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3期目を終えたSeeDを振り返ってみる

株式会社SeeD代表取締役社長のshun@SeeD正社員募集中です。SeeD設立ようやく3期目が終わりました。決算処理はまだ完了していないですが(2024年9月14日現在)今回も振り返りをしていきたいと思います。
※2期目の振り返り記事はこちらです↓


はじめに

今期もあっという間に3期目が終わってました。
まずは実績の数値を振り返ってみます。

正社員数(入社予定込み)
2023年10月9日時点: 101人
2024年9月14日時点: 175人

売上高
1期目: 7627万円
2期目: 4億7465万円
3期目: 11億1059万円(見込み)

個人的には150人目標の売上9億程度を目標にしていたので多少の上振れをしたのではないでしょうか。ここから、具体的にどんなことがあったかを振り返ってみます。

良かった事

大手取引先が増えた

これは3期目で一気に増えたところ。ただ前までは大手企業の口座が一度開けば勝ち!!!くらいに思っていたのですが現実としては大手企業であればあるほど、部署ごとの縦割りなので、一気に横展開していくことはないし、BP企業をなるべく少なくしておきたいと思っている企業は多いので入り辛いし広げ辛い。

そして既存で入り込んでいる企業がいるのでそこに少しずつ入り込みPJに貢献しながらもっと広げて行きたいところですね。つまるところ結局人との繋がりです。

少なくとも困った時に一緒に乗り越えようとしない、ただの人出しのご本人系様企業には大手の開拓は難しいのだろうなとつくづく思います。それもあってSeeDは案件選択制という言葉を消しました。

とはいえ、なんでも会社の独断で決めるわけでもなく本人の性格や能力、重要視しているポイントを考えながら相談ベースで話は進めています。

人数が増えて圧倒的に体制案件が増えた

2024年9月8日時点で体制案件参画率は2/3程度、4月の時点では 1/2程度だったので少しずつ伸びてはいますね。ただこれチームでの計算方法だけど、お客さんは一緒だけどPJは別などをいれると80%弱くらいにはなる気はします。

メリットはたくさんありすぎるのですが、若手を入れることによる単価の付け替えによるリーダー陣の単価アップや、スキルコンバート、教育体制etc…。これは高還元SESと言われている企業の中で一番突出している部分かだと思います。もしSeeDよりその辺りが強い企業がいたら教えてください。

またこれもあって、SeeD内部の面談だけで参画が決まるケースもかなり増えたと思います。実際に一番大きいPJでいうとSeeDから30人入っており、未経験から入っているのが12人だが平均単価が72万をキープしています。(内100万台4人、80万台6人)

尚SeeD全体の平均単価は713,121円(2024年9月8日現在)ですが、高還元SESと呼ばれる企業の中でダントツだと思っています。

社員と個別に話す時間を沢山作ることができた

3期目は社員とご飯に行って話す時間を増やそうと期首に決めていました。
仕事の中のチャットやオンライン会議だけだと本音の話は聞けないと思っています。

実際に食事の中で、実は入社前にこんな事考えていたんですよね〜。とか入社後にあの時のxxxの出来事があって、SeeDに入社して本当に良かったと思ったんですよね〜。など食事に行かなかったら知ることがなかった嬉しい心の中が聞けたのはとても良かったです。

ただどうしても全員というのは難しいし、一人一人の時間も短くなったりするのは仕方ないので、同じように接することのできる本社メンバーをもっと増やして行きたいと思っています。

さらに本社メンバーの人数が増えた

本社人件費が〜〜〜〜〜という声もありますが、普通にSeeDは増やします。
理由としては大きくこの二つです。

仲間がたくさんいた方が楽しい
・仕事をこなすことは少人数でもできるがクオリティはどんどん上げていきたい

まずSeeDの本社メンバーを選ぶ基準は一緒にご飯を食べていたりお酒を飲んでて楽しいかどうか。これに尽きます。

結局仕事は忙しいし楽しい時もしんどい時もあるし、ミスもする。そんな時に一緒にいて楽しいかというのはとても重要だと思っています。SeeDの本社メンバーを知っている人はわかると思いますが、これ会社??ってくらい仕事もプライベートも仲がいいです。

というか境目があまりないことが多いです。エンジニア社員も勿論ですが、本社メンバーに関してもSeeDにいて良かったとなってお金にも困らないようにさせるために人生を賭けて仕事に取り組んでいます。本当にみんな良いメンバー。

自主的に協力してくれるエンジニアが増えた

体制案件のための協力
チーム参画を増やすためや、若手を入れるために、既存メンバーの協力は必要不可欠です。そんな時に、「自分の仕事に関係ないんで。」って言われたら終わりです。ただ実際そんな仕事への取り組みをしている人で仕事ができる人は見たことがないし、そうはなって欲しくないという思いが伝わっているのかみんな本当に協力的に動いてくれます。

