「逆・頭の体操」みたいな発見
以前に「マイクロソフトの入社試験」というネタを投稿したが…。
いわゆる「発想力」を問いかけるような設問で個人の資質を見る…というテストがあるっていう内容で。
それとは別で…昔、「味の素」かどこかの調味料を販売しているメーカーで
「売り上げを倍にするためにはどうしたらいいか?」
という上司からの問いかけに対し、一般の女性社員が
「だったら調味料が出る”穴”を倍に増やせばいいじゃん!」
と回答。
一同が「その手があったか!」と膝を打った…という出来事があったそうな。
「味の旨さを追求する!」とか「営業を頑張って販売ルートを広げる!」とかじゃなく。
使用量を増やすための物理的で単純な解決策を提案し、見事、売り上げを伸ばすことに成功したという。
でだ!! 令和4年の現在。
今月も(戦争の影響なども受け)各食料品が”鬼”のような値上げを続けているが…。
そんな世の中の流れで、自分が心配しているのは「無料のトッピング」の存在だ。
例えば「玉ねぎ」の値段が高値らしいが、そうなると…
『つけ麺屋 やすべえ』で提供されている無料の玉ねぎが心配になる。
あれ…バカみたいに”一瓶”入れる輩もいるからな…。
(そのくせスープを残して帰る奴、ムカつく!)
『やすべえ』のつけめんを美味しくいただけるのは、玉ねぎのおかげと言っても過言ではないぐらい無くてはならない無料トッピング。
ただ、お客は無料だけど、お店側としては使われれば使われるほど損失なわけで…。
今回の件で無料を取りやめたり、もしくはつけめんの値段自体が更に跳ね上がるのだけは勘弁してもらいたいな…。
ただでさえ、ここ数年の『やすべえ』の値上げっぷりは半端ないのに。
そんな中で…我ら底辺層における高級外食チェーン『松屋』でこんな光景を見つけた。
…なんか調味料類がスゲーおしゃれな入れ物になっている。
前って
こんな感じの容器だったよね?
醤油なんてプッシュ式のやつになってる。
なんで急に…?
で、牛めしを食べようと、それら調味料を使ってみて感じたのが…
『七味』が全然出てこないw
そうなのよ…。
「穴を倍にすればいいじゃん!」の真逆。
「穴を少なく(小さく)すれば、使用量を抑えられるじゃん!」
な発想に企業がなっている気がしたわけで。
以前、『博多天神』という九州とんこつ系のラーメン屋が、トッピングの「白ゴマ」をドンブリに入れてスプーンで取れるようにしていたのが、急に先端の尖ったボトル容器に変更した時に感じた感覚と一緒。
なかなか出てこない白ゴマで、ボトルを振る手間を「面倒」と感じさせ使用量を抑えようとするっていう取り組みをしてたのも思い出したわ。
この穴を小さく(少なく)して無料で使われている調味料の損失を減らすのも企業努力っちゃ企業努力だが…。
「そこをつつくか?」
という経費節減な気がするんだよな…。
「七味の使用量を減らそう!」って。
ただ、こうした「企業努力」はまだまだ【序章】な気がするんだよね…。
1年ちょっと前に『サイゼリヤ』が無料の粉チーズとタバスコを自社生産に切り替えコストカットを図ったように…。
それまでは無料だったものが、有料…もしくは客に分からないレベルで【縮小】される傾向になると思う。
または開き直って値上げしてくるか(笑)。
『吉野家』の超スタミナ丼も55円ほどステルスで値上げしてたし。
(※発売当初は税込みで877円だった)
もう、企業努力だけで値上げ分を吸収できなくなっているんだろうね…。
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