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スクールの立ち位置

こんにちはシュンです。
今日は最近少しずつ増えてきたバスケのスキル指導とミニバスや部活、クラブなどのチームの立ち位置の違いについて書いていきたいと思います。

僕のスキルの指導

僕が行っているスキルの指導は基本的にバスケットボールに必要な基礎を個人が身につける為に行っています。バスケットに必要な基礎とは、シュート、ドリブル、パス、フットワークなどバスケットボールにおいて必要となる土台です。それにプラスアルファでバスケットに必要な競技力に影響を与える考え方、原理原則、駆け引きも基礎ができてきている選手によっては指導しています。

僕が指導しているのは「スキル=基礎」と言い換えても問題ないものがほとんどです。小学生の選手に対しては基礎ばかりだと飽きてしまう選手も中にはいるので、少し難しい(おそらく楽しい)練習も取り入れることはあります。

チームとの関係性

バスケットはチームスポーツなのでチームでの練習となると戦術を遂行するのに必要なチーム練習にある程度の時間を割かなければならないでしょう。OFのシステム構築、DFのシステム構築、選手がチームの方向性を理解し、ルールを遂行できるように「チーム」を作り上げていく必要があります。その中でチャンスがあればルールを破ってゴールを狙いに行く臨機応変な対応ができる選手も育てていかなければならないでしょう。

なのでチームの中で十分な個人練習の時間を設ける事ができるのは時間に縛りのない強豪私立高校くらいだと思います。しかし、チームでのプレーを遂行するにはある程度高いレベルでシュート、パス、ドリブルなどの基礎ができなければなりません。その為に個人練習の時間を長くとっているとチームプレーの練度を高める時間がなくなってきます。

僕のようなスキルコーチの仕事はその個人の基礎を身に付ける手助けをする役割に近いと思っています。チームのプレーを遂行する為に必要な基礎を身に付けること、それによってチームに対してもプラスになる役割が大きいと思っています。

選手の将来に向けた育成

そして、それだけではなく、選手が現状ではなく将来に向けた練習ができる場所でもあります。チームでのプレーとなると適材適所で与えられる役割が必ず出てくると思います。バスケットはPG~Cまでポジション分けされるように各選手の特徴や得意なことによって役割がある程度決められます。

ある程度成長した大学生や大人であればこのように役割に特化して遂行していく事が大事だと思います。しかし、ミニバスや中学生はどうでしょうか。少し背が高いからインサイドでのプレーばかりやらされる選手は少なくないはずです。しかし、こういった選手が高校、大学、プロでとはもっと上で活躍したいと思った時に身長のアドバンテージがなくなることが往々にしてあります。

僕の中高の同級生も小学校から175cmほど身長があり中学校までずっとインサイドをやってきましたが、高校で183cmほどまでしか伸びず、アドバンテージがなくなっていき試合にほとんど出られずに高校引退でバスケットをやめてしまいました。

僕のスキルトレーニング、スクールはこのような選手がカテゴリーが上がっても通用するような基礎を身に付けてもらい、いつでもポジションをコンバートして活躍する土台を培ってもらうための場でもあります。子供というのはいつどこで何が伸びて活躍できるようになるか我々では想像もつきません。

そうなった時に基礎さえ身とはにつけておけば、何かのきっかけで大ブレイクする可能性もあります。そんな彼らの将来のバスケ選手としてのキャリアの為にも個人のトレーニングというのはとても必要だと思っています。

まとめ

チームを見ている方でまだスキルトレーニングなどに馴染みがない方や、あまりよろしくないスキル系の指導者に出くわしてしまった方にとっては敬遠されがちなスキルトレーニングですが、本来は選手個人の成長を最大化することでチームにもプラスの影響を与えるものであるはずです。

実際に強豪校などでは積極的にスキルコーチを呼んでトレーニングをしているチームも増えてきていますよね。そういった認識がもっと広がるように良い指導を選手に届け続けていきましょう。ではまた

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