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ビジネスは「早い者勝ち」が基本です

 タイトル通り。

【アイデアを思いついた人】がスゴいんじゃない。
【実現させた人】がスゴいのだ。

 これはどこの世界にもあることだが。
 口を酸っぱくして何度も言い続けよう!

 エンジニア(プログラミング)の世界なんかもそうだよね…。
 「スゲー流行りそうなサービスを思いついた!」って思っても、すでにやっている人がいたりするもので。


 これはテレビの世界でもわりとあるあるな出来事だ。

「あー! その企画、俺も考えていたのに!」

 って番組なんて、いくつもある。

 新企画の『アイデア』なんて誰だって思い付けるわけなのよ。
 それを編成部にかけあって通し、大金を注ぎ込んでOAにこぎつけた制作チームの実行力の勝利ってわけで。


 以前に書いた「トレインアラーム」のアイデアもそう。

 プログラミングしてリリースさせた会社が偉い!

 電車系のアイデアで言うと…「駅すぱーと」の時代、会社へ行こうと準備して駅に行ったら人身事故とかで肝心な電車が動かない…なんてことがしばしばあった。

「だったら、先に教えろよ!
 そうすれば最初から他のルートで会社向かったのに!」

 という怒りと共に「事故情報を伝えてくれるサービスがあればいいんじゃないの?」と思いついたこともある。
 …しばらくしたらYahoo!のトップページとかに実装されていたけどね(苦笑)。
 (一番最初にやり始めたのはniftyだったっけかな〜)


 その中でも、個人的に「これは参った! 先にやられて悔しい!」というサービスがあった。

「洋服を管理・オススメしてくれるサービス」

 だ。

 俺は冬場の洋服(上着)は4〜5着しか持っていない。
 ネルシャツの色違いとトレーナーぐらい。
 それにダウンジャケットを着るのが定番となっている。
 夏物のユニクロTシャツはさほどかさばらないが、冬物は収納の場所を取るのでそんなに持ちたくないわけで…。

 そんな洋服(ファッション)に無頓着な俺でも、一応は

「毎回、同じ洋服を着ている」

 と思われないよう”工夫”はしている。
 その工夫とは…

手帳に着ていた服をメモる

 というもの。
 カレンダーのページに
  *赤
  *黒
  *トレ(トレーナー)

 など服の色や特徴をメモっておき、会議先ごとに先週と同じにならないように気を遣っているわけだ。
 だから10年前の9月9日に「何の服を着ていたか?」が簡単に分かったりする。

 そうした生活をしていると、必然的に…

「今週は何を着ていけばいいのか?」

 を調べるのが面倒になってくる。
 いちいち手帳を見て「先週、この人と会った時はこの服だから被らないように…」と考えるのが負担になってくるわけだ。

 だから、それをレコメンドしてくれるものがあればな〜と思って、(プログラムで)作ろうと試みたことがある。
 しかし…

*所持する洋服の管理
*データベースから呼び出す手法
*ルーティーンの管理
*オススメの表示のアルゴリズム

 など、とにかく難しいプログラムだらけで着手に困難を極めた。
 そんな中…こんなソフトを発見!

 PSPのソフト『マイスタイリスト』だ。
 PSP本体にカメラを付けて、所持している洋服を写真で撮影して管理。
 所持する洋服や以前に着用した服などを総合的に検討して「今日、着ていく服のオススメ」をレコメンドしてくれるようで…。

 まさに、俺がやりたかったことが詰まった1本だった…。
 これは悔しかった。

 その後、iPhoneのアプリでも似たようなものがあった気がするが、ブームになっていないということは何かしらの「欠点」があったのだろう。
 おそらく、そこまで洋服にこだわる人なら服が大量にありすぎて”写真で登録”が面倒だったのと、「黒いセーター」などの同系統の洋服のパターンのレコメンドが上手くできなかったのでは?

 ただ、「実行出来る能力」を持ち合わせているということで…。
 こうした成果物を見る度に「エンジニアって羨ましい」と思ってきた。


 テレビの放送作家は…「映像ありき」なのでディレクターさんがいないと形にすることが出来ない。
 己の能力だけで完結させることが出来るのは小説家ビジネス書作家といった文筆家のみ。
 かといって、俺に1つのテーマで10万字を書き上げる能力があるかと言われると…微妙!?

 なんか、宙ぶらりな実行能力なんだよな…。
 この投稿のオチも含めて(苦笑)。




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