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第十回:祝一周年特別企画「最近読んだおすすめ本!」レポート

おかげさまで我が読書会も、8月で一周年を迎えることができました!!

本当にありがとうございます。

いつも場所を提供してくださっているplateau books様には、さまざまにご協力をいただき、大変ありがたく思っています。

またご参加いただく皆さまも、みなさん良い人ばかりで、これまで何のトラブルもなく運営することができました。

ご縁に恵まれたことに感謝です。

これからも、ささやかながら楽しい時間になるように、会をブラッシュアップし続けたいと考えております。

コロナの影響で制限される部分もありますが、会場の換気の徹底はもちろんのこと、参加者の皆さまの手指消毒、マスク着用のご協力をお願いし、また、検温も実施しながら、慎重かつ有意義なコミュニケーションの機会を模索していきたいと考えています。

どうか引き続きご愛顧くださいませ!

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今回は一周年の特別な月だからこそ、いつもと違う会にしたいと思い、

参加者皆さんのおすすめ本を紹介していただくことにしました。

いつも以上に盛り上がり、なんと予定終了時間を大幅にオーバーしてしまいました。

なかには立派なレジュメを作成してくださった方もいて、主催者として感無量でした。

好きな本を語る時の情熱は、見ているこちらにも伝わってくるものですね。

レジュメは別途facebookグループの方へ掲載しています!

そちらも合わせご覧ください♪


最後には投票を行って、今回紹介された本の中から読みたい本を各参加者に選んでもらいましたよ!

投票結果は一番最後に掲載してあります。

どの本が1位になったのでしょうか???


それでは取り上げられた本について、発表された順に掲載していきたいと思います。

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【Hさんのおすすめ本】
1.スタニスワフ・レム『ソラリス』:ポーランドのSF作家。映画化でも有名な作品。

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2.『恐ろしい話(ちくま文学の森)』筑摩書房:人間の恐ろしさを集めた幻想小説集。

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3.白石かずこ『砂族』:詩集 1982年藤村歴程賞受賞

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4.マルキド・サド『ジェロームの神父』:江戸時代の言葉を多用して翻訳してある澁澤龍彦の仕事にも注目。絵は会田誠。

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【Mさんのおすすめ本】
1.斎藤明美『捨てられない荷物』:著者は昭和の大女優、高峰秀子の養女。著者の目線で高峰秀子の生い立ちについて語っているエッセイ。幼いころより親類に搾取されてきた高峰氏の日常について。

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【Mさんのおすすめ本】
1.バートン・ビッグス『ヘッジホッグ-アブない金融錬金術師たち』:著者は元モルガン・スタンレーの大物ヘッジファンド屋。金融界で勝ち続ける猛者たちに焦点を当て、その人物像に迫っていった話題作。

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【Tさんのおすすめ本】
1.松山猛『少年Mのイムジン河』:ニシナリ地区を舞台にした、在日朝鮮人の話。イムジン河が歌いたくなる本。

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【Kさんのおすすめ本】レジュメあり!
1.開高 健『オーパ!』:1977年より雑誌『PLAYBOY』で企画された紀行シリーズ。Kさんご自身がジャーナリストを目指すきっかけとなったそう。

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2.菊池治男『開高 健とオーパ!を歩く』:33年後にもう一度オーパ!の足跡をたどっていった、開高健担当の編集者目線で書かれた回顧録。

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3.高橋 昇『旅人 開高 健』:開高健と世界中を旅した同行カメラマンが、その魅力を未公開写真やエピソードを交えて偲ぶ。

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【Oさんおすすめ本】レジュメあり!
1.NHK『哲子の部屋』制作班 (著)、 國分 功一郎 (監修)『哲子の部屋Ⅰ: 哲学って、考えるって何? 』:HNK Eテレの同名番組を本にしたもの。そもそも人は考えるのではなく考えさせられる。哲学を学ぶとは概念を体得すること。

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2.NHK『哲子の部屋』制作班 (著)、 國分 功一郎 (監修)『哲子の部屋 Ⅱ: 人はなぜ学ばないといけないの?』:人は実はみなバラバラの世界を生きている。すべての生物は、それぞれ異なる空間と時間を生きている、環世界という概念について。

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3.NHK『哲子の部屋』制作班 (著)、千葉 雅也 (監修)『哲子の部屋 Ⅲ: “本当の自分”って何?』

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【Nさんのおすすめ本】
1.近藤史恵『歌舞伎座の怪紳士』:ニートの少女がある日、祖母から1回5,000円で歌舞伎を観に行くアルバイトを頼まれる。ミステリータッチのハートウォーミングストーリー。

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【N子さんのおすすめ本】レジュメあり!
1.萩原規子『もうひとつの空の飛び方~「枕草子」から「ナルニア国」まで~』:ファンタジー作家による名作紹介。デビュー作『空色勾玉』におけるエピソードなど。

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【管理人のおすすめ本】
1.ロビン・ハンソン 、 ケヴィン・シムラー、 大槻敦子 訳『人が自分をだます理由-自己欺瞞の進化心理学-』人は生存競争をかけて他人をあざむくのはもちろんのこと、無意識に自分自身をも欺いている。いわゆる善意、利他に見せかけた自己欺瞞を暴き出す。

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2.石井妙子『女帝 小池百合子』:都知事選前に発刊された話題作。丁寧で綿密な取材にもとづく、女性初の都知事について真の姿を描き切ったノンフィクション。

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★~投票結果発表~★

第九回:一周年特別企画「最近読んだおすすめ本!」

1位:3票 マルキド・サド『ジェロームの神父』
内容も衝撃的でしたがそれ以上にプレゼンテーターの熱量に圧倒されました

2位:2票 開高 健『オーパ!』
人たらし開高健の魅力を3冊に渡って語っていただきました

3位:1票 斎藤明美『捨てられない荷物』
昭和の大女優はどのような時代に生きたのか。思いを馳せる一冊です

3位:1票 石井妙子『女帝 小池百合子』
告発本ともいえる女性政治家の権謀術数は一読の価値ありでしょう


2020年8月2日日曜日開催

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【参加者募集】

「週末の夜の読書会」は毎月一回開催しています。

いっしょに文学を語りませんか?

ご参加希望の方は、
・氏名
・性別
・参加する課題本の回
を明記し、下記のいずれかの方法で事務局へ直接ご連絡ください。

・Facebookよりメッセージ(@shumatunoyoru)
・メールで連絡:shuumatuno46@gmail.com

*参加資格:課題本の読了!

たくさんのご参加お待ちしています♪

【読書会スケジュールはこちら↓】


文学は人生を変える!色々な気付きを与えてくれる貴重な玉手箱☆自分の一部に取り入れれば、肉となり骨となり支えてくれるものです。そんな文学という世界をもっと気軽に親しんでもらおうと、読書会を開催しています。ご賛同いただけるようでしたら、ぜひサポートをお願いします!