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素の自分で話を聴き、自分らしさに気づく。
こんにちは!shumpei(野原俊平)です。
今日は、セミナーで学んだ「傾聴」について投稿します。
2024年5月15日、『コーチングよりも大切なカウンセリングの技術』の著者でもある小倉 広氏によって、「今一度学び直したい『傾聴』 ―一歩深める傾聴の実践力向上のヒント―」というセミナーが開催されました。
このセミナーを通じて、「傾聴」の本来の目的を学習することができました。
セミナー受講前は、「傾聴」は相手との信頼関係の構築に必要なんだ、との理解にとどまっておりましたが、そうではなかったんだ!ということが分かりました。
この投稿を通じて、「傾聴」の目的ならびに「傾聴」の技術の活かし方について、お伝えしていきたいと思います!
■ 「傾聴」とは?
そもそも「傾聴」とは何でしょうか?
広辞苑によると、次のように定義されています。
耳を傾けてきくこと。熱心にきくこと。
「傾聴」というのは、ただ聴くだけの営みではありません。
耳も心も傾けて、相手の話を真摯な態度で聴く、こういった行いを「傾聴」と言います。
なるほど、「傾聴」の定義については分かった。
しかし「傾聴」は何のためにやるのだ?という疑問が湧いてきます。
「傾聴」の目的とは何でしょうか?
■ 「傾聴」の2つの目的
このセミナーを受ける前の時点では、私は「傾聴」の目的を次のように理解していました。
「傾聴」は、相手の話を熱心に聴くことであり、その結果相手との信頼関係を築くことができる。
もちろん「傾聴」を通じて相手との信頼関係を築くことは重要であり、信頼関係抜きにはカウンセリングやコーチングを進めることはできません。
しかし、信頼関係を築くことは「傾聴」の本来の目的ではないんだ、とセミナーで学びました。
信頼関係を築くだけだと、「傾聴」はおまけのような存在になってしまう。
そうではなく、「傾聴」を通じて相手に次のような変化をもたらすことが重要なんだ、ということを学びました。
① 防衛機制をやめて、仮面を外す
② 本来の自然な成長を促す
それではこの2つについて説明していきます。
■ 「傾聴」の目的① 防衛機制をやめて、仮面を外す
1つ目の目的は、防衛機制をやめて、仮面を外すことです。
ここで、防衛機制とは何ぞや?と新たな疑問が出てきました。
参考書を調べると、防衛機制が以下のように定義されていました。
防衛機制は不安や抑うつ、罪悪感、恥などのような不快な感情の体験を弱めたり、避けることによって心理的な安定を保つために用いられるさまざまな心理的作用で、通常は意識して生じることはない
そして防衛機制は以下の4つに分類でき、それぞれの分類ごとに様々な防衛機制があることを学びました。
① 病理的防衛機制
② 未熟な防衛機制
例)退行、投影性同一化、理想化、投影、受動攻撃性、行動化
③ 神経症的防衛機制
例)抑圧、隔離、知性化、合理づけ、反動形成、打ち消し
④ 成熟した防衛機制
例)昇華、愛他主義、抑制
第一感、多すぎる…!と思いました!
そして理解するのにも時間がかかると感じました。
今回の投稿で1つ1つを丁寧に説明していくことは難しいので、このうち「抑圧」を例にとって、自らの経験をベースに説明していきます。
参考書によれば、「抑圧」は以下のように定義されています。
抑圧は、自我を守るために、不安・恐怖・苦痛・悲哀・怒り・攻撃心といった不快感を生み出す感情や欲望を無意識に抑え込む働きである。
これを自分と照らし合わせると、以下のような経験が浮かび上がってきました。
2023年4月、研修医として過重に感じる労働を課され、不安や苦痛といった感情を強く感じていました。
このような負の感情を抱きたくないと、次第に「無の感情」で働くようになりました。
こういうのを「抑圧」というのでしょうか?
このエピソードをカウンセリングにて話しているときに、次第にその感情を思い出してきて、「こういう感情を抱いていたんだ」と自分自身に素直になることができました。
■ 「傾聴」の目的② 本来の自然な成長を促す
「傾聴」のもう1つの目的は、本来の自然な成長を促すことです。
自分自身に対して素直になれると、誰かに言われたわけでもないのに、様々なことに好奇心が湧いたり、興味のあることややってみたいことが思いついてきます。
赤ちゃんが誰にも言われたわけではないのに、寝返りを打てるようになったり、ハイハイができるようになったり、独り立ちができるようになったりするのと似ていますね。
嘘偽りのない、本来の「ありのままの」姿が引き出されていくのです。
あたかも、こどもが元気に遊んでいるときに、きらっとその子の個性が輝くかのように。
すると、その人オリジナルの魅力や活力が発揮されていき、唯一無二の価値が提供されていくのです!
■ アクションアイデア
「傾聴」の目的を学習し、得られた最大の学びは、素の自分で相手と向き合うことで、相手の仮面が外れてその人らしさが見えてくる、という事でした。
まずは素の一個人として相手と向き合わないと、相手も素直になれない。
カウンセラーっぽく、作られた聞き方をすれば、相手は作られた回答しかしない。
ありのままの姿で相手に好奇心を持って、傾聴を進めていく、というのが大事なんですね!
なるほど!
確かにありのままで過ごしている時の自分は楽だなあ、と、これまでの経験を振り返ってもそう思います。
例えば、ロードバイクで北海道を一周したい!と思った時に、これを実現するために必要な知識や技術、経験を積んでいき、実際にロードバイクで北海道を一周できた時は感無量でした。
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この時は素直な気持ちで好奇心に従って、自分の興味のあることに集中し、コツコツ努力するという才能を使って成果を出せた一例だったと思います。
まずは日常生活において、自分自身が素直でいることを大切にして、1つ1つの出来事に対して抱く感情を大切にして、真摯に向き合い、深く味わおうと思います。
そうすれば、相手の話を傾聴するときにも、相手の感情に深く共感することもできるでしょう。
■ まとめ
このセミナーを通じて、深い学びが得られました!
傾聴の2つの目的だけでなく、「傾聴」の技術を磨くために自分自身がしたいことは何かアイデアがまとまりましたし、「傾聴」を通じて達成したい目的も明らかになりました。
傾聴の本来の2つの目的とは、以下の通りでした。
① 防衛機制をやめて、仮面を外す
② 本来の自然な成長を促す
そして、「傾聴」の技術を磨くために自分自身がしたいこととは、一言で言うと自分自身に素直になることでした。
さらに「傾聴」を通じて達成したい目的は、一言で言うと相手の自分らしさが見える状態をつくることでした。
このセミナーで得られた知恵を、今後の人生において活かしていこうと思います。
最後までご覧いただき、ありがとうございました!
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