広報活動のための協力
広報活動のためのインタビュー記事なども勿論こちらで色々考え人を選び依頼していますが、とても協力的ですし、こんな事考えてくれているんだなぁという気づきがとても多いです。実際に採用媒体から応募してきてくれた人がWantedlyの記事を見てSeeDがとても魅力的に思い面接に来ました。という人はかなり多いです。

イベント企画
SeeDの全社会や、飲み会イベントなど基本的に私が依頼しているわけではなく自主的に誰かが幹事をやっています。実際幹事をすると仕事にもつながる力を手に入れることができると思っています。

実際の人集めやスケジュール、調達、企画、想定外の事があった時のリカバリプランなど。
また幹事をやる人の色によって集まる人や雰囲気も変わるのも私は見ていて面白いなと思っています。ありがたいですね。

銀行とのお付き合いが増えた

よく無借金経営を正とする企業が見受けられますが、私はお金を借りれることは能力だと思っています。お金は借りれるだけ借りて、銀行との付き合いを深め実績を作るべきなのです。

今は必要ないからとか、資金があると言っていても思わぬ時に資金が必要になるものです。実績がないうちは借りれる額も決まっていたり保証会社が必要になります。実績を作ってプロパー融資を受けられる事を目指し、急遽事業資金が必要になった時に協力してもらえる関係性を作っていきます。

苦労した事

エンジニアの組織化は難しかった

2期目を終えた時のnoteにも書いていますが、何度考えても社内エンジニアの組織化は難しかったです。
全体を変えるわけではなく一部だけでやろうとも思いましたが、メリットよりもデメリットの方がどうしても増してしまうのです。
なので実際の案件内での体制化をもっと増やし、現場に顔出しに行けて管理ができるような案件を増やしていこうと思います。

税理士による合計マイナス4700万程度の損益予測のミス

SeeDでは期首に損益予測表をつけてその期の予算や採用計画を決め着地を予想しています。その後月締めをして差が大きく出た時はなぜそうなったのかを追求し当初の予定に合わせて行っています。

ただ今回はさまざまな税理士起因によるズレが生じました。
銀行から融資受ける前提で割とギリギリを狙って計画しているのもあり着地が初月からマイナスになりました。

・売上の仕分けのミスによりマイナス3000万ほどのズレ
・2期目の広告費の償却をミスり2期目の修正申告と3期目にマイナス300万のズレ
・採用数と売上伸ばすのを死ぬ気で頑張りようやくプラスの着地になったと思った時に労働保険料の漏れマイナス1400万。

最終的にあらゆる手段を使って綺麗な着地でリカバリしましたが、正直毎月生きた心地がしなかったです。毎回やっと回復したと思ったらまた次はどのくらいのズレがくるのだろうという不安があるので。

すぐにではないですが、流石に税理士は変える予定です。いつも税理士から上がってきたものを私や取締役がレビューして数値ミスをチェックするのがよくわからない….。そしてミスをした時に特に損害賠償請求できるわけでもない。

圧倒的にスケジュールに余裕が無くなった

当たり前ですが規模が大きくなるとSeeD社員も、顧客も、他社との付き合いも人数が増え、それぞれ昔と同じような時間を作ろうとすると物理的に詰めようとも溢れることになります。予定を事前に空けて埋めないようにしていても、結局優先度高いものが入ってきた時に予定を入れるしかなくなります。

これに関してはもはやそれが仕事みたいな所もあるので諦めていますが、重要度高くない予定などは断ったりすることするようになりましたし、不要な付き合いは積極的に切るようになりました。

本社メンバーの人数が増えて目が届きにくくなった

SeeDの本社メンバーは個々の能力は高いものの、マネージャークラスの人材がまだ生まれていない状態です。

基本的には作業の見える化ができるような仕組み作りになっていますがそれを今までは細かく深掘りしたりレビューしていましたが、ある程度一緒に仕事をしてきて感覚が合ってきた段階でレビューを任せたり、誰かが報告をまとめてするような形式に少しずつ移行していきました。

あとは実際に内部の本社の組織図も作成し誰が何をするべき役目なのかを意識させるようにしました。(モザイク有↓)

採用媒体での圧倒的敗北

1期目の終わり頃から色々な媒体での採用を行なってきており、全く上手くいっていない会社からすると良い方ではあるかもしれませんが、昔に比べて3期目は一気に媒体経由での採用率が下がりました。

