「愛情をもらうことに対する慣れ」
人間という生き物はとても不思議で面倒くさい生き物です。
自分の人生においてどうでもいいような人、
その瞬間しか会うことの無い、
誰かも分からない、
嫌な言い方をすれば何処の馬の骨かも分からない人に、
沢山沢山、ほんとに沢山気を遣って生きています。
小道ですれ違う自転車に道を譲ったり
譲られて会釈してみたり
電車ではなるべく場所を取らないように小さくなってみたり
申し訳なさそうに電車を降りてみたり
気を遣えることはとてもいい事です。
けれど、知らない人には気を遣える癖に、
一番大事な人をぞんざいに扱ってしまいがちです。
自分を好きになってくれた人、
自分を大切にしてくれた人、
自分の一番大事な人をぞんざいに扱う。
友達や恋人、
そして何より家族。親。
どうしていちばん感謝を伝えなくてはならない相手に、
優しくしたり感謝を伝えることって難しいのでしょうか。
小っ恥ずかしさに負けて、面倒くさがって。
愛情を貰うことに慣れてしまうのはとても寂しい。
その代わり、
愛情を返すこと
愛情を貰えることが当たり前ではないこと
感謝を伝えることに、慣れていきたいものです。
今日、3/1は 数年前に大切な人が亡くなった日。
向こう側にいる彼に伝えそびれた愛や感謝を
もどかしく思いながら
こちら側で今日も小さく、それでもしぶとく
生きています。
日頃から感謝することを、
愛情を与えることを忘れない
そんないい男やいい女に、なりたいなあ。
皆さんいつも拙い文章を読んでくださりありがとうございます。
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