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潰瘍性大腸炎の炎症コントロールにウォーキングをしましょう!というお話

本題に入る前に…

潰瘍性大腸炎を薬や治療だけではなく、自分の力でなんとかしたい方向けに記事を書いています。
特に潰瘍性大腸炎になったばかりでどうしたら良いかわからない人に、僕が文献を見て実践しやすい方法を何個かまとめたものですので、よろしければご活用ください。

さて、今回は潰瘍性大腸炎の人こそ運動をしましょう、というご提案です。

人間の腸内には細菌がおよそ1000種類、100兆個も生息していることが知られています。体の健康には、腸内にビフィズス菌や乳酸菌などの善玉菌が占める割合を増やすことが重要ですが、生活習慣の乱れなどでこの腸内細菌のバランスがおかしくなると、潰瘍性大腸炎が悪化する恐れがあると言われています。

運動…といっても、ハードな運動を行う必要はなく、20分程度のウォーキングを行うだけでも良く、ウォーキングや軽い筋トレを行うと、腸内細菌のバランスが健康な状態になることがさまざまな研究で示唆されています。

食物繊維を摂る、プロバイオティクス(ヤクルトとかに入ってます)などを摂取するといった食事で腸内細菌の健康をコントロールすることができますが、それに加えて運動でも腸内細菌の健康度を高めることができるのであれば、潰瘍性大腸炎の患者さんの病気に対する対抗手段がまた一つ増えることになります。

運動不足は潰瘍性大腸炎だけではなく、さまざまな病気のリスクを高めてしまうため、可能であれば生活の中に運動を取り入れたいものです。
調子が悪い時に運動するのが怖い…という方は、体調が良い時にでもお試し下さい。
薬や治療に頼る受け身の姿勢ではなく、潰瘍性大腸炎を少しでも自分の力で改善に向かうように能動的に行動をしていきましょう。


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