様々な要因が考えられますし、仮説を立てて分析をして改善している状況ですが、採用が上手くいっている会社に比べると圧倒的に悪い状態です。

ここはこれからも改善すべきポイントだと思います。現時点はHPやLINE経由、リファラルが圧倒的に多い状態です。
何気にSeeDのHPのSEOはめちゃくちゃ良いが、もっとHPに情報載せたいので刷新予定です。

商流についてのnoteを妥協してしまった

よくSNSで議論になる所ではある商流の話だが、視野が狭かったり理解できていない人が多いので書こうとしたが、あまりにもケースが多くサルにでも伝わるように書こうとすると莫大な文章量になってしまい、妥協しました…。

再度書くとしても、それぞれのポジションのメリットデメリットを一覧化するくらいですかね。どこかのタイミングでまたチャンレンジする予定ではある…。(見たい人が多ければ)

※5211文字まで書いて没になった作品のスクショ

4期目以降の展望

各社の動向

伸びている会社がこれからどういう方向に行こうとしているのかとかは随時チェックしたり実際に社長さんに会って話聞いていますが、高還元SESというワードが飛び交うようになった頃から、良い意味でも悪い意味でも企業毎に差ができてきたなと感じていていますし、ここから3~5年の間にもっと差が広がり高還元SESから高還元SESへの移動が活発になったりM&Aも活発に行われていくと思っています。

SeeDは今明確な理想像がありそこに向かっていっていますが、そのうち高還元SESの括りを超えた企業になるつもりです。

社員数と売上高の数値目標

今まではあまり数値目標などを掲げていく事はありませんでした。
SeeD設立時も仲良い人が集まって3~5年後に30人くらいの会社になればいいかなと思っていたくらいなので。ただ今回より今考えている理想の会社にするために4期目と、5期目の2年間に関しては数値目標を掲げる事にしました。

具体的な数値はこちらです↓
・4期目 売上高: 20億  正社員数: 230名(入社予定込み)
・5期目 売上高: 30億  正社員数: 300名(入社予定込み)

よく高還元SESと呼ばれる企業は社員数だけを追っているように見えています。私はただの人だしSES企業にしたくないという思いがあり、平均単価や、売上高もちゃんと追っていきたいです。

極端な例ですが、未経験であってもどんな問題がある人でも応募に来た人全員に対して内定を出していれば人数目標は達成できます。(内容はさておき)
売上だけ求めていて社員を置き去りにしていては、離職も増え社員数も伸びません。なので売上高と正社員数の両方を高めていくことによってこの数値だけで会社自体が強いという事の証明にもなると考えました。

他社の経営者の方ならわかると思いますが5期目までにこの数値目標を達成している企業は今のところ見たことがないですし、相当ハードルは高いです。10年、20年かけてこの数値を達成するのは頑張れば難しい事ではないですが、5期目までにという後には戻れない時間制約があった中での圧倒的な実績を作っていきたいです。

他の意図としては内部の教育の一つでもありますが、人事チームはどんな人でも採用していれば数値成果は上がりますし、営業としてはより良い人だけを採用していれば、営業対象の人数も少なくなるし、すぐ案件が決まるので楽です。つまりこの人事と営業は部署目線で見ると相反するのです。

しかし数値目標を達成するためには人数だけでも売上高だけでもだめので部署間毎の協力が大事になってくるのです。
そして結果的に目標を決める前とは違う良い意味で摩擦が生まれるようになった気がします。毎月予実管理を行い数字を追っていく予定です。
参考: モザイクあり↓

さらなる大手取引先の開拓

他の高還元SESと言われる企業の取引先などを見てて思いますが、案件選択制を導入している企業は一貫して大手の取引先が無いように感じています。
それもそのはずで、ロースキル層を多く採用していたり、ご本人様系(エンジニアが案件を選んだり延長の有無を決める)をやっているとまともな企業が相手をするはずがないのです。
参考: "会社営業型 vs 案件選択制型"↓

ただ勿論それは企業がそれをわかった上で選択している事なので否定ではないですが、SeeDはもっと大手企業との取引を増やし、商流と単価を上げるのは勿論ですが、SeeD内部での面談で人のアサインを決められたりできるPJをもっともっと増やしていきます。そのためには営業力も大事ですが協力してくれる社員がいて初めて成り立ちます。

社員がSeeDに協力したい!!って思ってもらえるよう、もっと魅力的かつ社員にメリットを与えられるように努力していきます。
そして新規開拓もしつつ大手企業の取引を増やしコアBPとして表彰される企業を目指したいと思います。

最後に

ここまで見てくれてありがとうございました。
SeeDに少しでも興味が沸いたり今の会社に不満やある人は気軽にHP、LINEなどから問い合わせしてきてください。
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