生まれ故郷でも、育った場所でも無い水戸ホーリーホックに、生まれて初めてスポンサードするお話
こんにちは。
1月を早くも折り返した今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか?
さて、タイトルにもありました通り、弊社では2022年1月1日より水戸ホーリーホックのスポンサードを開始させていただきました!
スポンサードといっても中小どころかまだまだ弱小企業の弊社なので、今年は1番下の方のプランから微々たる力での応援です。
スポンサードと聞いて「おーーー」と思われた方、まだまだ見定めが甘いです。(威張るな)
これまで個人として日本のサッカーやスポーツに貢献したいと思い活動を続け、約3年前に事業を起こし fnctuary におけるトレーニング機器の取扱いや、アスリートをサポートする事業、現場周りの人材育成事業を行って来たのですが、今年からは経済的にも「何か少しでも!」と思い、少額からではありますが思い切って今季の水戸ホーリーホックのサポートカンパニーの一社として応援させて頂くことに致しました。
他のJリーグクラブさんやプロスポーツチームともトレーニング機器関係をはじめお仕事をさせていただく弊社としては、一クラブと深く関わるのは正直メリットばかりではありません。
それに加えて僕個人はこれまで
神奈川→千葉→北海道→山形→東京→宮城→(バルセロナ)→埼玉
と、住んできた都道府県のどこにもJクラブがあったのですが、生まれて初めてのスポンサードがこれまで住んだもない『水戸ホーリーホック』です。
地元で熱心にJクラブを応援している友人に刺されないかな…笑
こんな背景がありながらも今回何故水戸ホーリーホックなのか、どんなところが魅力なのかを、まだ開幕前なのでピッチ内のことには触れず個人的なクラブの推しポイントと共に、ご紹介させていただきたいと思います!
題して、ここが推せるぜ水戸ホーリーホック!
1. スモールクラブだからこその魅力がある
いきなり応援するクラブをスモールとか書いて失礼なやつだなと思われた方には申し訳ありません。
ここで言うスモールクラブは責任企業を持たないクラブという意味合いが強いです。
強豪クラブの中には豊かな資本を提供してくれる責任企業を持つクラブも多く、今日の『予算≒スポーツ成績』的な考え方が浸透したサッカー界においてはそれを羨ましく思う方も多いかもしれません。
しかしながら、スポーツクラブ経営は『予算≒スポーツ成績≠売上』であり、投資をしたから成績が上がってクラブが大きくなるなんてことは必ずしもあり得ません。
クラブ経営の現場に立つ方々は試行錯誤を重ねながら”そのクラブにとっての最適解なクラブ経営”を実践しているのですが、仮にクラブを支える責任企業が一般的な企業経営の考え方をそこに持ち出してしまうとなかなかうまくいかないことも多々あります。
経験やノウハウといったものは一時的に人に蓄積されますが、クラブへそれを定着させるにはコーヒーをドリップさせるが如く時間をかけなければ落ちて来ないため、そういった局面に立った際にクラブ経営の人員に入れ替えが頻繁に起こるとクラブに財産として残されるものはいつまで経っても生まれません。
責任企業を持たないクラブでも株主やファンの顔色を伺ったりということはあるかもしれませんが、クラブ経営の現場に立つ方々の考えや意見が中長期的にしっかりと反映されやすいのはスモールクラブの持つ非常に大きな魅力です。
3年、5年と時間をかけながらクラブが成長する姿を見て楽しむなんてのは、本当の意味で人生をかけてクラブと携わる素晴らしいサッカーライフだなと感じます。
「毎年のスローガン策定をやめました」という話がまさに直結してくることかなと。 毎年スローガンが変わる中では #新しい原風景をこの街に なんてテーマは打ち出せませんからね!
2. Jの中でも今特にクラブ(スタッフ)が熱い
毎シーズンどこのクラブも多くの選手の入れ替えがあるのに対して、基本的にはクラブスタッフの方が長く在籍することが多いため、クラブとして成長し続けるためにはフロントにもしっかりとしたチームの構築が必要です。
水戸ホーリーホックでは、ここ数年でフロントに優れたスタッフを集め広報や営業といったクラブが成長する上での土台作りとなる部分に注力。
しかもクラブ内の各々の担当者がSNSでもその動きを発信し、外野からでもその熱量を感じることが出来ます。
弊社ではリーガのクラブのほとんどが導入しているスペイン発の”TMR”というトレーニングベルトを日本に卸しており、個人的な繋がりから水戸ホーリーホックに導入の提案をさせていただいた際にはリアクションからリリースまで非常にスピーディー且つスマートな対応をしていただきました。
こういった表に出難いながらも”スポーツクラブ”という立場に胡座をかくのではなく一企業として誠意ある対応は、パートナー企業を獲得していく上では非常に大きなポイントです。
人やチームに思いを馳せてスポンサードするというのは、さながらベンチャー企業に出資した投資家のような気分になれるのでオススメですよ!(ちょっと大袈裟?笑)
3. 爆速でホーリーくんがやってくる
サポートカンパニーの申請をするなり水戸ホーリーホックのマスコットであるホーリーくんが届きます。
かわいいかわいい。
(自分も普段顎髭を蓄えているのでシンパシーを感じる顔です)
ホーリーくんと一緒に飾れるミニサイズののぼりもついてきます。
水戸で実店舗を営まれているビジネスオーナーさんやオフィスを設けられている企業には受付なんかに飾られると掴みとしてはバッチリなので是非是非オススメです!
