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『サイゼリヤ』なりのDX化

 実は…ここ1ヶ月以上『サイゼリヤ』に行ってなかった。


 約1ヶ月ちょっと前…飯を食って【VISAタッチ】で決済したところ、その【利用控え】を「控えはどうされますか?」の一言もなくゴミ箱に捨てたアルバイトがいて。


「えっ!? 何勝手に捨ててんの? 【お客様控え】ってここに書いてあるよね? なんで何も聞かずに捨てたの?」

バイト
「えっ…あの…」


「だから、なんで捨てたの? なんで? なんで?」

バイト
「いや…勝手な判断で…すいません」


「だからなんで必要ないって思ったか、その理由は?」

バイト
「要らないかと思って…」

 というような会話にならない【ガンヅメ事件】が起きた。

 おそらく「控えは…?」と聞くと大抵の人が「要らない」と答えていたことから、勝手に「控えなんてみんな必要ないんだ」と判断したんだろう。

 が、要る・要らないを判断するのはバイトじゃなくて客側だ。
 【利用控え】は、その店でちゃんと引き落とされているか確認する大切な明細。
 カード会社で決済されるまでは(わりと)大切に保管しなきゃいけない【控え】なわけだ。
 それを「要らないと思った」なんて能無しバイトの言い訳で捨てられてはたまったものではない。

その【事件】以降、そこの『サイゼリヤ』は一切利用していない。


 で、隣駅に行く用事があり、そのついでに「サイゼリヤで仕事するか…」と久々に寄ったら…

説明書き

「セルフオーダー式」に
なってる!!


 『サイゼリヤ』はコロナ禍を機に、紙に番号(記号)を書いて店員に渡す…という半セルフオーダー方式になっていた。
 他の…『すかいらーくグループ』系列のファミレスや『デニーズ』がタブレットでの完全セルフオーダーなのに対し、『サイゼリヤ』がとったのは「紙→店員呼び出し」という超アナログ方式。

 おそらくは…。

 キャッシュレス決済に関する取材で「究極の後出しじゃんけん」と言っていたが、オーダー方式のDX化においてもライバルのファミレスの出方を全て確認した上で判断した「究極の後出しじゃんけん」だったのだろう。

 ここ数年は、メニュー番号を書いた紙を店員に渡すと店員が【iPod Touch】みたいな小さな機械で番号を打ち込んでいたようだが…。
 そのシステムを客に開放した形なんだろうな、多分。

 まず、席に着くと目に入るのが…

テーブルから紙が無くなり、電子インクを使ったQRコード表示

 このQRコード。
 本体は電子インクで…スーパーとかの値段表示にも使われているアレ?

 このQRコードをスマホのカメラ読み込んで進めていくと…

注文画面

って、ここを数字するか!?
メニューの写真を載せて、デジタルメニューブック方式にしちゃった方がよくね??

 まぁ…それまではアルバイト店員が打ちこんでいたであろう画面をまるごと開放したわけだから、仕方ないのかもしれないが。
 写真が出ない分、パケットも使わないだろうし…。


 で、ちょっと待ったももの、久々の「ペペロンチーノ」を堪能。

これで300円だもんな…

 ニンニクがオイルだけじゃなく固体を入れたり、唐辛子を入れたりすることで味が美味しくなった!
 オイルだけで仕上げていたペペロンチーノ、ぶっちゃけ不味かったし(苦笑)。
 これで300円ってのはスゴいね!!

 で、注文するとQRコードの”上”の部分が「お食事中」に変化。

電子インクだから色も付けられる

 さらに!!

時間帯によって変化

 自動的なのか無線式なのか知らないが、表示が色々と変わる!

閉店前、最後の表示?

 これは面白いね。

 で、会計しようと思ったら…。
 「会計する」の部分でエラー。

この「!」の意味は分からないまま…

 店員に聞いたら「あ、そのまま伝票で会計します」とのこと。
 なので、この「会計する(!)」の後に何が出てくるかまでは確認できなかった。


 「究極の後出しじゃんけん」をした結果が”コレ”ねぇ…。
 俺等世代はギリ理解できるとしても、高齢者の夫婦とか友達同士とかで来店した際、彼らが使いこなせている【画】が浮かばない(笑)。

 実際、ベルで店員を呼び出していた高齢者も多数見受けられた。
 慣れ…なのかね?




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