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持続不可能な日本、不安定な世界①

Covid-19という脅威なウイルスの影響はあったにせよ、パンデミック後のインフレ、上がらない実質賃金、効果的な対策を講ずることができない政治、、、もう僕たちはこの日本で暮らしていけるのか?という疑問が沸々と湧いてきています。
なんとなく生きづらさを感じる日本、海外移住を決断する人も増えていると聞きます。
まず、どんな問題があるのか、まとめてみました。

①少子高齢化
②都市部への集中
③低いままの既婚率
④政治の劣化
⑤多様性のない社会
⑥上がらない実質賃金


思いついただけでもこれだけあります。

上記をひとつひとつ掘り下げていきたいと思います。まずは①少子高齢化

筆者はちょうど就職氷河期世代の40代サラリーマンです。
ロスジェネ世代とも言われているかな。
両親は団塊の世代と言われた、まさにベビーブーム真っ最中の世代です。なので当然、僕らの世代も子どもができて当たり前、みたいな印象をもたれがちですが、そこへ就職氷河期がやってきます。
すべてはバブル崩壊からの不景気と、そこから効果的な対策を打てなかった政治が原因です。

正規での就職が極めて難しく、運良く就職できたとしても、非正規雇用か、はたまた長時間労働、低賃金のブラック企業です。
非正規雇用の場合は当然、低賃金ですね。

お金に余裕がないとデートもできない、当然出会いの場も増えません。合コンもなかなか行けませんからね。
そうすると、交際するのも難しくなります。
交際したくても、できないのです。
当然、未婚率が高くなります。
運良く結婚できたとしても、子どもを産む、育てるにはお金がかかりますよね。
子どもにかけるお金がないと、子どもを持てなくなります。

またお金以外が原因で子どもを持とうと思わない人が多くなりました。
それは日本の子どもに対する寛容さがなくなってきているからです。
最近、電車の中で子どもが泣いているのを見て激怒する老人の話をネットニュースで見ました。その老人は子どもを泣き止むことができない親に対して怒っているのです。
それ以外にもベビーカーが邪魔で嫌な顔をする大人や、待機児童の問題など、お金以外の部分で子どもを持つことに対してのリスクが増えてきています。

それならば、子どもなんかいなくてもいいじゃん、という人が多くなっているのは間違いありません。
これがもう30年以上は続いています。
若者の貧困化が少子化の根本原因ではありますが、社会の子どもに対する寛容さがなくなってきていることも少子化の原因の一因になっています。

団塊の世代がまもなく65歳以上の高齢者になります。
そして上記の状態が約30年続いてしまったため、これからは少子高齢化が加速します。
少子高齢化になるとどんなことが起こるでしょうか。

一橋大学のある名誉教授の話しだと、今の年金制度は2040年代前半には破綻するそうです。
年金支給額が厚生年金の積立金を超えてしまうそうです。
2040年というと、ちょうど僕らが60歳を超えたくらいです。将来の年金は期待できません。

少子高齢化だと公共のインフレが脆弱になります。高齢者は足腰が弱くなるため、バスやタクシーでの移動が必須になります。
しかし少子化のため、労働人口が少なくなり、どこも労働力の取り合いになります。
もうすでに、一部の路線バスでは路線の縮小や休止などのニュースが飛び込んできました。
これからはもっと増えるでしょう。
特に地方ではもともと若い労働力が少ないので、それが顕著になります。
そうすると都市部へと移動する高齢者が増えるでしょう。ただし都市部でも、人手不足は起きていますので、バスの場合は運行本数の減少、タクシーがなかなか捕まらないなどの弊害が起こります。これからはより、混雑や移動に時間がかかるなど覚悟しなければなりません。

高齢者が増えると介護需要が高まります。しかし介護職の報酬は低いままなので、成り手が増えません。
最近、介護職の報酬を月に6,000円増やす法案を与党が決めたというニュースを見ました。明らかに足りません。
このままだと、海外からの安い労働力に頼らざるを得ません。安い労働力ですので、東南アジアあたりの方たちでしょうか。
これから移民受け入れが多くなるそうです。
移民の人たちが増えるとどうなるでしょうか?窃盗や強盗などの軽犯罪が増えます。また日本という独特のコミュニティーに馴染めず、日本人との軋轢が増えてきます。

どうでしょうか。

軽く今の状態でこれから日本はヤバくなるんではないかと考えずにはいられません。

今回はまず、少子高齢化について書いていきましたが、まだまだヤバいことだらけです。

次回も楽しみにしてください。

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