4. 社長がサッカー馬鹿
公私ともに大先輩の方にこんな言い方をしてしまって大変申し訳ないのですが、現在の水戸ホーリーホックの社長を務める小島社長はかなりのサッカーそしてスポーツ馬鹿です(大事なことなのでもう一度言いました)。
僕が存じ上げている話で言えばもともと小島社長は大学時代にリアルに365日サッカーブログをつけていたような超超超サッカーオタク。
我々と同種の人間で、その根っこは今も変わりません。
一ファンからメディア、クラブ運営など立場や視点を変えながらキャリアを積んできた社長を、クラブの経営者に据えられるケースというのは望んだところでなかなかありません。
小島社長と僕は、まだ小島社長のエルゴラ時代にお会いし、この業界の中を覗くチャンスをいただきました。
当時「サッカー業界の人間は故意でなくとも手が回らなくてレスポンスがないことも多々あるから何事もしつこいと思われるくらいで丁度だよ」とケツを叩いていただいたのが、スポーツで仕事をする上で今でも心構えのベースになっています。(おかげで海外のスポーツクラブや企業に飛び込み営業行くのも怖くなくなりました笑)
今はビジネス視点で発信されることも多く、偶に一部の方から「ビジネスに寄り過ぎ」と誹りを受けることがあるそうですが、それはご本人が望む望まないに関わらず恐らく『クラブのために必要』と判断されたが故です。
補強に回せる予算が増えなければチームが強くならないのは勿論、クラブに携わるチームスタッフ、クラブスタッフ、関係者も皆生活があるので、そういった人たちもまとめて豊かにならなければクラブとしての成長はまずありえません。
何より繰返しにはなりますが、小島社長自身は優秀なビジネスマンですが、ビジネスが何より好きというわけではなく、暇があれば少しでもピッチを眺めていたいというようなサッカーオタクです。
何か小難しいことを仰られているなと思った時は、社長がよくアップされるアツマーレのピッチの写真を思い出されて、「この人も同類だもんな、頑張って」とサポーターの皆さんからは背中を押してあげていただきたいです。(あの写真が上がる瞬間は社長ではなく一サッカーファンの”小島さん”を強く感じます笑)
こんな社長を中心に集まったフロントの精鋭の方々はサッカー好きな相当面白いチームだと思いますよ…!
※これを読まれているであろう小島社長、偉そうにすみません…w
5. 現在と未来を作る事業
現在水戸ホーリーホック内では社会貢献活動の一環として子ども向けに実施するプログラムの総称を #MakeFutureProject として、選手が小中学校で教室を行うことで地域の未来を育む事業を行っています。
この事業では確かに直接的に未来(=子供たち)と接しているので、文字通りのプロジェクトなのですが、水戸には他にも
・若龍プロジェクト
アカデミー寮建設プロジェクト
https://readyfor.jp/projects/hollyhock_academy
(リンク先: READYFOR内クラウドファウンディングページ)
・GRASS ROOTS FARM
クラブで行う農事業
https://www.mito-hollyhock.net/news/p=12274/
といった、クラブや日本のサッカーの未来を育むような事業をいくつも行っています。
そして、こういった取り組みの根幹にはクラブの今を作る #MakeValueProject が在ります。
2018年から様々な分野のゲストを講師としてクラブハウスに招き、選手に対してセミナーを開催。
『サッカー選手それぞれが個人事業主であり自分の在り方を言語化して外に発信しなければならない』というテーマに対して、選手に対して週に一度学びの機会を提供したら自分の視野が広がり、プロのアスリートとして良い方向性に向かう選手が増えるのではないかとクラブが取り組んでいる試みです。
アスリートは自分自身のキャリアやスポーツ的な結果というインセンティブのために日々努力しています。
『サッカー業界以外の人の日常を知り多様な価値観に触れることで社会人としてのスキルや人間力を高める』というのは一見文字にしてしまえば当たり前かのように感じるかもしれませんが、それを【選手の当たり前】に対して向き合い提示して理解してもらうのは、僕自身も選手に接する仕事をしていて重々感じているのですが、それほど簡単なことではありません。
選手は口で言われる以上にその人から自分と同じかそれ以上の熱量で共に同じゴールを目指し動いてくれていると感じないと、決して「腑に落ちた」と理解し行動してはくれないもの。
#MakeFutureProject で選手が子供たちのために教壇に立ったり、積極的にクラブの広報に協力したり、選手自らが発信したりする姿勢は、根幹にクラブスタッフとチームの一体感が生み出す気風があるからこそ出来る取り組みです。
水戸ホーリーホックの今と未来を創る取り組みがこの先どんな花を咲かせるのか非常に楽しみにしています!
と、こんな感じで水戸ホーリーホックの推しポイントをつらつらと今回は書かせていただきました。
実はJリーグのチームでどこかのチームに肩入れして応援するというのは初めてなのでまず1シーズン追いかけるのを楽しみにしています♪
また、自分みたいに地元ではなくとも、長年追いかけているチームじゃなくとも、ライトなノリでも気軽にいろんなクラブを応援して良いんだなと思うきっかけになってもらえればなと思います。
今まで接点がなかった方でも水戸の皆さんは勿論、ご自身が住まれている地域のクラブに思い切って肩入れしてみるなんてのはいかがでしょうか?
自分はとりあえず頑張って来年も継続できるよう、そして自分の縁のある地域のクラブも応援できるようになればと1年仕事を頑張る原動力にもしたいと思います!目指せJリーグ全クラブ小口スポンサー!
シーズン始まってもまた機会をみて、水戸ホーリーホックやスポンサードをしてみて感じたことなど何かnoteにまとめられればと思います。
2022シーズン楽しんでいきましょう!水戸ホーリーホックファミリーの皆様よろしくお願い致します!!