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お笑い芸人は最終的に「舞台」がある

 ちょっと気になったニュースから。

 ティーンに人気のインフルエンサー・山之内すずさんの人気が低迷している…という記事。

 まぁ確かに、ゲストのキャスティング会議で「山之内すずさんは?」と言うと「ちょっと古くね?」という空気が流れる人になってしまったのは否めない。

 例えば…同じ「インターネット出身組」でも、YouTube出身のフワちゃんは未だ旬なタレントとして番組に出続けているにも関わらず、TikTok出身の山之内さんは見かけなくなっている…という「差」はどこにあるのだろう?


 個人的には、山之内すずさんが

い子にならざるをえなかったから」

 つまりは

守りに入った」

 というのが、人気が衰えた原因だと思っている。

 山之内さんは、以前『サンジャポ』にもよく出てもらっていて、ティーン代表の意見を述べてもらっていた。
 ところが、ここ最近はまるで出演せず。
 丸2年ぐらいリモート会議が続いているため、雑談などで(キャスティング担当の)プロデューサー陣の「本音」は聞けていないのだが…。
 おそらくは、事務所サイドが【生放送】のオファーを断っているんじゃないかと推察される。

 というのも、生放送は「発言」の修正・削除ができないため、タレントの「不意な一言」で炎上する可能性も極めて高い。

 俺が加入する前の『サンジャポ』では、様々な失言があった…とネットウィキペディアで見たりするが。

 ふと振られた話題でネット民の怒りを買うような発言をしようものなら、たちまち炎上に巻き込まれてしまう。
 その「炎」は本人だけではなくスポンサーサイドに引火するので、数百〜数千万円単位の契約を結んでいる事務所としては相手スポンサーに迷惑をかけたくない。
 つまりは、発言のコントロールを出来ない【生放送】に自社のタレントを出すのは得策メリットじゃない…という判断に。

 山之内さんはその「インフルエンス力」を見込んで大手企業の広告塔として引っ張りだこになったが故に、絶対に炎上するわけにはいかなくなってしまったわけで。


 現在は結婚している某人気グラビアアイドルだったY・Kさんも、雑誌上で男性から絶大な支持を集めていたにも関わらずテレビ番組に積極的に露出しなかったのは「低学歴が露呈するから」だったとか。
 クイズ番組などに出てトンチンカンな回答しかできず「誰もが羨む肢体を持っているにも関わらず中身はおバカさん」というレッテルを貼られるのを嫌った事務所が、クイズ番組とか生放送には絶対出さなかったらしい。

 このような感じで事務所に守られ

「今ある巨額スポンサーの仕事を失うような行動をしたり、タレントイメージを崩すような仕事はさせない!」

 を徹底した結果、旬の人気バラエティには出演できなくなり、「政府広報番組」みたいな情報番組しか出番がなくなった…というのが今回の報道の裏側だと感じている。


 タレントには栄枯盛衰がある。

 この世の春を謳歌し、一時は週刊誌から少年・青年の漫画雑誌、ファッション誌まで「ほぼ全ての表紙・グラビアページ」を牛耳った【AKB48】ですら…今や見る影は無い。


 そんな時…。

 本当の【芸能人】なら。
 万人が納得する芸を持つ人物なら「元の場所」に帰って活動すれば、旧来からのファンが応援してくれなくもない。

 かつて、テツandトモさんはテレビに出まくっていたが、今はほぼ出なくなってしまった。
 それでも!
 「営業の帝王」として地方で人気を博している事実はある。

 つまり!
 テレビに出たりしていなくても立つ【舞台いた】さえあれば「芸人」としての矜持きょうじが守られているわけで。

 じゃあ、山之内さんが「テレビで人気が無くなったから、注目される原点となった「舞台いた」であるTikTokに戻ったところで以前のような人気を得られるか…と言ったら、そうじゃないだろう。
 「流行に流されまくりの一丁目一番地」であるSNSの世界。
 かつて山之内さんが君臨していたポジションには、既に新しいタレントが鎮座しているわけだ。


 ぶっちゃけ言えば【タレント】は使い捨てである。
 なので、その「チヤホヤされている期間」にどれだけ「スキル」を身につけるかが勝負になってくるだろう。
 「ポジションを確立する」というか。
 そのことを山之内すずさん本人が自覚しているかどうか…だと思うんだけどな。


 女性芸能人が末永く活躍するためには、「女優」か「歌手」しかほぼ道はない。
 黒柳徹子さんやYOUさん…若手だと指原莉乃さんみたな【例外怪物】もちらほらいるが、基本的には消えていく運命にある人が多い。


 まぁ何が言いたいかというと「初心忘るべからず」ってことかな?




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