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うちばやししゅん
2020年4月30日 21:20
古書探しをしていてなにより歯がゆいのは、買えるシロモノではない値段の本に出会ってしまった時だ。 こんかい紹介する『マガザン・ピットーレスク』もそんな一冊である。同書は1833年から1938年まで、じつに1世紀以上年も刊行されていた総合文芸雑誌である(刊行周期は週刊→月刊→隔月刊となっていく)。日本でいうと博文館の『太陽』にちょっと似ているだろうか。 わりといろいろな本屋や蚤の市でみかける
2020年4月29日 23:41
20代の頃、なによりも心待ちにしていた読み物がANAの機内誌『翼の王国』に鹿島茂さんが連載していた「稀書探訪」。毎月手に入れることができたので、ほとんど全部読んでいると思う。 稀代の古書マニアとして知られる仏文学者・鹿島茂さんのコレクションから毎月一冊、19世紀フランスを中心とした稀書や奇書が紹介され、なによりこころ踊るのはその入手経緯の逸話だ。「稀書探訪」は書籍化されていないのだが、『子供