は、国語の試験なのです!」 と強弁した回…

谷 俊彦
8か月前
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「英語の試験というのは、実は、国語の試験なのです!」

昨日の記事「他人を信用しちゃあ、いかんのです!」に、joshさんからコメントをいただきました。 もちろん、英語の授業であり、英語の試験です。 しかし、高校1年のクラス担任だった英語教師が100%そのように考えていたかは、また別の問題です。 ロイド眼鏡の英語授業&試験に関して、今もクラス会で話題に上るエピソードがあります。 joshさんの疑問に対する答えになっているかどうかはわかりませんが。 ********** 教科書の英語教材に、「海産物に関する話」と「中世の武具に