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奥州体験記 伝統の町

Guten Tag!
ベルリンはもう毛布なしでは夜を越せません!!!

お盆の終わり=夏休みの終わり
悲しい気持ちとうれしい気持ちが入り混じる夏の終わりを告げる地元奥州市のお祭り「みちのく盂蘭盆まつり



ドイツに移住してからコロナや帰るタイミングが合わず、夏祭りとは疎遠になっていました。6年ぶりの夏祭り、感無量でした。

気づけば、とすけもの(岩手の方言でくじ引き)をやる側から、見守る側へ。
トロピカルジュースから黄金ビールへ。
フランクフルトから、おつまみきゅうりへ。
時代の流れをしみじみ実感いたしました。

見どころ満載、規模感丁度いいうちの盆祭りを紹介します!


みちのく盂蘭盆まつり


毎年8月16日に岩手県奥州市江刺で行われる夏祭りです。
学生時代はこの祭りは僕にとってのサザエさんの役割というか、明日からまた日常に戻るんだという一つの区切りとなる祭りでした。

当時は、市街地の駐車場にて会場が設けられ、盆踊りの演奏にのせて来場者が自由に盆踊りに参加できたり、地元の伝統である「甚句踊り」みんなで踊ったりという地域住民の交流の場でした。

またしし踊りや灯篭流しといった伝統文化に加え、尺のちょうどいい打ち上げ花火も見られる見どころ満載なのに、規模感がちょうどよく(人であふれないし、ごった返すこともないけど、祭り感は十分にあるということ)
個人的には大いにお勧めできるお祭りです。

ビール片手にゆったり夏祭り

灯篭流し


お盆まつりならではの催し物ではないでしょうか。
ご先祖様たちの魂が海から戻ってきて、また海に戻っていけるようにと、送り火を灯した灯篭を川から海へ流すものです。

協賛の企業からは大きい船に花火を積んだものが送られ、夏の夜の川辺を美しく彩ります。
同県の盛岡、北上でもより大きな式典があるので、そちらにもぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。

灯篭流しの様子
花火を乗せた灯篭も

獅子踊り

牡鹿を模した装備を身にまとい、太鼓をたたきながら踊る地元の伝統芸能の一つです。
地域によって、由来には諸説あるそうですが、
「鹿をかばって亡くなった猟師の妻の墓標の前で、8頭の鹿が柳の枝をくわえて回っているのを見た猟師が感動し、鹿の皮を着て、供養のために踊った。」というのが起源の一説とされています。
五穀豊穣、念仏供養を目的として、現在では式典等で披露されています。

岩手県内だけで150団体がこの伝統芸能の保存に尽力しており、奥州市の胆沢地区だけでも25団体が活動されています。

衣装の総重量はなんと約15kgだそう。

100体の行進は圧巻!!

地元の魅力がぎっしり詰まったみちのく盂蘭盆まつり。
来年夏の旅行先、岩手、奥州をリストに入れておくのも損ではないですね!


今日のドイツ語

今日は暑いという単語:heiß(ハイス)
Mir ist heiß.(ミヤ イスト ハイス)/暑いです。

逆に寒いは:kalt(カルト)


それでは今日はこの辺で、
チュース!


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